冷え性に効果的なツボと効果アップの3つのポイント

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冷え性は、手足や腰などが温まりにくく、 常に冷たく感じる症状のことです。

現代社会において冷え性で悩む方は多く、 女性で7割・男性で1割の方がこの症状を抱えていると言われています。

しかし、多くの人が冷え性で悩んでいるにも関わらず、西洋医学では冷え性が病気として認められておらず、 病院へ行っても適切な治療が受けられないのが現状です。

ここでは、中国医学からみた冷え性について、 また、冷え性に効果的なツボと効果を高めるポイントについて紹介します。

 

 

 

1.中国医学からみた冷え性とは

中医学の基本は「気・血・水」です。

病気の原因を追究していくと「気」の滞りに行きつきます。

気とはエネルギーのことです。

目に見えませんし、重さもありませんが、存在します。

気が滞ったり、不足したりすると、身体の働きが低下し、 様々な不快な症状が表れます。

冷え性もその1つです。

中国医学では冷え症は、次の3つタイプに分類されます。

陽虚(陽気不足による冷え)、 血虚(血の不足による冷え)、 気滞(気の流れが悪い)です。

それぞれの冷え性原因と主な症状、 対応方法についてみていきましょう。

 

1-1.陽虚(陽気不足による冷え)

【冷え性原因と主な症状】

陽気とは身体を温める働きのある気のことで、陽気不足になると寒邪にさらされやすく、身体が冷えやすい。
手足の冷えが強く、舌の色は赤みが少なく白く見える。
温かい物を好み、尿の回数や量も多めである。

【対応方法】

薄着はやめて、冷えているところを暖かくして、 自分の持っている熱を大切に守る。
身体を冷やす食べ物を避けよう。
睡眠をしっかりとり、活動で消耗した体力を十分補給する。

 

1-2.血虚(血の不足による冷え)

【冷え性原因と主な症状】
血虚とは身体を栄養する血の不足であり、 血の不足により末梢の循環が悪くなる為に冷えを起こしやすい。
身体が痩せて来たり、顔色も悪く、舌色が白っぽくて脈の力がない。

【対応方法】
血を増やす食べ物を少しずつ取りいれる。
例えば人参、ほうれん草、レバー、ゴマ、ひじきなど。
充分な睡眠で血を補充する。軽く運動することが薦められる。

 

1-3.気滞(気の流れが悪い)

【冷え性原因と主な症状】
イライラやストレス等により、肝の気が滞り、血が停滞してお血になりやすく、末端まで気と血が巡らず冷えを起こす。
動悸や不眠、夢を多くみる。舌は紫色になる。

【対応方法】
うまくストレスを解消する。
適度な運動で汗をかき、体を温めたり利尿作用のある食べ物で 余分な水分を上手に取り除くことが大切である。

 

 

 

 

2.ツボ押しで冷え性対策

ツボ押しで、冷え症を改善する方法を紹介していきます。

ツボは神経の交差点にあります。

混雑しやすい交差点をツボ押しで刺激すると、 神経に刺激がつたわって、血管が拡張されます。

そのため、血行が改善し、体に熱が生まれるようになります。

血管の働きをコントロールしている「自律神経」に働きかけることで、 血管を伸縮させて、冷え性を改善へと導きます。

ツボには指圧による刺激の他に、 お灸やゴルフボールで足の裏で転がすように刺激すること、 お風呂で温まりながら刺激すること、カイロを貼るなどすることにより、 冷え症だけでなくて、自律神経の働きを整い、 血液循環もよくなって、健康に役立ちます。

冷え性にはおおきくわけて、次の3つの種類があり、 それぞれツボを押す場所も違います。

・手足の先端が冷える
・全身が冷えている(低体温
・足先は冷えているけれど、頭や顔はのぼせている

冷え性の種類別に適したツボの場所をみていきましょう。

 

2-1.手足の先端が冷えている時のツボ 太衝(たいしょう)

手足は体の中でも、最も血液が届きにくい場所です。

運動不足や血液がドロドロになっている人に多くみられます。
【ツボの位置】

足先の冷えをとるのに効果的と言われる太衝(たいしょう)は、 足の甲の、親指と人差し指の骨が交わるところにあります。

足の甲を出し、親指の爪の脇(人差し指側)から、 親指の骨に沿ってなぞると指が止まります。

ちょうど、親指と人差し指の骨が合うところです。

このツボは、血流から冷えを改善します。

ドクドクと血が流れている部分になります。

また、肝臓、筋肉、眼といった私達が日頃酷使しているからだの部分と 深い関係のある「肝経(かんけい)」という気の流れに属しているため、 肉体疲労、精神的ストレス、眼精疲労、肝臓の疲れでもこのツボを押すと痛いことがあります。

特に冷えでは、へこんだ感じがしたり、冷めたく感じたりします。

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【ツボの刺激方法】

温めることを意識しましょう。

お灸がとても効果的なツボです。

冷えた足が生き返ります。

お灸が難しい場合は、お風呂の中でリラックスしなが ら「3秒押しては3秒離す」の指圧による刺激を繰り返してみましょう。

 

2-2.全身が冷えている(低体温)時のツボ 湧泉(ゆうせん)

血流をコントロールする、 「自律神経」のリズムが崩れている人にみられる冷えです。

血管を伸縮する働きが低下し、体全体が冷えています。

湧泉(ゆうせん)は、名前の通り元気が湧いてくるツボで、 冷え性の他にも精神を安定させて、自律神経を整える働きがあります。

 

【ツボの位置】

脚の指を曲げたときに、足裏にできるくぼみの部分です。

足の指の付け根から、かかとまでを3等分して、 一番人指先に近いところです。

足の裏の土踏まずからやや指寄りで、 指を曲げた時にできるくぼみの中にあります。

足の裏のほぼ中心にあります。

かかとの方から指で触っていって、 最もへこんでいるところを目安にするとよいでしょう。

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【ツボの刺激方法】

押しかたのコツは親指をツボに当て、 刺激を感じる(少し痛いくらい)まで押しつづけます。

押すのが難しいときには、ゴルフボールを足の裏で転がすように刺激すると、 簡単でしっかり刺激できます。また、お灸もおすすめです。

 

2-3.足先は冷えているけれど、頭や顔はのぼせている時のツボ 足三里(あしさんり)

婦人科系の不調・水分の調節不良を整える冷え性、生理不順など女性によく効くツボの一つで特に冷え性には重要なツボです。

女性は年を重ねて血が足りなくなると、 血が足りていないと内臓などが多い上半身ばかりに血液が集まるようになります。

すると、血が足りなくなった足先は冷え、頭はのぼせるようになり、 更年期障害にみられる症状が出ます。

このような症状に効果的と言われています。

 

【ツボの位置】

脚の内側で、くるぶしから手の指4本並べた上にあるくぼみです。

内側のくるぶしから上に3寸上がったところ。

骨の際にあります。

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【ツボの刺激方法】

ゆっくり息を吐きながら静かに押して、息を吸いながら離します。

親指でツボに当て、ほかの指はスネをつかんで安定させ、 深いところまでギューッと押し込んでいき、5秒ほど押して緩めます。

目安としては、一度に続けて3回程度押すと良いでしょう。

押す力は控えめにしましょう。

お温灸も効果的です。

 

 

 

 

3.ツボ押し効果をアップさせるための3つのポイント

3-1.「痛気持ちいい」の一歩手前の強さがコツ

ツボと聞くと、のけぞるような痛さをイメージされるかもしれませんが、 痛すぎるほどのツボ押しは、冷え性の改善には向いていません。

理想の強さは、「痛気持ちいい」の一歩手前くらいの強さです。

痛すぎるほど強く押すと、神経が興奮してしまい、 逆に血管をギュッと収縮させてしまう場合があります。

やさしい力で、体をリラックスさせるイメージで押してみましょう。

 

3-2.呼吸とあわせて2〜3回押す

血管は、息を吸うと縮まり、息を吐くと広がるようになっています。

これを活用して、ツボを押す前に鼻から息を吸い、 押すときにフーッと口から息を吐くと、血管の伸縮を手伝うことができるので、
血流を促す効果が高まります。

1つのツボにつき、2〜3回押しましょう。

効果を期待するあまり、神経を何回も刺激すると、 炎症を起こしてしまうこともあるので、 押し過ぎには注意してください。

 

3-3.寒さを感じたときに行う

1日の回数は決めなくても良いので、 「寒いな」と感じたときに実践しましょう。

ツボ押しで体が温まってきたら、そのまま血流の流れを体で体感し、 その感覚を覚えてください。

自分の力で温まるという感覚を覚えると、 「またあの感覚に戻りたい」と思ったとときに、 自分自身で温まるように体は努力します。

そうして、「本当は自分の力で温まることができるんだ」と、 どんどん体に覚えていってもらうのです。

体が冷えているは、ストレスや生活習慣などから、 体が硬くなっているという合図でもあります。

そんなときは、体の声に正直になり、ツボ押しやマッサージをしたり、 少し立ち上がって散歩をしたりすることで、 硬くなっている体をほぐしてみましょう。

 

 

 

4.まとめ

手足や腰などが温まりにくく、常に冷たく感じる冷え性に悩む方は多く、 女性で7割・男性で1割の方がこの症状を抱えていると言われています。

しかし、西洋医学では冷え性が病気として認められておらず、 病院へ行っても適切な治療が受けられないのが現状です。

中国医学からみた冷え性について、 また、冷え性に効果的なツボと 効果を高めるポイントについて紹介してきました。

冷え性に効果的なツボを3つは、 手足の先端が冷えている時のツボ 太衝(たいしょう)、 全身が冷えている(低体温)時のツボ 湧泉(ゆうせん)、 足先は冷えているけれど、頭や顔はのぼせている時のツボ 足三里(あしさんり)です。

ツボ押しは、痛すぎるほどのツボ押しは、 冷え性の改善には向いていません。

理想の強さは、「痛気持ちいい」の一歩手前くらいの強さです。

効果をアップさせるための3つのポイントとは、「痛気持ちいい」の一歩手前の強さ、 呼吸とあわせて2〜3回押す、寒さを感じたときに行う点です。

 

 

 

 


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