花粉症はアレルギー専門医を受診したほうがいい7つの理由

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今や国民病となった花粉症。

日本人の4人に1人が花粉症です。

あなたも何年も花粉症に苦しんでいたり、 ツラい症状や副作用に悩んでいないでしょうか。

もしかしたら、 花粉症なのかアレルギーや風邪なのかわからず、 困っているのかもしれません。

そんな時は、 アレルギー専門医を受診するのがオススメです。

今回は、花粉症に困った場合の受診先と、 アレルギー専門医を受診したほうがいい7つの理由を 詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

 

1.花粉症はアレルギー科もしくは耳鼻咽喉科の受診が安心!

花粉症に悩まされる人はますます増えているため、 国民病と言われるまでになりました。

最近では子供の花粉症も増えています。

花粉症のシーズンになれば、 天気予報でも花粉情報を伝えていますし、 毎年のようにテレビ番組の特集も組まれます。

誰もが聞いたことがある花粉症ですが、 何年も治らず苦しんでいたり、 安易に市販薬を使用することで副作用に悩むことがあります。

薬の処方は一般内科でもできますが、 花粉症はアレルギーの一種です。

そのため、花粉症の改善には、 他のアレルギーや風邪と区別して治療することが大切です。

また、新たな治療方法も開発され、 専門医だけができる治療によって完治することもあります。

このようなことからも、 花粉症は専門医の受診をお勧めします。

花粉症の専門医は、 アレルギー科もしくは耳鼻咽喉科にいます。

ぜひお近くの専門医を受診して、 ツラい花粉症を改善しましょう。

ここからは、アレルギー専門医を受診するべき理由を 詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

 

2.花粉症とアレルギー性鼻炎の違いとは?

花粉症かもしれないと思って病院を受診すると、 花粉症アレルギー性鼻炎と言われます。

テレビの特集や薬のCM、 市販薬のパッケージにもこの2つの言葉が出てくるので、 この違いはなんなのかと迷われているかもしれません。

よくわからないまま市販薬を買って、 服用するのも不安だと思います。

病院を受診するにも何科に行けばいいのか迷います。

いったいこの2つは何が違うのでしょうか。

花粉症とは花粉が原因で起こるアレルギー症状のことで、 アレルギー性鼻炎に含まれています。

くしゃみ、鼻水、鼻づまりの鼻炎症状が見られ、 治療薬も同じものが使われます。

ではなぜ2つの言葉があるのかというと、 アレルギー性鼻炎には花粉以外にも、 ハウスダストやダニが原因となるものがあるので、 これらを区別するために花粉症と呼んでいるのです。

ツラい花粉症を改善するためには、 これらを区別した治療や対策が必要になります。

 

 

 

 

 

3.こんなにあった?!花粉症のアレルギー症状とは

花粉症とアレルギー性鼻炎に共通する症状は、 くしゃみ鼻水鼻づまりの3大症状があります。

花粉症の場合は目のかゆみを加えた4大症状があり、 花粉が直接の原因となります。

さらに二次症状と言われるものもあります。

この二次症状が日常生活にまで問題を起こします。

具体的には次のようなものがあります。

・イライラやストレスを感じる
・睡眠不足や眠気を感じる
・食欲不振になる
・頭痛や微熱、体のだるさが生じる
・下痢や吐き気、腹痛が起こる
・花粉症皮膚炎が起こる
・集中力、判断力が低下する
・仕事、勉強の効率を下げる
・鼻づまりで匂いや味がわからなくなる
・口呼吸になるため、のどが乾燥し風邪をひきやすくなる
・鼻水がのどに流れ、のどのイガイガ感や痰や咳が出る
・目の異物感や目やにが出る
・コンタクトレンズによる目のトラブルが起こる
・コンタクトレンズに付着した花粉が症状を悪化させる
・耳の奥がかゆくなる
・特に子供の場合には副鼻腔炎を合併しやすい
・全身にアレルギー症状が多発するアナフィラキシーが起こる

このように、数多くの二次症状によって仕事や勉強、 車の運転や家事などの日常生活にまで影響するのが花粉症のツラさです。

 

 

 

 

 

4.花粉症から食物アレルギーになる?!

近年、花粉症から食物アレルギーになる人が増えています。

これを口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome;OASもしくは、 花粉食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome;PFSと言います。

生野菜や果物を食べて口やのどがピリピリしたり、 唇が腫れる場合には花粉食物アレルギーの可能性があります。

詳しくは、下記の記事でお伝えしていますので参考にして下さい。

3ステップで解決!花粉症から食物アレルギーになる危険な食材とは

 

 

 

 

 

5.花粉症は春のスギ花粉だけではない!

花粉症と言えば春のスギ花粉が有名です。

学生の頃から悩まされていれば、 受験シーズンと重なり苦しかった覚えがあると思います。

厚生労働省の資料でも、 花粉症の70%はスギ花粉が原因だとしています。

しかし、花粉症は春だけのアレルギーではありません。

「花粉シーズンじゃないのにくしゃみや鼻水が出る。でも熱も出ないし風邪ではなさそう。」

そんな時はスギ以外の花粉症の可能性があります。

季節別の花粉には次のようなものがあります。

・春…スギやヒノキ
・春から初夏…カモガヤ、オオアワガエリ
・夏から秋…ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ

また、花粉症は飛散量が増えると症状が強くなります。

花粉飛散量はお住いの地域やその年によっても変わります。

環境省花粉観測システム(はなこさん)では、 地域別の花粉飛散状況をリアルタイムで見ることができるので、 ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

 

6.花粉症のアレルギー?それとも風邪?

日本で一番多いスギ花粉は2月頃から飛散し始めます。

花粉症の症状が出始める頃と、 風邪の季節がちょうど重なっています

インフルエンザのピークは1月から2月頃ですし、 季節の変わり目は風邪をひきやすい時期です。

くしゃみや鼻水などの症状も似ているため、 花粉症なのか風邪なのかわからず困ってはいないでしょうか。

初めて花粉症かもしれないと思った方はもちろんですが、 これまでに花粉症を経験している方でも、 いつもと違う時期に症状が出ると迷うと思います。

この2つの治療方法は違うため、 早く治すためには正しい判断が大切です。

そこで花粉症と風邪の違いをわかりやすくまとめました。

あなたの症状と比べて参考にしてください。

花粉症 風邪
鼻水 サラサラで透明 ネバネバで黄色
鼻づまり 症状がひどい

両方の鼻が詰まることもある

両方同時に詰まることは少ない
くしゃみ 頻繁に繰り返す 時々出る
目のかゆみ ある ない
のどの痛み 少ない ある
熱が出ても微熱 微熱から高熱まで
症状の期間 花粉が飛散している期間中 1週間程度
天候による影響 よく晴れた風の強い日に症状が悪化 天候の影響はない

 

 

 

 

7.花粉症はアレルギー検査でわかる

花粉症のツラい症状を改善するためには、 どの花粉が原因となっているのかを知ることが大切です。

そこでアレルギー検査があります。

 

7-1.鼻汁好酸球検査

好酸球(こうさんきゅう)とは、 体を守る免疫細胞の一種です。

花粉症を含むアレルギー性鼻炎では、 鼻水に含まれる好酸球が増加します。

これを調べる方法が鼻汁好酸球検査です。

綿棒でふき取った鼻水や、 かんだ鼻水を顕微鏡で観察して判断します。

好酸球が増加していれば、 アレルギーによる鼻炎だとわかります。

この検査は耳鼻咽喉科やアレルギー科で受けることができ、 検査結果は当日わかります。

 

7-2.血清特異的IgE抗体検査(血液検査)

この検査では採血した血液中のIgE抗体を調べます。

これを調べることによって、 花粉症の原因となっている花粉がわかります。

また、ハウスダストやダニ、 ペットや食物アレルギーの検査もできます。

検査結果は検査を受ける病院や、 検査項目数によって1〜2週間かかることがあります。

この検査は一般内科でも受けることができますが、 その後の治療を考えると耳鼻咽喉科やアレルギー科で受けるのがお勧めです。

検査結果の記載された用紙を渡されるので、 結果の見方や説明を医師から詳しく受けましょう。

 

7-3.皮膚テスト

皮内テストとも言います。

花粉症の皮膚テストには、 スクラッチテストやプリックテストが行われます。

この検査は針で皮膚にわずかな傷をつけ、 そこに花粉のエキスを滴らします。

そして15〜20分後の皮膚の様子を見て判断します。

膨らんだり赤くなれば原因となる花粉がわかります。

こちらも耳鼻咽喉科やアレルギー科で受けることができます。

 

 

 

 

8.花粉症のアレルギーを改善する2つの治療法

花粉症の治療には大きく分けて、 対処療法根治療法の2つがあります。

 

8-1.対処療法とは

対処療法には症状を軽くするための薬物療法や手術療法があります。

8-1-1.薬物療法

薬での治療は、
主に抗アレルギー薬ステロイドが使用されます。

これらの薬は症状や花粉の飛散時期によって、種類や強さを調節して処方されます。

具体的には3つの時期に分けて判断されます。

・初期療法(花粉症が起こる前、もしくは症状が軽い時期)
・導入療法(強い症状が出ている時期)
・維持療法(症状が改善されてきた時期)

特に、花粉症がわかっている場合には、 初期療法が有効だと言われています。

症状がひどくなる前に薬を服用することで、
症状を抑えたり使用する薬を減らすことができます。

 

8-1-2.手術療法

花粉症の手術療法としてよく聞くのがレーザー治療です。

これは鼻の粘膜にレーザーを照射して、 粘膜を変性させるものです。

鼻の粘膜が変性すると花粉と接する粘膜の範囲が減り、 アレルギー症状の反応を鈍くします。

この手術は耳鼻咽喉科やアレルギー科で受けることができます。

30分程度で終わる手術のため、 日帰りで手術を受けることができます。

手術費用は医療費が3割負担の場合には、 およそ9,000円となります。

 

8-2.根治療法とは

根治療法とは花粉症を根本的に治す治療のことです。

具体的には花粉の除去や回避する方法と、 減感作(げんかんさ)療法があります。

 

8-2-1.花粉の除去や回避する方法

これは花粉を体の中に入れないことで、 アレルギー症状を起こさないようにするものです。

ただし、花粉を100%除去することは不可能なので、 根治療法と言うよりも花粉症対策と言えます。

具体的には次のような方法があります。

・花粉飛散情報をチェックして外出予定を立てる
・花粉の付きにくい服の素材を選ぶ
・マスクやメガネで花粉をカットする
・家の中に花粉を持ち込まない

下記の記事で詳しくお伝えしているので参考にしてください。 http://kenkouninaru.info/hay-fever#03

 

8-2-2.舌下免疫療法

今まで花粉症やアレルギーは治らない病気と言われてきました。

そのため症状を抑える対処療法や、 花粉を極力取り除くような対策がされてきました。

しかし、近年注目されている治療法があります。

それが減感作(げんかんさ)療法です。

分かりやすくお伝えすると、 原因となる花粉を少しずつ体に投与して、 その花粉に慣らしていく方法です。

つまり、原因となる花粉が体の中に入っても、 アレルギー症状が出なくなる治療法です。

その中でもスギ花粉症に対しては、 舌下(ぜっか)免疫療法というものが有効です。

スギ花粉症が完治したという報告もあります。

平成26年には保険適用となり、 その効果が期待されています。

ただし課題もあります。

この治療は講習を修了した医師のみが行うことができ、 即時的に効果があるものではなく、 2〜5年間、毎日自宅で投与する必要があります。

まずはアレルギー専門医の診察を受け、 正しい診断のもと医師へ相談してみましょう。

 

 

 

 

9.まとめ

いかがだったでしょうか。

花粉症は一般内科でも薬が処方されますし、 ドラッグストアにも市販薬が数多く並んでいます。

しかし何十年も花粉症が治らなかったり、 ツラい症状や薬の副作用で仕事や勉強だけではなく、 普段の生活にも問題が起きることがあります。

このツラさから解放されるためには、 花粉症の専門医を受診することがお勧めです。

花粉症はアレルギーの一種です。

そのためアレルギー専門医のいる 耳鼻咽喉科アレルギー科を受診しましょう。

インターネットで「日本アレルギー学会専門医」と調べると、 お近くの専門医を探すことができます。

ぜひ今回の記事を参考に、 ツラい花粉症を改善しましょう。

 

 

 

 

 

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