自律神経失調症とうつ病の違いと解消法のポイント

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自律神経失調症とは、ストレスなどが原因で、 体のあらゆる箇所に不調があらわれる病気です。

精神的な面にも症状があらわれやすいので、 うつ病とよく間違われることが多くあります。

自律神経失調症とうつ病の違いと 解消法について見ていきたいと思います。

 

 

 

1.自律神経失調症とうつ病

自律神経失調症とうつ病は、 どちらもストレスが主な原因となって引き起こされるものとされています。

発症の原因がストレスという点では共通点がありますが、 実は大きな違う点があります。

それは、自律神経失調症はストレスが原因で、 自律神経のバランスが乱れ症状があらわれる病気であるのに対して、 うつ病はストレスが原因で、脳内の神経伝達物質の分泌異常によって症状があらわれる病気ということです。

また、うつ病は自律神経失調症のカテゴリーの中に含まれます。

症状のあらわれ方を見ると、 自律神経失調症は、ストレスが原因となり、自律神経のバランスが乱れ機能が低下します。

そして、自律神経失調症の状態が継続すると、 あらゆる所に異常が生じ、様々な病気へと広がっていきます。

その1つがうつ病です。

自律神経のバランスが崩れると脳内のバランスを乱れ、 それが原因で伝達物質の異常につながり、 うつ病になってしまうのです。

ですから自律神経失調症になったときには、 病気の危険サインと捉えることができるでしょう。

自律神経失調症で体に症状が出ている段階で適切な治療ができず、 これが進行し心の症状としてあらわれうつ病になる場合が多数あります。

早期に自律神経失調症とわかり対策がとれるなら うつ病になる確率は軽減されます。

ですから、自律神経失調症の症状や対応策を知っておくことは、 自己セルフケアにもつながります。

具体的に自律神経失調症について見ていきましょう。

 

 

 

2.自律神経失調症とは

自律神経には、交感神経、副交感神経の2種類があり、 ホルモンの分泌や体のいろいろな部分の調子を整える役割があります。

とてもシンプルに言うと、 交感神経は活発的に活動しているときに働く神経、 副交感神経は休息しているときに働く神経ということができます。

この2つの神経が交互に働くのが理想ですが、 バランスが乱れてしまう状態を自律神経失調症と呼びます。

 

2-1.自律神経失調の症状

自律神経失調症は主に体に症状が出ます。

例えば、頭痛、めまい、不眠、食欲不振、 めまい、耳鳴り、立ちくらみ・・・などです。

自律神経が全身に張り巡らされていることから、 自律神経失調症の症状は全身に及びます。

 

2-2.自律神経失調法の対策、改善策

心や体が疲労していることのあらわれなので、 無理をせず、ゆっくりと休養をとって、 ストレスの原因を解決することが大切です。

自律神経のリズムをもとに戻すこと、ストレスを取り除くことにより 体の症状を緩和することが自律神経失調症の基本的な改善対策です。

どんなに健康な人でも自律神経のバランスは常に一定ではありません。

疲れていたり、寝不足、ストレス、 環境の変化などにとって微妙にバランスを崩しています。

一時的な自律神経失調症は誰にも頻繁に起こるものです。

しかし、過度のストレスで疲労が蓄積すると、自律神経のバランスを整える暇もなく またストレスでバランスを崩してしまうことになります。

自律神経失調症とうつ病の症状が発症する原因は異なりますが、 それぞれが違う病気ではなく悪化すると うつ病になる可能性もあるのが自律神経失調症です。

自律神経失調症を自分でコントロールするためにできる対策、改善策は以下があります。

・生活リズムの改善
・食生活の見直し
・適度な運動
・音楽、色などヒーリング効果のあるものを取り入れる
・休職、退職

 

 

 

3.うつ病とは

うつ病は、脳内の神経伝達物質の分泌異常によって症状があらわれる病気です。

神経伝達物質の中でも特に気分や意欲、 記憶などの人の感情に関わるセロトニンとノルアドレナリンが深く関わっており、 これらがうまく分泌されない状態を指します。

 

3-1.うつ病の症状

うつ病は脳の神経伝達物質の異常で、 伝達できない物質=記憶、感情を司るので、心に症状がでます。

どのような症状があるのか、 いくつか見てみたいと思います。

・やる気がなく意欲がわかない
仕事や日常生活の中で、これまで、熱心におこなっていたり、 夢中になって取り組んでいた趣味などに、興味がなくなります。
人と会うのもおっくうになりがちです。

・集中力の低下
考えがまとまらず、仕事に集中できなくなります。
その結果正常な判断ができなくなり仕事の成果に影響がでます。

・何をしても楽しめない
気分が落ち込んでしまい、自分はだめなんだと否定的な思考になってしまいます。
そのため表情が乏しくなり、何をしても楽しめなくなります。

・死にたくなる
うつ病の人は、自殺する確率が、一般の人よりも遥かに高いと言われています。
否定的な思考が自責感や絶望感につながり、生きる意欲がなくしてしまうことが多いようです。

・日内変動
うつ病の特徴として朝方に強く症状が出て夕方になるとおさまり、 夜にまた気分が落ちてくるという症状が多く見られるようです。
1日の中でも、気持ちや調子に変動があります。

 

3-2.うつ病の対策、改善法

体の症状を治すこともさることながら、 うつ病は心に症状が強くあらわれるため、 とにかくゆっくり休みリラックスすることが大切です。

心の健康を取り戻すことがうつ病の基本的な治療となります。

うつ病まで進行してしまった場合には、 専門機関での治療が必要となります。

 

3-2-1.薬物療法

心療内科、精神科、神経内科にて投薬によって改善する治療法です。

自律神経失調症の改善に効果があると言われている薬は、 次のようなものがあります。

抗不安薬・自律神経調整薬・抹消作用薬・睡眠導入剤など。

うつ病の治療ではセロトニンやノルアドレナリンなどの 神経伝達物質を増やす効果のある「抗うつ剤」を用いた治療が効果的です。

 

3-2-2.心理療法

カウンセリングなど専門的な医師の 客観的な意見に基づく治療が心理療法です。

カウンセリングを通して自分の置かれている環境に気づき、 何が原因でどうすれば改善できるのか対話を通して自分と向き合う療法です。

自律神経失調症やうつ病改善したいけど、薬の力にあまり頼りたくない、 そんな場合は心理療法を選択することができます。

うつ病の場合には、「自分はだめなんだなど」という 否定的な思考パターンに陥ることが多いので、 カウンセリングにより改善するという方法です。

 

3-2-3.代替療法

心理療法と同じく、薬に頼らずに自律神経失調症やうつ病を改善したいという方におすすめです。

具体的には、整体、指圧、マッサージ、鍼灸、カイロプラクティックなど、 東洋医学に基づいたものがあります。

 

 

 

4.不調を感じたときにできること

違和感を感じたら一つの意見に頼りすぎず、 セカンドオピニオンを利用してみることも大切です。

セカンドオピニオンとは、今の主治医の診断を基礎にした上で、 他の医師の意見(=第二の意見)を聞くことです。

治療する本人が主体的に考え、 納得のいく選択をする助けとなることがあります。

 

 

 

5.まとめ

自律神経失調症とうつ病の違いについてみてきました。

自律神経失調症はストレスが原因で、 自律神経のバランスが乱れ症状があらわれる病気であるのに対して、 うつ病はストレスが原因で、脳内の神経伝達物質の分泌異常によって症状があらわれる病気です。

また、うつ病は自律神経失調症のカテゴリーの中に含まれます。

症状のあらわれ方を見ると、自律神経失調症は、ストレスが原因となり、 自律神経のバランスが乱れ機能が低下します。

そして、自律神経失調症の状態が継続すると、 あらゆる所に異常が生じ、様々な病気へと広がっていきます。

その1つがうつ病です。

自律神経失調症の基本的な改善対策は、 心や体が疲労しているときには無理をせず、 ゆっくりと休養をとって、ストレスの原因を解決することが大切です。

自律神経のリズムをもとに戻すこと、 ストレスを取り除くことにより体の症状を緩和しましょう。

 

 

 

 

 


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