
女性のバストアップの悩みは永遠のテーマ。
より大きな胸、より美しい胸になるには?女性なら誰もが知りたいのではないでしょうか。
高額な豊胸手術を受けなくても、バストアップの方法は色々あります。
エクササイズやマッサージを続けるのが苦手、お金のかかるサプリメントは買えないという方のために、日常生活の中で手軽にできる、バストアップに有効な食事についてご紹介します。
- 目次
1.まずは知っておこう!バストのしくみ
1-1. 乳腺
1-2. 脂肪
1-3. クーパー靭帯
1-4. 大胸筋
1-5. 肌・皮膚
2.バストアップに効果的な栄養素と食べ物
2-1. 鶏肉
2-2. マグロ
2-3. 乳製品
2-4. 大豆
2-5. キャベツ
2-6. アボカド
2-7. 人参
2-8. 山芋(ジオスニゲン)
2-9. ビタミンCを含む果物や野菜
2-10. ビタミンAを含む緑黄色野菜
3.まとめ
1.まずは知っておこう!バストのしくみ
そもそもバストはどのような構造になっているのでしょうか?どうしたらバストが大きくなるのでしょうか?
基本的にバストは、主に5つの部分からなっています。
- 乳腺
- 脂肪
- クーパー靭帯
- 大胸筋
- 肌・皮膚
では、一つずつ見ていきましょう。
わかりやすいように画像も合わせてご覧ください。
つくばセントラル病院HPより引用
1-1. 乳腺
乳腺は母乳を生成する大事な器官。
この乳腺がバストアップに大きく関わっています。
バストアップに必要な女性ホルモンが、乳腺に働きかけることによって、乳腺が大きくなります。
たとえば、授乳期や生理前になると、ホルモンの変化で乳腺が発達し、胸が大きくなってきて、「なんだか胸が張ってるな」と感じたことはありませんか?
それは乳腺が張ってきているということなのです。
そして、大事な乳腺を守るために、乳腺の周りに脂肪がつきます。
バスト内部の乳腺と脂肪は、だいたい10%:90%という比率です。
つまり、乳腺が発達してくると、自然と胸まわりの脂肪も増え豊かなバストが作られるということ。
バストの大きさを左右するのは、乳腺の発達と脂肪の量で決まるといっても過言ではないのです。
1-2. 脂肪
乳腺の周りにつく脂肪は、乳腺脂肪(体)と呼ばれます。
乳腺が大きくなることによって、この乳腺脂肪がつきやすくなります。
ただし、バストの脂肪が背中やお腹に流れやすいので、日常的にブラジャーをするようにしましょう。
また、脂肪はマッサージすることで燃焼します。
バストの脂肪も例外ではないので、適当にマッサージをすると、大きくするどころか、逆効果になる可能性もあります。
1-3. クーパー靭帯
クーパー靭帯は、バストが下に落ちないようにバストを吊っている器官です。
「靭帯」という名前ですが、脚の靭帯のような頑強さがなくもろいので、傷みやすい器官として知られています。
お年を召した方で、よくバストが伸びきってしまっている方がいますね。
あのバストは加齢による肌の劣化とクーパー靭帯の劣化、もしくは断裂が原因となります。
しかも一旦切れてしまうと、自然修復は不能です。
歩行の上下運動ですら、クーパー靭帯が傷むとまで言われています。
クーパー靭帯の劣化を防ぐためにも、必ずブラジャーをして、バストをしっかりと保護しましょう。
1-4. 大胸筋
バストを支える土台となるのが大胸筋。
この大胸筋がクーパー靭帯と共にバストを支え、下に落ちてしまうのを防いでくれています。
普通に生活していると、大胸筋は思ったほど使われない筋肉ですので、バストが下に落ちやすくなります。
バストアップ体操や筋トレで、意識的に鍛える習慣をつけたいですね。
バストトップが高いと美しいバストに見え、さらにサイズも大きく見えます。
1-5. 肌・皮膚
バストを包んでいる皮膚が弾力を失い、たるんでしまっては、バストの位置もどんどん下がってしまいます。
特に産後の女性はバストのハリがなくなりがちで、垂れたバストになってしまう人が多くいます。
加齢による肌の劣化は誰にでも起こりますが、肌を意識した食生活や手入れをしている人と、そうでない人では違ってきますね。
このようにバストの構造を理解し、意識しながら、これから紹介するバストアップに有効な食事をバランス良く効果的に食べていきましょう。
2.バストアップに効果的な栄養素と食べ物
前項でも説明した通り、バストの大きさを左右するのは、乳腺の発達と脂肪の量です。
つまり、女性ホルモンを充分に分泌し、乳腺を発達させ脂肪をつけることが大切。
しかし、いくら胸が大きくても、それを支える筋肉が整い、肌にハリがなければ、美しいバストにはなりません。
バストを少しでも大きく、美しく育てるためには、単に脂肪をつけるだけではなく、身体にも美容にもいい食事を取りたいものです。
乳腺を発達させ、バストアップに大切な食べ物や栄養素をご紹介します。
2-1. 鶏肉
人の身体を作る上で、なくてはならない栄養素がタンパク質です。
タンパク質は血や肉を作る働きがあり、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促す働きを持つので、バストアップにも有効です。
動物性たんぱく質のなかでも、鶏肉がヘルシーでおすすめです。
特にササミは100gあたり24gのタンパク質が含まれていて、脂肪も少なく低カロリーです。
ちなみに、モモ肉も100gあたり20gほどのタンパク質が含まれていますが、脂質がササミの4倍と高いため注意が必要です。
2-2. マグロ
魚であれば、赤身のマグロがおすすめです。
脂肪分が少なくヘルシーかつ、しっかりとタンパク質を摂取できます。
またマグロには体内で生成することができない必須アミノ酸も含まれています。
アミノ酸で構成されたタンパク質は、女性ホルモンのエストロゲンを活性化させる働きがあります。
エストロゲンが活性化されると乳腺発達につながり、バストの脂肪細胞は大きく成長していきます。
2-3. 乳製品
牛乳、チーズ、ヨーグルト、バターなど良質なたんぱく質が非常に多く含まれている乳製品。
特にチーズは発酵食品であるため、腸内環境の改善にも役立ちますし、お肌の粘膜を健康に保ってくれます。
ただし、食べ過ぎると、カロリーオーバーになりやすいので気をつけてましょう。
2-4. 大豆
大豆には良質な植物性タンパク質が多く含まれており、栄養価も高いので積極的に取り入れていきたい食材です。
豆乳や豆腐、味噌、醤油など大豆を使用した食べ物は非常に多いです。
枝豆や納豆、揚げ、おからなど、日本人は、古くから様々な大豆製品を食事に取り入れています。
大豆に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをするので、バストアップ効果が期待できるのです。
豆乳を牛乳代わりに飲んでいるという女性も多いですね。
豆乳には好き嫌いがありますが、最近では色々な味つけをされたものも多く販売されていますので、苦手な方でも美味しく飲めるようになっています。
2-5. キャベツ
キャベツには、ボロンという、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を高める働きがある成分が含まれています。
食べることで乳腺を刺激して、乳房の脂肪を増やし、バストアップ効果を期待することができます。
ただし、ボロンは熱に弱いので、なるべく生で食べるのがポイントです。
ボロンを含む食べ物
・りんご、ぶどう、梨などの果物
・大豆、アーモンド、ピーナッツ
・わかめ、ひじき、昆布など海藻類
・キャベツ、ハチミツ、レーズン
2-6. アボカド
森のバターとも呼ばれているアボカドは、血行を促進するビタミンEを豊富に含むため、美容効果の高い食べ物として注目されています。
バストアップするためには、血行を良くして、バストに栄養やホルモンを届ける必要があります。
アボカドは血行促進効果に優れているので、バストに栄養が届きやすく、バストアップにつながります。
ビタミンEも含んでいて、女性ホルモンを活性化させる働きもあります。
2-7. 人参
人参は 代謝を良くする食べ物として知られており、食物繊維も多く含まれています。
血行やリンパの流れを良くして、新陳代謝をアップさせることは、バストアップに欠かせません。
人参の他に、大根、レンコン、ゴボウなどの根菜類も代謝を高める働きがあるので、積極的に摂取したい食べ物です。
2-8. 山芋(ジオスニゲン)
山芋には若返りホルモンのDHEDとよく似た構造を持つジオスニゲンという女性ホルモンを活発にする成分が含まれているため、乳腺へ働きかけてバストアップ効果が期待できます。
またジオスニゲンには、若々しさと美しさを保つ手助けをしてくれるので、女性の強い味方と言えるでしょう。
他にも亜鉛やビタミンCなど、嬉しい栄養素がたくさん含まれている山芋ですが、中には熱に弱い成分も含まれているため、なるべく生で摂るのがおすすめです。
2-9. ビタミンCを含む果物や野菜
美容や健康に有効な栄養ビタミンCですが、実はバストアップにも大切です。
ビタミンCは、体内でコラーゲンを合成する時に必要な栄養であるため、ハリのある美しい胸を作り上げるのに効果的です。
また、ストレスを和らげて、心身をリラックスさせる効果があります。
バストアップに必要な女性ホルモンの分泌は、リラックスした状態でより活発になるので、積極的に摂りたい成分です。
ビタミンCを含む食べ物
・レモン、オレンジ、グレープフルーツなどのかんきつ類
・トマト、ピーマン、ホウレンソウ、ブロッコリー
2-10. ビタミンAを含む緑黄色野菜
緑黄色野菜に多く含まれているビタミンAは、皮膚や粘膜、髪などを健康に保ち、肌にハリを与える女性にうれしい栄養素です。
バストアップはもちろん、皮膚の新陳代謝を活発にするので、美肌効果に期待が持てます。
ビタミンAは、ニンジンやホウレンソウ、春菊、かぼちゃ、モロヘイヤ、レバーなどの食べ物に多く含まれているので、日々の食事に取り入れると良いでしょう。
またホウレンソウにはビタミンB群も含まれていますので、血行を促し胸へも栄養を効率的に届けて、バストアップのサポートをしてくれます。
3.まとめ
バストアップに必要なのは、乳腺を発達させる女性ホルモンをより分泌させる栄養素や食品を摂ることなんですね。
体の基本である筋肉や血液をつくるタンパク質は、女性ホルモンの分泌も促進させます。
脂肪の少ない良質な動物性タンパク質である鶏肉やマグロ、そして、植物性タンパク質の大豆製品は、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを含むので欠かせません。
チーズなどの乳製品は、発酵食品で腸内環境も改善するので、適度に摂ると良いでしょう。
あまり聞きなれないボロンという栄養素は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促します。
りんご、ぶどう、梨などの果物、わかめ、ひじき、昆布など海藻類、大豆、アーモンド、ピーナッツ、キャベツ、ハチミツ、レーズンなど多様な食品に含まれています。
血行を良くしホルモンを運びやすくする、ビタミンEを含むアボカド、新陳代謝を良くし、食物繊維を多く含む人参などの根菜類もおすすめ。
若返りホルモンのDHEDとよく似た構造のジオスニゲンという女性ホルモンを活発にする成分がある山芋も注目の食材です。
体内でコラーゲンを合成する時に必要な栄養であるビタミンCを含むレモン、オレンジ、グレープフルーツなどのかんきつ類や、トマト、ピーマン、ホウレンソウ、ブロッコリーなどは、バストだけでなく全身の美容にも役立ちます。
皮膚の新陳代謝を活発にするビタミンAは、ニンジンやホウレンソウ、春菊、かぼちゃ、モロヘイヤ、レバーなどの食べ物に多く含まれており、美しく健康的なバスト作りに期待が持てます。
但し、気をつけたいのが、これらの食品の「食べ方」です。
バストアップに有効だからと言って、1つの食材だけを食べ続けるのは健康に良くありません。
ホルモンバランスを乱さないよう、大量摂取は禁物です。
身体の健康がバストアップの大前提ですから、栄養バランスの良い食事に加えて、これらの栄養素を摂っていきましょう。