
みなさんの中には、長い間花粉症とは無縁だったのにも関わらず、突然アレルギー症状が発症した人もいるかも知れません。
いったん花粉症を発症すると、目のかゆみや鼻水、鼻づまりなどに悩まされ、日常生活にも支障をきたす場合もあります。
抗原(アレルゲン)との接触が引き起こす花粉症は、大人になってから突然発症するケースもあるのです。
わが国では、1960年代に初めてスギ花粉症の報告がされて以来、花粉症は年々増加傾向にあります。
アレルギー性の病気は、年齢とともに、花粉症からアトピー性皮膚炎・気管支喘息へと形を変えて進行していく傾向があり、アレルギー反応が自然に治ることはほとんどないといわれています。
しかし、生活の工夫によっては、症状を軽減することも可能です。
早めに対処するためにも、花粉症の症状を感じたら、その原因となっているアレルゲンを特定する必要があります。
ただ一口に花粉症といっても、代表的なスギやヒノキの樹木の花粉だけでなく、カモガヤなどのイネ科、ヨモギなどのキク科など、対象となる植物は多数存在します。
さらに、もしかしたら、アレルギー症状はダニやハウスダスト、食品など、花粉とはまったく関係ないものが引き起こしている可能性もあるのです。
原因が特定できなければ、対処のしようもありません。
そんなときに役立つのが、「花粉症アレルギー検査」なのです。
あれ?花粉症かな?と感じたら、花粉症のアレルギー検査をすることで原因を特定し、対処方法を知ることができます。
また以前から症状のあった人は、花粉の飛散する時期の前に検査をして、花粉を日常的に取り込まないようにしたり、花粉の飛散前に予防的に治療薬を服用することで、症状を軽くすることができます。
このような検査が、自宅で手軽にできたら、とても便利だと思いませんか?
この記事では、あれ?花粉症かな?と感じたら、すぐに自宅でできる花粉症検査キットについてご紹介します。
- 目次
1.花粉症ってどんな病気?
1-1.花粉症とは何か?
1-2.花粉の種類
1-3.花粉の飛散時期|
2.もし花粉症かなと思ったら?
2-1. 病院でできる検査
2-2. 花粉症検査の種類
2-3. 病院検査のデメリット
3.自宅で花粉症検査ができるってホント?
3-1. 自宅検査のメリット
3-2. 複数のアレルゲンが及ぼす影響と自宅検査キット
3-3-1. 検査キットの検査の流れ
3-3-2. 検査キットの使用方法
3-3. オススメ3種類の検査キット
4.花粉の予防策
4-1. 花粉の予防策について
4-2. 花粉の量を測る検査キット
5.まとめ
1.花粉症ってどんな病気?
1.花粉症とは、いったいどのような病気でしょうか?
ここでは花粉症の定義や、花粉症の原因となる花粉の種類、花粉の飛散時期などについて詳しく説明していきます。
花粉は、日常生活において1日あたり、約2000万個屋内に侵入しているといわれています。
花粉を20~40個吸引すれば症状が出るともいわれており、花粉症の原因となる花粉の種類やその飛散時期を知ることは、花粉症を防ぎ、症状を和らげるためにも必要な知識です。
1-1.花粉症とは何か?
季節性アレルギー性鼻炎のほかに、通年性アレルギー性鼻炎があります。
これはアレルゲンが1年中存在するため、症状も1年中続きます。
主なアレルゲンはダニやハウスダストで、花粉ではありません。
最近では、花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)と通年性アレルギー性鼻炎の両方を併発する人や、複数の花粉に反応する人も増えています。
花粉症とは、植物の花粉によって引き起こされる、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状のことをいいます。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどがあり、まれに喘息やアトピー症状を併発することもあります。
現在、日本人の約25%が花粉症(鼻アレルギーの全国疫学調査2008[1998年との比較]-耳鼻咽頭科医およびその家族を対象として-)だといわれています。
1-2.花粉の種類
また花粉症は、居住地域にどのような植物が存在しているかにも関係してきます。
たとえばスギは、北海道・沖縄にはほとんど存在しないため、スギ花粉症はありません。
一方で北海道には、シラカンバ花粉症が多いなど、地域による特徴があります。
花粉症の原因となる花粉の種類は非常に多く、日本ではこれまでにおよそ60種類の原因花粉が報告されています。
花粉症の原因としてもっとも多い花粉は、樹木ではスギ、ヒノキ、ハンノキなどです。
草本では、カモガヤなどのイネ科、シラカンバなどのカバノキ科、ブタクサなどのキク科の植物といわれています。
1-3.花粉の飛散時期
主な花粉の飛散時期は、スギ花粉が2月~4月。
飛散量が多く飛散距離も長いのが特徴です。
ヒノキ花粉は3月~5月。
スギと同じく飛散距離が長く広範囲で発症します。
イネ科(カモガヤ、オオアワガエリ)の場合は初夏に、キク科(ヨモギ、キクなど)の場合は、真夏から秋口にかけてです。
キク科の中でもブタクサ花粉はスギ、ヒノキについで多い花粉症のアレルゲンです。
ただし飛散距離が短いため、近づかなければ発症をさけられます。
2.もし花粉症かなと思ったら?
花王の調査では、1日の生活の中で花粉症がツラいと感じるのは、「起床時」63%がもっとも多く、
「洗濯物干し・取り込み時」49%、「外出・出勤時」40%、その他「部屋の掃除中」33%、「布団干し・取り込み時」23%と家事をしているときをあげる人が多いようです。「花粉に関する生活者実態とその対策の検証」www.kao.co.jp/life/info/051129/index.html
このように、花粉症はもし発症してしまったら、日常生活に少なからず影響を及ぼします。
原因となる花粉を自分で特定するのはともて難しいため、花粉症の症状があらわれたら、なるべく早く検査を受けるようにしましょう。
アレルゲンを特定することで、ピンポイントで対処法を見つけることが可能になります。
結果、少ないお薬で、症状も軽くて済みます。
2-1. 病院でできる検査
花粉症の検査は病院でできます。
花粉症は鼻炎の一種ですので、基本的には耳鼻科で診断します。
しかし症状が強く出ている場合は、患部にあわせて眼科や呼吸器科などへの変更がある場合もあります。
詳しいことはお医者さんに判断してもらうのが良いでしょう。
2-2. 花粉症検査の種類
花粉症の検査方法にはいくつかの種類があります。
花粉症の検査費用は、細かい値段設定は病院によって異なりますが、おおよそ3000円程度です。
検査にはいくつか項目があり、チェックする項目の数で値段が決まる病院が多いようです。
1項目なら500円程度ですが、全項目検査をすると5000円以上かかる場合もあります。
病院でできる検査には、以下のような種類があります。
① 皮膚反応検査
皮膚アレルギーの原因となる物質のエキスを付着させ、その後の皮膚に反応が起きるかどうかでアレルギーの原因を判断する方法です。
② 血液検査
血液を採取して、血中にある花粉を調べて判断します。血液検査の場合は、花粉症の症状の度合いやアレルギーの原因、だいたいの治療期間などもわかります。
注射に抵抗のない人にはオススメです。
③ 粘膜誘発テスト
原因と考えられる物質を鼻の粘膜に付着させ、花粉症の症状が出るかどうかで判断します。
2-3. 病院検査のデメリット
病院で受診して検査をする場合、アレルギーを疑わせる症状があり、医師の判断のもとで行う検査は保険適応となります。
しかし、アレルギーを疑わせる症状がないのに検査を行う場合は、すべて実費(保険適応外)となってしまいます。
医師が診察して、検査が必要と認めないのに、患者さんの希望によりアレルギー検査を行う場合にも、検査費用のほかに診察料もすべて実費となってしまいます。
保険適応の場合は3割の自己負担で済みますが、保険適応でない場合には、かなりの高額になってしまいます。
また病院での検査は、スギ、ブタクサ、ハウスダストなどを含む、5~8種類と代表的な検査項目のみです。
しかし、アレルギー症状の原因(アレルゲン)は、花粉以外の場合もあります。
もしかしたらあなたのアレルギー症状はダニや食品など、花粉とはまったく関係ないものが、引き起こしている可能性もあるのです。
近くに病院がなかったり、多忙で病院に行く時間が作れない場合もあります。
このようなデメリットを補って、あまりある便利な検査キットがあることを、あなたはご存知ですか?
それが、自宅でできる花粉症の検査キットなのです。
3.自宅で花粉症検査ができるってホント?3つの検査キット
実は花粉症の検査は、病院だけでなく今は自宅でもできるのです。
花粉症の検査キットを購入すれば、誰でも手軽に自宅にいながら検査が可能です。
方法はいたって簡単です。
送られてきた検査キットに指先の血液を採取し、郵送します。
すると数日後には検査結果が、電子メール、あるいは郵送で送られてくるのです。
時間に終われる多忙な現代人にとっては、強い味方があらわれたのかも知れません。
3-1. 自宅検査のメリット
① 自宅でできる検査キットは、一度に検査できるアレルゲンの検査項目が多いことが特徴です。
特に食物系のアレルギー検査に関しては、96種類ものアレルゲンを一度に検査できるキットもあります。
② 検査精度は病院と同等の信用性があります。
多くの検査キットは、自分の血液を簡単に採取する方法になっています。
検体の検査は、国の登録衛生検査所での検査となるので、病院と同じ精度の検査結果を得られます。
③ 病院に行く手間が省けることもメリットのひとつです。
多忙で病院に行く時間のない人や、病院に行くのが面倒な人に最適かも知れません。
自分の好きな時間に検体を採取して郵送するだけで、数日後には検査結果がわかります。
3-2. 複数のアレルゲンが及ぼす影響と自宅検査キット
今現在、花粉症の患者数は増加傾向にあり、アレルゲンも一つではなく複数を抱えるケースも増えています。
花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の両方を併発する人や、複数の花粉に反応する人が増えているのです。
※日本リサーチセンターの調査によると、2014年の32.8%から2015年には35.3%にやや増加している https://www.jmra-net.or
過去にアレルギー検査で陰性になったアレルゲンでも、現在アレルギーが発症してしまっているケースもあるため、その場合には何度も検査を受けなおす必要があります。
その都度病院に通い、診察までの長い時間を待たされるのは、多忙な現代人にとってはかなりの苦痛かも知れません。
時は金なりです。このようなケースにおいて、自宅で好きな時間に好きなタイミングで手軽に検査ができるのであれば、これほど便利なものはありません。
このような意味でも自宅検査キットは、現代人にとって大きなメリットもたらすツールだといえるかも知れません。
では次に、自宅でできる、オススメ3種類の検査キットをご紹介します。
3-3. オススメ3種類の検査キット
① スギ・ヒノキ・ブタクサの自宅検査キット「花粉アレルギー検査1(スギ・ヒノキ・ブタクサ花粉)」
花粉系で代表的な3つのアレルゲンを同時検査可能です。
特にスギに関しては、日本人の26.5%が悩まされているといわれています。
もし症状があらわれた場合は、まずスギのアレルゲンを検査することをオススメします。
この他にもスギ・ヒノキ・ブタクサ・カモガヤ・ハウスダスト・ペットなどから3種類、4パターンの組み合わせから選ぶことができます。
価格も6,500円前後であり、病院での検査費用が3,000円~5,000円前後で、診察料のことを考えると大きな差はありません。
② イヌ・ネコ・ハウスダストの自宅検査キット「アレルギー検査(イヌ・ネコ皮屑・ハウスダスト)」
犬と猫、ハウスダストを同時に検査できるキットです。
イヌ皮膚・ネコ皮膚とハウスダストのアレルゲンを調べることができます。
上記の検査で花粉アレルゲンが特定されなかった場合にオススメです。
③ 食物系96種類検査キット「IgG96スタンダード・フード・パネル」
食物系のアレルゲンをなんと96種類も調べることができる検査キットです。
乳製品や肉類、野菜など幅広く対応。ただし、花粉アレルゲンは含まれません。
しかし症状の原因が花粉ではない場合も考えられます。
もし、他の検査で花粉アレルゲンが特定されなかった場合には、オススメです。
検査項目:・乳製品(カゼイン・チェダーチーズ、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト)・フルーツ(リンゴ、アボガド、バナナ、網メロン、チェリー、ココナッツ、赤ブドウ、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、モモ、パイナップル、いちご、スイカ)・ナッツ・穀類(アーモンド、あずき、玄米、カシューナッツ、蕎麦、トウモロコシ、小麦グルテン、キドニー豆、緑豆(マング・ビーンズ)、オートムギ、ピスタチオ、白米、ライ麦、ゴマ、大豆、クルミ、全粒小麦、さやいんげん)・野菜(タケノコ、もやし、ニガウリ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、ナス、ニンニク、ピーマン、昆布、リーキ、レタス、マッシュルーム、オリーブ(黒)、タマネギ、かぼちゃ、ほうれん草、さつまいも、トマト、じゃがいも)・肉類(牛、鶏、鶏卵(卵黄)、鶏卵(卵白)、ラム、豚、アヒル卵(全卵))・シーフード(あわび、ハマグリ、タラ、カニ、イカ、牡蠣、レッドスナッパー、サーモン、スズキ、エビ、マグロ)・スパイス(カレーパウダー、しょうが、マスタード、黒胡椒、チリ、バニラ)・その他(製パン用イースト、醸造用イースト、カカオ、コーヒー、蜂蜜、さとうきび、緑茶)
3-3-1. 検査キットの検査の流れ
アレルギー検査の流れは次の通りです。
まず検査キット販売サイトに検査を申し込みます。
お支払い手続きをした後、約一週間以内に検査キットが自宅に到着します。
キットを使って自宅で血液を採取し、検体・検査申込書などを返信用封筒に入れて返送します。
採取された検体は、国の登録衛生検査所にて分析し、検査をします。
その後、検査結果が、電子メールあるいは郵送にてご自宅に届けられます。
3-3-2. 検査キットの使用方法
① スピッツ(採血管)と血液を採取するためのロートを接続し、ホルダーに立てます。
② ランセット(穿刺針)の保護キャップを引き抜き、ホルダーから取り出します。
③ お湯で手を洗い、マッサージをして血流を良くします。巻いた圧迫用テープをはがした後、絆創膏で保護します。
④ 立ち上がり腕を下ろして、採血部位を心臓より低くします。その姿勢で、血液をゆっくりと1滴ずつしぼり出し、ロートの中心棒に沿って血液を流し込みます。
⑤ 採血量は、スピッツの赤い線を超えるまで入れます。
⑥ スピッツのキャップを閉めます。
また、検査キットによっては、セパロン(小型遠心分離機)が必要なものもあります。
その場合は、採血後以下のようにします。
⑦ スピッツのキャップを閉め、ただちにスピッツの上下を反転させます。そしてスピッツを10分間放置し、スピッツ内の血液を完全に凝固させます。
⑧ スピッツをセパロンに正しくセットし、スイッチを入れて10分間遠心させます。
⑨ 血液が3層に分かれて、上段部分に薄黄色の「血清」ができたら完成です。
4.花粉の予防策
最後に、花粉症にならないための予防策をご紹介いたします。
花粉症はいったん発症してしまうと、なかなか完治しないといわれています。
くしゃみや鼻水など日常生活にも影響を及ぼすだけに、発症しないに越したことはありません。
もし発症してしまった場合でも、予防策を講じることで症状を軽減させることにもつながります。
是非、実践してみることをオススメします。
4-1. 花粉の室内侵入経路
花王の調査によると、花粉の室内侵入経路は窓や換気口からの侵入が6割、洗濯物や布団などの付着による持ち込みは4割であったそうです。
換気により侵入したものの大部分は、床面に存在していたとのことです。引用元「花粉に関する生活者実態とその対策の検証」)www.kao.co.jp/life/info/051129/index.html
4-2. 花粉の予防策について
以下のようなちょっとした工夫で、室内の花粉量を半減することができます。
① 衣類や頭髪についた花粉を玄関外で払ってから玄関に入ります。
外干した洗濯物や布団を手で払ったところ、
タオルは46%、Tシャツは65%、布団は57%の花粉を落とすことができました。
帰宅時は衣類を脱ぐだけでも40%、手で払えば70%、ブラシを使えば80%の花粉を落とすことができました。引用元「花粉に関する生活者実態とその対策の検証」
www.kao.co.jp/life/info/051129/index.html
② 花粉の主な侵入口である換気口や窓周りは、こまめに掃除します
③ フローリングは、ウェットシートで拭いた後で掃除機をかけます
④ 部屋の換気をするときは、窓をこまめ(約10cm)に開け、レースのカーテンを閉めることでかなり軽減できます
⑤ カーペットはしっかりと掃除機をかけます
4-3. 花粉の量を測る検査キット
最後にユニークな検査キットをご紹介します。
「ファステスト・花粉置き型検査キット」というものです。
これは、家のまわりや室内に侵入する花粉の量を測る検査キットです。
家の外では、周囲の環境により飛散量が大きく異なります。
家の中でも換気や窓の開け閉めの程度によって、花粉の侵入量は大きく変わります。
気になる場所で測定することによって、その場所の花粉量に応じた対策を講じることができます。
このような検査キットを用いることも、花粉症の予防策として有効だと考えられます。
5.まとめ
花粉症とは、植物の花粉によって引き起こされる、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状のことをいいます。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどの症状があり、まれに喘息やアトピー症状を併発することもあります。
花粉症の原因となる花粉の種類は非常に多く、日本ではこれまでにおよそ60種類の原因花粉が報告されています。
花粉症の原因としてもっとも多い花粉は、樹木ではスギ、ヒノキ、ハンノキなどです。
花粉症はもし発症してしまったら、日常生活に少なからぬ影響を及ぼします。
原因となる花粉を自分で特定するのはともて難しいため、花粉症の症状があらわれたら、なるべく早く検査を受けるようにしましょう。
アレルゲンを特定することで、ピンポイントで対処法を見つけることが可能になります。
結果、少ないお薬で、症状も軽くて済みます。
病院では、皮膚反応検査、血液検査、粘膜誘発テストなどの検査ができます。
しかし、病院でのアレルギー検査は、デメリットもあります。
アレルギーを疑わせる症状がないのに検査を行う場合は、すべて実費(保険適応外)となってしまうケースです。
また検査項目が比較的少ないことも挙げられます。
さらに近くに病院がなかったり、多忙で病院に行く時間が作れない場合もあります。
自宅でできる花粉症検査キットは、このようなデメリットを十分に補ってくれます。
自宅でできる検査キットは、一度に検査できるアレルゲンの検査項目が多いことが特徴です。
検査精度は病院と同等の信用性があります。
病院に行く手間が省けることもメリットのひとつです。
現在、花粉症のアレルゲンはひとつだけでなく、複数または通年性アレルギー性鼻炎を併発するケースも多く、検査も一度ではすまなくなってきています。
多忙で病院に行く時間のない人や、病院に行くのが面倒な人に最適かも知れません。
ここでオススメしている自宅でできる検査キットは、次の三つです。
①スギ・ヒノキ・ブタクサの自宅検査キット
「花粉アレルギー検査1(スギ・ヒノキ・ブタクサ花粉)」その他4パターンの組み合わせ
②イヌ・ネコ・ハウスダストの自宅検査キット
「アレルギー検査(イヌ・ネコ皮屑・ハウスダスト)」
③食物系96種類検査キット
「IgG96スタンダード・フード・パネル」
②と③は花粉アレルゲンの検査ではありませんが、①の検査で花粉アレルゲンが特定されなかった場合にオススメです。
花粉症はかからないに越したことは言うまでもありません。
しかしコップの水がいっぱいになると水が溢れ出すように、アレルゲンが一定以上体内に溜まると、花粉症は突然発症するといわれています。
花粉症にならないため、またもし発症してしまった場合でも、予防策を講じることで症状を軽減させることにもつながります。
衣類や頭髪についた花粉を玄関外で払ってから玄関に入ったり、部屋の換気をするときは窓をこまめ(約10cm)に開け、レースのカーテンを閉めるなど、ちょっとした工夫で室内の花粉量を半減させることができます。
このような予防策を講じつつも、もしも花粉症を発症してしまったと感じたときは、上記の自宅でできる花粉症検査キットを是非お試しください。