上司に知られたくない!うつ病の診断書の貰い方・使い方とその費用

Counselling / Pixabay

仕事に強いストレスを感じている人は、約6割にも上ります。

厚生労働省の資料によると、 55.7%もの人が仕事にストレスを抱えており、 それが理由で休職や退職する人が増えています。

このストレスの原因は、

位…仕事の量・質(57.5%)
2位…対人関係(セクハラ・パワハラを含む)(34.6%)
3位…仕事の失敗、責任の発生等(33.2%)

このようになっています。

こうした現実から、 メンタルヘルス対策に取り組む会社が増えました。

平成27年の発表では、 約6割の会社が取り組んでいると言います。

しかし、一方で、 うつ病で苦しむ方の数は増加しています。

メンタルヘルスへの対策に取り組む会社は増えていますが、 仕事のストレスによるうつ病で、 悩んでいる方が増えているのが現実です。

うつ病で体が動かない、 だけど仕事に行かないと給料が貰えない。

なんども休んだり、 仕事でミスをすれば、 クビになってしまうかもしれない。

ストレスで体調が悪いことや、 うつ病で苦しんでいることが言えない。

こんな悩みや葛藤があると思います。

そんな時には、 いったいどうしたらいいのでしょうか。

一つの方法として、 診断書を会社に提出して休職するという方法があります。

そこで今回は、診断書の目的や使い方から、 うつ病の診断書の貰い方についてまとめました。

うつ病で苦しんでいる時の、 一つの対策として参考にしてください。

 

 

1.診断書とは?

診断書という言葉は、 ほとんどの人が聞いたことがあると思います。

しかし、
・診断書とは具体的にどのようなものなのか
・どんな時に必要なのか
・どこで貰えるのか
このようなことはわからないのではないでしょうか。

実は、診断書といっても、 様々な種類や目的があります。

1-1.診断書の種類

診断書には、 次のような種類があります。

・病気休業診断書
・死亡診断書
・傷病手当診断書
・身体障害者診断書
・自賠責診断書
・生命、共済、損保診断書

これらは診断書の一部ですが、その種類によって目的や記載内容、 貰える場所などが変わってきます。

 

1-2.診断書の内容と目的

診断書の目的としては、 診断結果や診断内容を証明することです。

例えば、入院保険や生命保険を考えると、 わかりやすくなります。

病気や怪我に備えて、加入している方が多いと思います。

しかし、加入していれば、 必ず保険料がもらえる訳ではありませんし、 その額も変わってきます。

つまり、

・どんな病気や怪我をしたのか
・どのような手術をしたのか
・どれだけ入院していたのか

このような内容に応じて、 保険料金が支払われるかどうか判断されています。

その時の証明として使われるのが、 診断書というわけです。

診断結果や診断内容の証明のために、 診断書が必要になるのです。

 

 

 

2.うつ病の診断書とは

では、うつ病の診断書とは、 どのようなものなのでしょうか。

詳しくは、病気休業診断書と言われ、 その内容については、

・うつ病の診断があること
・治療のために休養が必要なこと
・治療に必要な期間

このようなものを書面にしたものです。

この診断書は、 医師のみ作成することができます。

つまり、医師の診断結果や、 その内容を証明するものと言えます。

そして、このようなうつ病の診断書が必要となるのは、 会社に休職を申請する時です。

 

 

 

 

3.休職と退職の違いとは

休職というのは、 怪我や病気、家庭の事情などによって仕事に出られない場合、 会社に籍を置いたまま一定期間の休みを設けることです。

つまり、病気や怪我の治療に専念するために、 まとまった休みを取るための制度です。

会社に籍を置いたままであるため、 病気や怪我が治ったら復職するという前提です。

そして、会社に休職届けを出す時に、 診断書が必要な場合があります。

ただし、この休職というのは、 産休や育休と違い、 法的に定められているものではありません。

それぞれの会社や職場によって、 就業規則などで定められているものです。

中には、休職の規定がないこともあります。

また、休職が認められたとしても、 その期間は無給となる場合が多くなります。

休職期間についても、法律で定められているわけではありません。

そのため、休職期間終了時点で、 復職が困難だと判断された場合には、 休職の延長が可能な場合もあれば、 休職期間終了に伴って退職となる場合があります。

このように、会社によって規定が異なるため、 就業規則などを確認する必要があります。

一方で、退職というのは、 会社から籍を外すということです。

基本的に、診断書は必要ありません。

もちろん仕事を辞めることになるので、 給料は無くなります。

つまり、休職と退職の違いは、 今後、その会社に復帰するのかどうかが、 一番の違いだと言えます。

 

 

 

 

 

4.うつ病の診断書を貰い、休職するメリット・デメリット

先ほどお伝えしたように、 休職も退職も給料はもらえなくなります。

では、うつ病で仕事に出られないと苦しんでいる場合、 どちらを選択すればいいのでしょうか。

休職を選んだ場合のメリットは次のようなものがあります。

・会社に籍を置いたまま一定期間休める
・うつ病の治療に専念することができる
・休職期間終了後は職場に復帰できる
・傷病手当金の申請ができる

このようなことが考えられます。

休職中は、会社からの給料は出ない場合がほとんどですが、 傷病手当金というものがあります。

これは、加入している健康保険から支給されるもので、 最大1年6ヶ月の期間に渡り、 給料の約6割が支給されるものです。

うつ病の治療に専念し、 その後再び職場に復帰するという考えの場合には、 休職を選ぶメリットがあります。

ただし、休職のデメリットもあります。

・休職の規定は職場によって違う
・休職期間終了時に復職できないと退職になることがある
・休職期間が終了しても、復職困難だと判断される場合がある
・傷病手当の支給を受けるには条件がある

傷病手当の支給条件には、
・業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
・仕事に就くことができないこと
・連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
・休業した期間について給与の支払いがないこと
このようなことがあります。

このように、休職や傷病手当は、 職場への復帰を前提としているため、 復帰を考えている場合は、 休職することのメリットがあると考えられます。

 

 

 

 

5.うつ病の診断書はどこで貰えるの?

では、うつ病で休職を考えた場合、 診断書はどこで貰うことができるのでしょうか。

その多くは、 心療内科や精神科の病院になります。

今まで通院している病院がある場合には、 その病院で貰うことができます。

ただし、うつ病と診断されている必要があります。

ここで注意したいことは、 診断書の作成には保険が適応されないということです。

そのため、
・診断書の作成には実費がかかる
・病院によって診断書作成費用が異なる
・病院によって診断書作成までの手続きが違う
・書き直して貰うたびに、実費がかかる
このような注意点があります。

そのため、うつ病の診断書を貰う時には、 次のようなことを事前に確認しておくと安心です。

【職場へ事前に確認すること】
・休職までの手続き方法
・休職届を出す時に必要な書類
・診断書に記載する必要事項

【病院へ事前に確認すること】
・診断書を作成する時の手続き方法
・診断書作成に必要な費用
・診断書を受け取るまでにかかる期間

 

 

 

 

6.うつ病の診断書が貰えるまでの通院期間は?初診でも大丈夫?

診断書を作成してもらうためには、 うつ病の診断がされていることが必要です。

つまり、この診断結果があれば、いつでも貰うことができますが、 当日受け取ることができる病院もあれば、 1〜2週間かかることもあります。

ただし、初診の場合には、その場で診断書を貰うことは難しいようです。

なぜなら、初診で明らかにうつ病だと診断されたり、 治療をしながらの就業が困難だと判断される場合を除いては、 治療経過を診て作成されることが多いからです。

ストレスや体調不良で仕事が辛く、 仕事に行くことができないと悩まれていると思います。

今すぐ休職したいと考えているかもしれません。

しかし、診断書というのは、 診断内容や治療結果から、 休職が必要だということについての、 医師からの証明になります。

そのため、 医師も闇雲に診断書を作成することはできません。

休職が必要なのか、 それとも治療しながら働くことができるのか、 そういったことを医師と相談することが大切です。

 

 

 

 

 

7.うつ病の診断書にかかる費用は?

診断書の作成には保険がきかないため、 実費がかかります。

さらに、病院によって、 その費用が異なっています。

診断書作成費用を調べた調査によると 1,000円から10,500円までと、 大きなばらつきがあるようです。

さらに、患者側から会社指定の様式で作成を依頼すると、 病院指定の様式で作成する場合と比較して、 料金が高くなることがあります。

また、診断書作成のたびに費用が発生します。

無駄な出費とならないように、診断書の作成依頼をする前には、 会社指定の様式があるか、 会社が規定している記載内容があるか、 この2つを確認するようにしましょう。

 

 

 

8.まとめ

仕事のストレスから、うつ病に苦しんでいる方が増えています。

・仕事をしながら治療を受けても改善しない
・仕事を休むことが増えている
・職場にも迷惑をかけてしまう

このような悩みから、 仕事を続けることができない、 でも退職するのは不安だという場合には、診断書を貰い、休職する方法があります。

休職とは、治療などに専念するために、 会社に籍を置いたまま、 一定期間の休みを設けるものです。

この休職届を出す時に、 うつ病の診断書が必要になることがあります。

うつ病の診断書は、診断、診察、治療を受けている病院で、 貰うことができます。

ただし、診断書の作成には保険が効かないため、 実費での支払いが必要になり、 その費用は1,000円から10,500円まで、 ばらつきがあります。

うつ病で休職を希望する場合には、 次のようなステップで準備をしましょう。

ステップ1:就業規則などで休職の規定や必要書類を確認する

ステップ2:通院している病院へ診断書を依頼する

ステップ3:会社へ休職届けを提出する

ステップ4:傷病手当の支給を申請する

傷病手当を受け取ることができれば、 休職期間中も給料の約6割程度の 支給額を受け取ることができます。

仕事を続けながらうつ病を治すのが難しい場合には、 診断書を貰って休職することも、 一つの手段になるのではないでしょうか。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 


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