緊張型頭痛の原因は眼精疲労?そのメカニズムと5つの簡単な対処法

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・肩や首筋がこって頭痛がする
・頭痛がダラダラと長引いている
・後頭部から首筋にかけてズキズキと痛む
・ギリギリと締め付けられるような頭痛に悩まされている

このような症状に覚えがありませんか?

これらの症状は「緊張型頭痛」と呼ばれる頭痛の1つで、頭痛の中でも最も起こりやすいと言われています。

長時間同じ姿勢でデスクワークをしていたり、 姿勢の悪さによって頭から首、肩にかけて過度に負担がかかっていたりすることが、 原因の1つと考えられていますが、不安やストレスが原因とも考えられています。

ですが、人間の顔の「ある場所」に過度に負担がかかり続けると、 緊張型頭痛が起こりやすくなると言われているのです。

それが「眼」です。

眼に過度に負担がかかり続けると、「眼精疲労」という状態になってしまいます。

眼精疲労はただの「疲れ目」と違って、 眼痛、眼のかすみ、充血といった眼の症状以外にも、 頭痛、肩こり、吐き気、めまいなどの全身症状も引き起こすもので、 1日休んだぐらいでは回復しないと言われています。

眼だけではなく体全体に不調を及ぼすので、 放っておくと生活に支障が出る可能性も否定できませんよね。

緊張型頭痛に悩まされているので、 様々な療法を試してみたが効果が実感できないというのであれば、まず眼精疲労を解消してみてはいかがでしょうか?

ここでは、眼精疲労により起こる緊張型頭痛のメカニズムと、簡単に出来る5つの対処法を詳しくお伝えします。

 

 


1.なぜ、眼精疲労で緊張型頭痛が起きるのか?

現代は、パソコンやスマホの普及で、 目を酷使する環境にあると言われています。

自分では気づいていないうちに、 あなたの眼には疲労が蓄積しているかもしれません。

眼に原因があって頭痛になっているかもしれないと考えれば、 眼精疲労について詳しく知っておくと、 しっかりした対処法がとれると考えられますよね。

そこで、まずはじめに眼精疲労について詳しく知り、 眼精疲労でなぜ緊張型頭痛が起こるのか、 そのメカニズムについて見ていきましょう。

 

1-1.緊張型頭痛は眼精疲労の症状の1

眼精疲労は、ただの疲れ目(眼疲労)と違って、 いくつかの特徴を持っています。

眼精疲労 (がんせいひろう, Asthenopia) とは、 物を見ているだけで目の疲れや痛みを感じ、 視界がかすんだり、頭痛、嘔吐などが起きる状態。眼疲労とは異なり、睡眠をとっても症状が回復しないほどの重篤な状態を言う
引用元 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%BC%E7%B2%BE%E7%96%B2%E5%8A%B4

つまり、眼に異常があるだけでなく、 頭痛や吐き気などの症状が現れて、 一晩睡眠をとっても回復しない場合は、 眼精疲労を疑う必要があるということですね。

このように、眼精疲労の代表的な症状の1つに、 「頭痛」が挙げられているわけですが、 この頭痛の種類が「緊張型頭痛」と言われるものです。

では、緊張型頭痛がどういうものか、 詳しく見ていきましょう。

 

1-2.緊張型頭痛の代表的な症状は?

緊張型頭痛は、頭痛の中で最も多いタイプといわれています。

では、その特徴や症状にはどのようなものがあるのでしょうか?

緊張型頭痛(肩こり頭痛)の「特徴」

「肩こり頭痛」「筋収縮性頭痛」とも呼ばれるほど、 肩や首の筋肉の緊張によっておこる頭痛であり、 頭痛の中でももっともおこりやすい頭痛のタイプ。

肩こりや首の筋のこりを伴うことが多い。

ギリギリと頭をしめつけられるような痛みをうったえることが多いが、 ジワーッとした痛み、ドーンとした痛み、重い痛みを感じるなど、 痛みの程度は、激痛から軽度のものまで様々。

いつとはなしに始まり、ダラダラと続く。(持続時間が長い)

後頭部から首筋にかけて頭の両側に起こりやすい。

フワフワとしためまい・身体のだるさを伴うこともある
引用元 肩こり百科(http://www.katacori.com/headache/01.htm

つまり、
・肩や首がこっている
・重く締め付けられるような痛みがある
・頭痛が長時間続く

このような症状に覚えがあるのでしたら、 緊張型頭痛を疑うほうがいいかもしれません。

肩こりや首こりも眼精疲労の症状の1つですので、眼精疲労になることによって、頭から首、肩の筋肉が緊張し、 血流が悪くなることで疲労物質が蓄積され、 脳への血流が滞ることで、緊張型頭痛を引き起こしていると考えられますね。

ですから、肩や首のこりの更に奥には原因があり、 それが眼精疲労だということがわかれば、 緊張型頭痛の根本的な解消に繋がる可能性が高まるというわけです。

では次に、 眼精疲労を改善し、緊張型頭痛の根本に対処できる、 簡単ですぐに試せる5つの方法を紹介します。

 

 

 

 

2.眼精疲労による緊張型頭痛の簡単な対処法5

緊張型頭痛を緩和するためには、 まず眼精疲労を改善する必要があると理解していただけたと思います。

では、眼精疲労に効果的で、 なおかつ緊張型頭痛にも効く5つの対処法を紹介します。

今すぐできるものもありますので、ぜひ試してみてくださいね。

 

2-1.眼を温めよう

眼精疲労は眼の周りの筋肉が緊張することで起こります。

筋肉の緊張をほぐしてやるには、 血流を良くする必要があると言われています。

それは患部を温めることで、血管が拡張して、 溜まっていた老廃物がスムーズに排出されやすくなると考えられるからです。

そこで、眼の周りの筋肉をほぐすために、 簡単に温められる方法を紹介します。

タオルを少し熱めの温度(40℃ぐらい)に浸けて、 固く絞ったものをラップで包み、 眼の上にパックするように乗せるだけです。

お湯を用意するのが面倒であれば、 水に濡らして固く絞ったタオルをラップで包み、 電子レンジで1分弱ほど温めても良いでしょう。

タオルが熱すぎるとやけどの恐れがあるので、加熱時間や温度は試しながら適温を見つけてみてくださいね。

ちなみに、更に効果的にしたいのであれば、冷たいタオルも用意して、 温かいタオルと交互に眼の上に乗せるといいでしょう。

温かいタオルには「血管拡張効果」があり、 冷たいタオルには「血管収縮効果」があります。

交互に乗せることで、血管が拡張と収縮を繰り返します。

わかりやすく言うと「血管のマッサージ」といった具合ですね。

この対処法はお風呂でももちろん可能です。

血流の改善が温めるだけよりも 期待できると言われていますので、 一度試してみてくださいね。

 

2-2.肩こりと首こりを同時に解消するストレッチ

眼精疲労は、肩こりや首こりも同時に起こりやすいと言われています。

これによって緊張型頭痛を引き起こすと考えられるので、肩こりと首こりを解消する必要があるのではないでしょうか。

ストレッチが効果的という話も聞いたことがあると思いますが、 たくさんありすぎて何が効果的なのか選べないということも充分に考えられます。

そこで、肩と首のどちらにも効果が期待できる上に、 姿勢の矯正やバストアップなど様々なメリットがあるストレッチを紹介します。

それが「肩甲骨はがしストレッチ」です。

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肩甲骨は、胸郭(肋骨(ろっこつ))に接しておらず、 筋肉のみで支えられており、いわば浮いた状態。

だから自由に動くようになっているが、 僧帽(そうぼう)筋や菱形筋、肩甲挙筋など肩甲骨回りの筋肉が凝ると、 肩甲骨が胸郭にくっついたように動きが悪くなる。

筋肉を動かすことで、肩甲骨を胸郭から「はがす」のが狙いだ。
引用元 中日メディカルサイト(http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20160112162233733

長時間悪い姿勢や猫背になっていると、 肩甲骨の動きが悪くなって、肩や首がこりやすくなるといわれているため、 こういったストレッチはとても効果的と考えられますね。

ほんの数分あればできるストレッチなので、 仕事や家事の合間に時間をとってやってみて下さい。

ここで、肩甲骨はがしを更に効果的にするポイントを紹介します。

それは「呼吸をしながら行うこと」です。

呼吸を止めてストレッチをすると、余計な力が加わるだけでなく、 本来動かす事ができる筋肉の動作が少なくなってしまいます。

ストレッチをする時に、しっかり呼吸をしながら行うことで、 筋肉の深いところから動かす事ができると言われているので、 体を動かす時は、呼吸をしっかり意識してみて下さい。

 

2-3.PC作業の環境を見直そう

現代は仕事でPCを使用する機会が多くなっています。

PC作業をする時は、当たり前ですがディスプレイを見ていますよね。

このディスプレイを見る姿勢や環境が悪いと、 頭痛の原因となる眼精疲労を引き起こしたり、肩や首に過度に負担がかかってしまったりします。

PCのディスプレイに書いている文字が見づらく、 眼を近づけなければならない場合や、 姿勢が前のめりになり猫背になっている場合などは要注意です。

PC作業に適した姿勢を見てみましょう。

2
引用元 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140114/1054550/?P=3&rt=nocnt

自分の姿勢は、自分の意識次第で簡単に正すことができます。

PC作業を長時間に渡って行う機会の多い方は、 姿勢を正せるように、

・PCの画面の高さを調整する
・背筋が伸びるようにタオルやクッションを背中にあてる
・足の裏が床につくように椅子を調整する

これらの工夫をやってみてください。

 

2-4.メガネやコンタクトを見直してみよう

メガネやコンタクトを使用している方は、 今使っているものが自分にあっているかを確認してみて下さい。

なぜなら、度数があっていないまま使用していると、 眼を疲れさせる原因や、頭痛の原因になってしまう可能性が高いからです。

自分では度があっていると思っていても、 視力は年とともに変化していると言われているので、 定期的に検査を受けて、適正な矯正器具を使用するように心がける必要があります。

よく見えない矯正器具を使用するのも問題ですが、 「メガネやコンタクトはよく見えたほうが良い」 というのもあまりオススメできないと言われています。

逆に見えすぎることで、 「目が疲れる」「頭痛がする」という場合もあるそうです。

■度数が強過ぎると、ピントを調節する目の筋肉が疲れる

眼鏡を新調するとき、眼科医に、度数を少し弱く調節しようと言われました。なぜでしょうか?

眼鏡には「近視用」、「遠視用」、「老眼用」の3種類があります。

近視の場合は、今後の進み具合を危惧(きぐ)して強過ぎない度数に合わせるのが普通です。

近視用の眼鏡は、遠くがよく見えるように作りますが、 度数が強いと、近くを見るときにより強い力で目のピントを合わせなければなりません。

そうすると、ピントを合わせる筋肉が疲れるのです。

日常生活では、遠くを見る、近くを見るを繰り返すので、 度の強い眼鏡をかけるということは、常に目を緊張させている状態になります。
引用元 マイナビウーマン(https://woman.mynavi.jp/article/130717-027/

本来見えにくいものをよく見えるようにしてくれる矯正器具が、 眼を疲れさせる原因の1つになってしまう可能性があるというわけです。

人によってライフスタイルは違いますし、眼の状態も違いますので、まずは、眼科医に相談して検査を受け、度数のあった適切な矯正器具を使用することをオススメします。

 

2-5.眼を休ませる簡単な方法

眼の疲れは溜まると眼精疲労を引き起こしかねないので、 定期的に眼を休ませてあげるのが重要になると考えられますね。

つまり、「疲れている眼の筋肉を使わないでいいようにしてあげること」です。

そこで、手軽に誰でも行えるのが「瞑想」です。

瞑想と聞くと「なんだか難しそうだな」と思われるかもしれませんが、 特に決まったやり方はなく、 ただ「姿勢を正し、眼を閉じて呼吸を整えるだけ」です。

眼を閉じれば眼の筋肉を休ませることができますし、 呼吸を整えることで、酸素を眼の筋肉に多く行き渡らせることができるので、
疲労回復に繋がると考えられますね。

1回の瞑想にかける時間は決まっていないので、 自分がスッキリした、リラックスできたと感じるまで行うといいでしょう。

仕事の合間に「1分」でもかまいませんし、 時間が取れるのであれば「10分」でもいいでしょう。

特にPC作業で眼が疲れたと感じた時には、やってみることをオススメします。

 

 

 

3.眼精疲労からくる緊張型頭痛は何科に行けば診てもらえる?

眼精疲労から緊張型頭痛になっているとわかるのであれば、 原因が「眼」にあるので、迷わず「眼科」を受診するといいでしょう。

その際は、以下の項目を詳しく伝えてみるといいでしょう。

・どのような痛みの頭痛なのか
・いつから症状があるか、症状が続いているならその期間を詳細に
・どんな時に症状が出て、どんな時に症状がないか
・持病について
・メガネやコンタクトをいつから使用し、一番最後に作ったのはいつか
・今までに眼の病気をしたことがあるか

良い診察を受けるためにも、しっかりご自分の状態を伝えるようにしてみてください。

ただ、頭痛はするが眼に異常がないという場合は、 他の病気の可能性もあるので、 早めにかかりつけのお医者さんに相談することをオススメします。

 

 

 

 

4.まとめ

頭痛の原因は肩こりや首のこりからと思っていたら、 実は「眼」に原因があったというのは良くあることだそうです。

眼精疲労から緊張型頭痛に繋がるのは、

1 眼精疲労になる
2 姿勢が悪くなり、肩や首の筋肉が固まる
3 血流が悪くなる
4 脳に血流が届かなくなる
5 血管が収縮して頭痛が起こる

こういった流れがあるためと言われているので、 まずはご自分の「眼」に異常がないかチェックしてみて下さい。

眼精疲労が原因で緊張型頭痛が起こっているとわかれば、 眼を休ませたり、血流を改善するなどの対処ができますよね。

その時に、今回紹介した

・タオルで眼を温める
・肩と首をほぐす「肩甲骨はがし」をする
・PC作業の環境を見直す
・メガネやコンタクトを適正にする
・目を休ませるために瞑想をする

これらの簡単で効果的と言われるものをぜひ一度試してみて下さい。

あなたの眼の健康に役立てて頂ければ幸いです。

 

 

 

 


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