食欲不振を解消!胃痛、胃もたれに悩まず美味しく食べる方法

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「食欲不振で、1週間で5kgも痩せた」 こんな話を聞いて、あなたはどう思うでしょうか。

もしかしたら、 簡単にダイエットができて、 羨ましいと思う人がいるかもしれません。

しかし、食欲不振による体重減少は、 命の危険があるため、注意が必要です。

例えば、朝食が食べられないと、 高齢者に多い、骨が弱くなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が、 若年者にも起こることがあります。

他にも、食欲不振は栄養失調を引き起こします。

タンパク質の一種であるアルブミンが減少すると、 動脈硬化を起こして、 脳梗塞や心筋梗塞の原因となることがわかっています。

栄養不足による身近な問題は他にもあります。

・やる気がなくなる
・集中力がなくなる
・イライラする
・むくみやすくなる
・肌が荒れる
・免疫力が低下する
・風邪や病気になりやすい
・筋肉が弱くなる

このように、食欲不振に伴う体重減少は、 様々な健康被害の原因になります。

では、なぜ食欲不振になるのでしょうか。

食欲不振の原因はいくつかありますが、 胃の痛み、胃もたれ、胃のむかつき、 嘔吐などの症状がみられる場合には、 胃潰瘍をはじめとした胃の病気の可能性があります。

胃潰瘍といえば、ストレスで胃に穴が空いてしまい、 手術が必要になる病気というイメージがあると思います。

しかし、それは一昔前のことで、 最近は、手術をせずに治る病気になりました。

食生活を見直したり、 ストレスを解消することで治るのです。

ただし、早く対処しないと、 いつまでも治らない慢性的な胃炎や、 胃がんの可能性も出てきてしまいます。

そうならないためにも、あなたの食欲不振の原因を理解して、 美味しく食事が取れる健康な体を取り戻しましょう。

今回は、胃の不調からくる食欲不振について、 その原因や、今からできる改善方法をお伝えします。

ぜひ参考にしてください。

 

 

 

1.食欲不振の原因は胃の病気?!

食欲不振となる原因には様々なものがあります。

例えば、食べ過ぎた後は食欲が低下しますし、 風邪や夏バテでも食事が喉を通らなくなります。

テストや会社のプレゼンの前など、 緊張する場面でも食欲は低下します。

他にも、仕事でヘトヘトになった後や、 悩み事がある時にも食欲がわかなかった経験が、 あるのではないでしょうか。

改めて考えてみると、 食欲不振は身近なものだと気づきます。

ただ、そのほとんどが一時的であるため、 普段はあまり気にしていなかったのではないでしょうか。

しかし、そんな食欲不振も、 長く続くと何かの病気なんじゃないかと心配になります。

実際に、内臓の病気やガン、精神的な悩みからくる拒食症、 不規則な生活やストレスによる自律神経失調症など、 食欲不振となる病気は数多くあります。

その中でも多いのは、 胃の痛み胃もたれ胃のムカムカ、吐き気からくるものです。

このような不快な症状からくる食欲不振は、 胃の病気が隠れている可能性があります。

 

 

 

 

2.食欲不振になる5つの胃の病気

ここからは、 食欲不振の原因となる病気について詳しくお伝えしていきます。

 

2-1.胃潰瘍(いかいよう)

「ストレスで胃に穴が空きそう」 こんな会話を耳にしたり、 実際に口に出したことがあるでしょうか。

これは、胃潰瘍と言われる、 胃に穴が開いてしまう病気のことを表しています。

胃には、口から食べた食物を細かくする消化作用がありますが、 これは、胃から出る胃酸の働きによるものです。

胃酸は食べ物を溶かすほどの強い酸性の消化液ですが、 本来は自分の胃は傷つけないように、 粘膜(ねんまく)と言われる壁で守られています。

しかし、ストレスによって胃酸が過剰に分泌されると、粘膜が傷つき、自らの胃を溶かしてしまいます。

これが胃潰瘍と言われるものです。

40代から60代に多く、 欧米に比べて日本人に多く見られる病気です。


・胃潰瘍の原因

昔から言われている胃潰瘍の原因としては、 ストレスや暴飲暴食があります。

胃を刺激するような辛いものや冷たいもの、 喫煙や飲酒も原因となります。

タバコは胃潰瘍の発症率を4倍にも高めるとも言われます。

さらに、このような昔から言われる原因とは別に、 近年はピロリ菌や鎮痛薬による胃潰瘍が増えています。

ピロリ菌という細菌に感染すると、 胃を保護する粘膜が弱くなるため胃酸で胃が傷つきやすくなります。

ピロリ菌による胃潰瘍は、 全体の70%になるとも言われています。

また、ロキソニンを代表とする痛み止めは、 副作用で胃の粘膜を荒らしてしまうため、 胃潰瘍の原因になります。

病院で痛み止めが処方されると、 一緒に胃薬も出されると思いますが、 これは副作用から胃を守るための薬です。

 

・胃潰瘍の症状

食後の胃痛や空腹時のみぞおちの痛み、 胸焼けやゲップなどの胃のむかむか、 黒い便、貧血、背中の痛みがあります。

胃の働きも低下するので食欲不振にもなります。

 

・胃潰瘍の治療

病院で行われる治療は薬と手術があります。

昔は胃潰瘍は手術で治すというのが当たり前でしたが、 最近は手術しなくても治るようになりました。

まず、胃潰瘍の原因となる過剰な胃酸の分泌を抑える薬や、 胃の粘膜を保護する薬、 胃の血流を増やす薬が処方されます。

胃潰瘍の原因が鎮痛薬による場合には、鎮痛薬の使用を中止します。

さらに、ピロリ菌が原因の場合には、 ピロリ菌を除菌する薬を服用します。

胃に出血が見られる場合には、 黒い便や貧血症状が見られますが、そのような場合には、内視鏡で処置がされます。

内視鏡による処置とは、 先端にカメラのついた管を口や鼻から入れて、 胃の中の状態を確認しながら直接的に出血を止める薬を塗ったり、 レーザーで焼いて出血を止めるものです。

しかし、内視鏡では出血が止められない場合や、 症状がひどく胃の壁に穴が開いている場合などは お腹を開いて胃を切除する手術が行われることがあります。

2-2.急性胃炎

急性胃炎とは、 胃の粘膜に炎症が起きるもので日常的にみられる病気です。

簡単に言えば、胃に負担がかかることが原因であるため、 胃を休めれば治るものです。

しかし、急性胃炎を繰り返していると、 治りの悪い慢性胃炎になることがあるため注意が必要です。

 

・急性胃炎の原因

胃に負担がかかるような、暴飲暴食やストレスが原因となるものから、 アレルギーによる胃の炎症もあります。

具体的には、次のようなものがあります。

・不規則な食生活
・アルコールやコーヒーの過剰摂取
・香辛料の過剰摂取
・タバコ
・薬の副作用(鎮痛剤や抗生物質)
・食物アレルギ
・インフルエンザ

 

・急性胃炎の症状

胃痛や胃の不快感、胃のむかつきや嘔吐、 胃の膨満感や胃もたれ、下痢、食欲不振があります。

急性と言われるように短期間で症状が現れます。

また、中には強い痛みや血を吐いたり、 便に血が混ざることがあります。

このような場合には重症の急性胃炎と言われます。

 

・急性胃炎の治療

軽症の場合には、食生活の見直しやストレスの解消、 原因となる薬の中止で自然に治ります。

症状のひどい場合を除き、 自宅療養で治るということです。

病院を受診すると、胃酸の分泌を抑える薬や、 胃の粘膜を保護する薬が処方されることがありますが、
胃に負担をかけないことが重要です。

また、胃の出血が見られる場合には、 内視鏡を使って止血をすることがあります。

嘔吐や吐き気で食事がとれない場合には、 点滴で栄養補給がされることもあります。

 

2-3.慢性胃炎

急性胃炎が短期的に症状が現れて、 その原因を取り除くと回復するのに対して、 慢性胃炎は、胃の炎症が繰り返されることにより、 胃が荒れてしまうため、回復に時間がかかると言われます。

 

・慢性胃炎の原因

以前は、加齢に伴い、 粘膜の働きが低下することが原因だとされていました。

しかし、現在はおよそ80%が、 ピロリ菌の感染によるものだとわかっています。

また、急性胃炎を繰り返すことも、 慢性胃炎になる原因の一つです。

 

・慢性胃炎の症状

慢性的な炎症が起きて胃の働きが低下するため、 食欲不振、胃痛、胸焼け、胃のむかつき、胃もたれ、 食後の腹痛などの不快な症状が見られます。

また、中には自覚症状がないものもあります。

 

・慢性胃炎の治療

現在は、ピロリ菌によるとのが多いと考えられているため、 ピロリ菌を除菌するための、 抗生剤の服用が主になっています。

また、胃酸の過剰な分泌を押させる薬や、 胃の粘膜を保護する薬が処方されることもあります。

 

2-4.神経性胃炎(ストレス性胃炎)

急性胃炎や慢性胃炎は、胃酸の分泌が過剰になり、 胃に炎症が起きることが原因です。

しかし、中には検査をしても、 胃に炎症は見つからないにも関わらず、 胃痛や胃もたれなどの胃炎症状が見られることがあります。

これを、神経性胃炎、 もしくはストレス性胃炎と言います。

 

・神経性胃炎の原因

胃には異常が見られないのに、 なぜ胃炎症状が起こるのでしょうか。

それは、主にストレスによって、 自律神経のバランスが崩れることが原因です。

自律神経とは、胃の働きを含め、 内臓や神経、血管の働きを調節する神経です。

ストレスが積み重なると、 この自律神経が乱れて、胃の働きが低下するため 胃炎と同じような症状が現れます。

ここで言うストレスとは、精神的なストレスだけではなく、 過労などの身体的な負担も含まれます。

胃は、ストレスの影響を敏感に感じ取ると言われ、 4人に1人が神経性胃炎だとも言われるほど、 多くの人が悩む病気です。

 

・神経性胃炎の症状

胃炎と同じような、 食欲不振、胃痛、胃もたれ、胃のムカムカや、 腹痛などが見られます。

これらと合わせて、 胃酸が逆流したり、睡眠不足になることがあります。

 

・神経性胃炎の治療

急性胃炎や慢性胃炎とは違い、 胃には炎症が起きていないため、 胃の働きを整えるような治療が中心となります。

例えば、胃の働きを活発にする薬や、 胃の粘膜を保護する薬が処方されます。

また、ストレスを和らげるために、 抗うつ薬や漢方薬が処方されることもあります。

 

2-5.胃がん

胃がんは40代以降に多いがんで、 近年は男性のガンによる死亡数の第2位、 女性の第3位が胃がんによるものです。

胃がんの多くが、 健康診断や人間ドックで見つかっています。

 

・胃がんの原因

タバコや不規則な食生活、 ピロリ菌に長期間感染することが原因とされます。

特にピロリ菌に関しては、 胃がんの90%以上が感染しているとされます。

 

・胃がんの症状

胃がんは、自覚症状がない場合があり、 気づいた時には、かなり進行していたと言うこともあります。

具体的な症状は、 食欲不振、胃痛や胸焼け、吐き気など、 胃炎症状と似ています。

 

・胃がんの治療

胃がんの治療は、手術、抗がん剤治療、 免疫細胞療法、放射線療法、陽子線治療、 重粒子線治療があります。

手術では、 胃にできたがん細胞を取り除きます。

他の部位にがんが転移していれば、 その部分も取り除くことがあります。

抗がん剤治療は、 薬を使ってがん細胞を破壊する方法です。

抗がん剤には、 飲み薬と注射薬の2種類があります。

しかし、この薬は、がん細胞だけではなく、 正常な細胞まで攻撃してしまうことがあり、 食欲不振、脱毛、嘔吐、感染症などの副作用があります。

免疫細胞療法とは、 病気や怪我から体を守るための免疫細胞を、 体の外で人工的に増やして、 それを再び体の中に戻すという方法です。

抗がん剤治療とは違い、自分自信の細胞を使うため、 副作用も少ないとされています。

また、放射線療法、陽子線治療、重粒子線治療は、 体の外からがん細胞へ照射することで、 増殖を抑えたり破壊する方法です。

これらは、ガンの進行具合や、 転移の有無などによって選択されます。

 

 

 

 

3.胃の不調からくる食欲不振を改善する方法

胃からくる食欲不振を改善するには、 胃にかかる負担を減らすことが大切です。

特に、軽い胃潰瘍や急性胃炎の場合には、 食生活の見直しや、ストレス解消が重要になります。

 

3-1.胃に負担をかけない食べ方

胃からくる食欲不振の多くは、 胃に負担がかかり、胃酸の分泌が増えてしまうことが原因です。

胃酸は食物を細かく溶かして、 栄養を吸収できるようにするための働きです。

しかし、暴飲暴食や、刺激の強いものを食べると、 胃酸の分泌が増えてしまいます。

そこで、過剰な胃酸の分泌を抑えるには、 次のポイントに注意して食事をとるようにしましょう。

 

・よく噛んで食べる

昔からよく言われることですが、 ゆっくりよく噛んで食べることはとても重要です。

まず、噛むことで食べ物が細かくなるため、 胃の消化作用を助けることができます。

ゴロッと大きな塊を溶かすよりも、 細かく噛み潰されたものを溶かす方が、 胃の負担が軽くなることは想像しやすいと思います。

どれくらい噛めばいいのかと言うと、 よく言われる通り、30回が目安になります。

噛む回数を詳しく調査した研究によると、 食べ物によって適切な回数には変化がありましたが、 およそ30回前後だったという結果が出ています。

ただし、これはあくまでも目安であり、 とにかく多く噛めば言い訳ではありません。

30回を目安に、 美味しく食事がとれる回数にしましょう。

特に、普段から早食いで、 噛む回数が数ない方は注意してください。

どうしてもすぐに飲み込んでしまい、 次々に口の中に食べ物を放り込んでしまう場合には、 一口ごとに箸を置いてみることもおすすめです。
・刺激の強いものを避ける

次のような胃を刺激したり、 消化の悪いものを食べると、 胃酸の分泌が過剰になることがあります。

・油の多いもの
揚げ物、スナック菓子、ピーナッツ、ファストフード

・冷たいもの
アイス、かき氷

・甘いもの
砂糖、チョコレート、ケーキなど

・刺激の強いもの
香辛料、唐辛子、梅干し

・食物繊維の多いもの
たけのこ、きのこ、海藻

・飲み物
アルコール、コーヒー、炭酸飲料

 

3-2.ストレスを解消して胃の負担を減らす

神経性胃炎をはじめとして、ストレスがかかると胃の不調が起こり、 食欲不振となってしまいます。

特に、胃はストレスに弱いと言われているため、 ストレス社会の現代では、 どうしても負担がかかってしまう内臓と言えます。

ですが、ストレスを解消することができれば、 胃の不調も食欲不振も改善できます。

もしかしたら、ストレス解消と聞くと、 難しいと感じられるかもしれませんが、 手軽に始められるものとしては、 アロマを使ったり、運動をすることもおすすめです。

また、ストレスからくる睡眠不足は、 自律神経を乱してしまい、 さらに胃の働きを低下させる原因となります。

ストレスは人それぞれ、 その原因や解消方法が違ってきます。

そのため、あなたに合った、 ストレス解消方法を見つけていただきたいと思います。

別の記事では、 食欲不振をアロマや運動で解消する方法、 不眠症の改善方法から、 ストレス撃退方法まで詳しくお伝えしています。

それぞれ、メニューページから、 ストレス、不眠症、食欲不振のカテゴリーに分けていますので、 ぜひ一度チェックしてみてください。

 

 

 

 

4.まとめ

胃には食べ物を消化するための働きがあります。

そのためには、胃酸と言われる、 食物を溶かすものを胃の中に分泌する必要があります。

本来は、胃酸が食物を溶かすことで、 その栄養素を吸収することができるのですが、 暴飲暴食やストレスによって胃に負担がかかると、 この胃酸の分泌が過剰になってしまいます。

すると、自らの胃を溶かすように傷つけてしまい、 胃潰瘍や胃炎になってしまいます。

その結果、食欲不振となり、 胃痛や胃もたれ、胃のムカムカする症状が現れます。

しかし、これらの多くは、 食生活の見直しや、ストレス解消で改善できます。

その具体的な方法もご紹介しました。

今からでもできる方法ばかりなので、 ぜひ取り組んでいただき、 美味しい食事をとりましょう。

今回の記事が、 あなたの食欲不振を解消するためにお役に立てれば幸いです。

 

 

 


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