焦らず対応!子供の急なアレルギー症状への応急処置法

dagon_ / Pixabay

「突然子供にアレルギー症状がでた!?どうしよう」

そんな時に、焦らず対応するために今すぐできる緊急時の判断から応急処置までをわかりやすくまとめました。

順番に落ち着いて対応しましょう。

 

 

 

 

 

 

1.助けを呼び119番通報とAEDの依頼

まずは、周りの人に助けを求めます。

「子供が急変しました。誰か来てください」と大声だしてください。

次に、119番通報とADEの依頼をします。

その際、しっかりと依頼する人に向けて指を差して「あなたは119番通報をしてください」「あなたはAEDを持ってきてください」と伝えます。

周りに人がいない場合は、「2.エピペンを持っていますか?]へ進みます。

 

 

 

2.エピペン︎を持っていますか?

・エピペンを持っている→「3.子供から目を離さず、まず緊急性の確認を」へ

・今は手元にない、もしくは何のことだかわからない→今すぐ119番

 

 

 

3.子供から目を離さず、まず緊急性の確認を

突然、アレルギー症状が出ても子供から目を離さないようにしてください。

そして、慌てず下記の項目をチェックします。

どれか一つでも当てはまれば、すぐにエピペンを注射します。

 

3-1.全身状態

  • ぐったりしている
  • 意識がもうろうとしている
  • おしっこやウンチをもらす
  • 脈が触れにくい、触れても不規則
  • くちびるや爪が青白い

※一つでも当てはまれば→「4.すぐにエピペンを注射」へ

 

3-2.呼吸の状態

  • のどや胸が締め付けられて苦しい
  • 声がかすれている
  • 犬が吠えるような咳(せき)をしている
  • 息がしにくい
  • ひどく咳(せき)込む
  • ゼーゼーしている

※一つでも当てはまれば→「4.すぐにエピペンを注射」へ

 

 

3-3.その他

  • がまんできないお腹の痛み
  • 繰り返し吐く

※一つでも当てはまれば→「4.すぐにエピペンを注射」へ

もし、どれも当てはまらない場合は→「9.緊急性のない場合」へ

 

 

 

 

4.すぐにエピペン︎を注射

慌てず以下の順番でエピペンを注射します。

アレルギー症状の起きている本人が注射できない場合、緊急時に居合わせた保護者、教職員、保育士などが代わりに注射してください。

 

4-1.準備

1

  • 携帯用ケースのカバーキャップを開ける
  • エピペンを取り出す
  • オレンジ色のカバーが下になるように利き手で握る
  • 反対の手で青色の安全キャプを外す

 

4-2.太ももに注射する

2

  • オレンジ色の部分を、太ももの前外側に直角になるように当てる
  • 「カチっ」と音がするまで強く押し付ける
  • 押し付けたまま数秒間待つ(3〜10秒)
  • ゆっくり垂直にエピペンを抜く

※緊急の場合は衣服の上からでも注射することができます。その際は、ポケットの中身は先に出しておきます。

 

4-3.注射ができたか確認

3

  • 写真のように注射後に、オレンジ色のカバーが伸びていれば注射はできています。
  • もし伸びていなければ「4-1.準備」へ戻り再度注射を行います。

 

 

4-4.ケースへしまう

4

  • 注射後は、エピペンが入っていたケースへ戻します。
  • 注射後は下の写真のようにケースのフタが閉まらないので無理に押し込まないように注意してください。

 

5

注射が終わったらすぐに救急車を呼びます(119番)

 

 

 

 

5.救急車を呼ぶ(119番)

助けを呼び、救急車の依頼はできているでしょうか。必ず確認しましょう。

もし、依頼ができていなかったり、通報できていなければ、今すぐ119番通報をしてください。

慌てずゆっくりと情報を伝えましょう。

伝えるポイントは、

  • 救急であること住所を伝えること
  • いつ、誰が、どうなったのか
  • 今どんな状態なのか
  • 通報している人の名前と連絡先、です。

慌てなくても電話のオペレーターが質問しますので、それに落ち着いて答えましょう。

 

 

 

6.安静にして救急隊を待つ

救急車を待っている間は安静にします。

症状が悪化することがあるので

× 立たない

× 歩かない

× 無理に体を動かさない

× 抱えて運ばない、ようにします。

以下を参考にして安静な姿勢をとり、子供から目を離さないようにします。

 

6

(出典:食物アレルギーの診療手引き2014)

 

  • あお向けに寝る
  • 足を30cmほど高くするこのようにします。ただし、吐き気がある・もどしてしまう場合や、
    仰向けでは呼吸が苦しい場合は以下のようにします。
    ※吐き気、もどしてしまう場合


 

7

(食物アレルギー緊急対応マニュアル(東京都))

吐いたものでのどを詰まらせて、吸ができなくなることがあるので、顔と体を横に向けます。

 

※呼吸が苦しくてあお向けになれない場合

8

(食物アレルギー緊急対応マニュアル(東京都))

椅子などに座わり後ろに寄りかかる姿勢にするか、上半身を起こした姿勢にします。

 

 

 

7.内服薬を飲ませて安静にする

事前に医師から処方があり、薬が飲める状態なら薬を飲ませます。

意識の状態が悪い場合は、無理に飲ませないように注意してください。

薬の種類は

  • 気管支拡張剤
  • 抗アレルギー剤
  • 抗ヒスタミン剤
  • 副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)、などがあります。

 

 

8.反応がない呼吸がない時は、すぐに心臓マッサージを

一度症状が落ち着いても、再度悪化する場合もあります。

子供から目を離さずにしっかり観察しましょう。

もし、

  • 呼びかけたり、叩いても反応がない
  • 呼吸もおかしい、呼吸をしていない

という場合にはすぐに心臓マッサージ、
人工呼吸、AEDの対応が必要です。

今すぐ、こちらを確認してください。日本医師会救急蘇生法:http://www.med.or.jp/99/cpr.html

 

 

 

9.緊急性のない場合

「3.子供から目を離さず緊急性の確認」で、どれにも当てはまらなかった場合は、以下の手順で対応してください。

9-1.内服薬を飲ませる

事前に医師からの処方があり、薬が飲める状態なら薬を飲みます。

薬の種類は

  • 気管支拡張剤
  • 抗アレルギー剤
  • 抗ヒスタミン剤
  • 副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)、などがあります。

 

9-.安静な姿勢にする

症状が悪化することがあるので

× 立たない

× 歩かない

× 無理に体を動かさない

× 抱えて運ばない、ようにしてください。

以下を参考にして安静な姿勢をとり、子供から目を離さないようにしてください。

6

(出典:食物アレルギーの診療手引き2014)

  • あお向けに寝る
  • 足を30cmほど高くするこのようにしてください
  • 「赤」→「黄色」→「青」の順番にチェックを進めてください。
  • 子供から目を離さず5分ごとに下のチェックシートを使って子供の様子に注意してください。
  • アレルギーには、時間の経過とともに症状が悪化するものがあります。

9-3.5分ごとに症状チェックシートで確認する

9

(よくわかる食物アレルギー対応ガイドブック)

 

 

 

10.急時に落ち着いて対応するために事前にできること

10-1.医師に確認

事前にアレルギーを持っていることがわかっていれば、万が一のことに備えて緊急時の対応を、医師に確認しておきましょう。

処方された薬やエピペンについても、いつ、どんな時に使用すればいいのか確認します。

 

10-2.エピペンの使い方の練習

いざという時に必要なエピペンの注射。

ただ、ほとんどの方が注射なんてしたことがないと思いますし、子供に打つなんて抵抗を感じると思います。

そのような緊急の場面で、応急処置ができないことのないように、事前の練習が大切です。

エピペンを処方されると、練習用のトレーナーが付いてきますので、何度も繰り返し練習しましょう。

エピペンのホームページに、詳しく使用方法が紹介されていますので、確認して緊急時に備えましょう。

エピペンホームページ:http://www.epipen.jp/

また、各地でエピペンの取り扱いに関する講習会が開かれています。

インターネットを使って、「エピペン 講習会 ○○(地名)」と調べることができます。

例えば東京に住んでいるのなら、「エピペン 講習会 東京」と調べると、東京で行われるエピペンの講習会情報を探すことができます。

 

10-3.常に薬やエピペンを携帯する

エピペンは応急処置として使うものです。

ですので、緊急時に手元になければいけません。

  • 自宅ではいつも手の届く場所に置く
  • 外出時は携帯する

このことを忘れないようにしましょう。

 

10-4.緊急時に慌てないためのツール

どれだけ事前の準備や練習をしても、緊急時はどうしても焦ってしまいます。

そんな時は、これらのツールが手元にすぐにあると安心できます。

印刷をしてエピペンと一緒に準備しておきましょう。

 

 

 

11.まとめ

子供に突然アレルギー症状が出ると焦ってしまい、応急処置ができなくなってしまうことがあります。

今回は、そんな緊急の場面でも、焦らず応急処置ができるようにわかりやすくまとめました。

いざという時の応急処置は、助けを呼ぶ、エピペンを注射する、救急車を呼ぶことです。

ぜひ、お役に立てていただければ嬉しく思います。

 

 

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