もしかして病気かも?!肺に圧迫感を感じる3つの原因と改善方法

Peggy_Marco / Pixabay

あなたにはこんな症状がありませんか?

・息苦しくさや肺の圧迫感
・胸が締め付けられる感じや痛み
・病院では原因不明の肺の圧迫感と息苦しさ

これまではこの様な症状があっても、 一時的なものだと思い病院へは行かずに、 様子を見ていたかもしれません。

しかし、 「なんでいつまでも治らないんだろう?」 「もしかして病気なんじゃないか?」 「悪化しているけど大丈夫なんだろうか?」
などと不安になってきたので、 今こうして調べているのではないでしょうか。

早く病院へ行かないと治らないかもしれないと、 焦りを感じているかもしれません。

実際に病気が原因だった場合には、 受診や治療が遅れることで、 病状が悪化してしまうものもあります。

反対に病気の早期発見によって、多くの命が救われている事実もあります。

例えば脳梗塞はt-PAという新しい薬の登場により、 早期発見、早期治療を行うことで半数以上の患者が回復し、 薬の適応者では死亡者0人だったというデータもあります。
(国立循環器センター t-PA治療結果より)

早期発見、早期治療のために必要なことは、 まず何が原因なのか、 そして何科を受診すればいいのかを知ることです。

そこで今回は、 あなたが感じている肺の圧迫感や痛み、息苦しさ原因と、 専門医のいる病院を詳しくお伝えしていきます。

ぜひこの機会に 不安のない健康な体を取り戻しましょう。

 

目次

  1. 肺の圧迫感の3つの原因
  2. 息苦しさ、咳、痰は肺が原因
  3. 息切れと肺や胸、肩、背中の痛みは心臓が原因
  4. 原因不明の肺の圧迫感は自律神経が原因
  5. まとめ

 

 

1.肺の圧迫感を感じる3つの原因

息苦しさや圧迫感を感じると、 が原因なんじゃないかと思われるのではないでしょうか。

しかし、実は肺以外にも 心臓自律神経が原因の場合もあります。

一見すると肺の圧迫感や息苦しさとは、 無関係のように思われるかもしれません。

ですが、肺、心臓、自律神経の3つは、 密接に関係しています。

まず肺と心臓は2つがそろうことで、 体が動き人間は生きています。

そして、この2つをコントロールしているのが、自律神経と言われるものです。

例えば車を例に考えてみると、 まずガソリンの給油が必要です。

そして車を動かす原動力のエンジンも必要です。

ガソリンを給油して、 エンジンが回ることで車が動きます。

しかし、これだけでは足りません。

ガソリンとエンジンがあっても 車は安全に動くことができません。

つまり、運転手が必要だということです。

運転手がハンドルやアクセル、 ブレーキを調節して初めて安全に動くことができます。

ガソリン、エンジン、運転手のどれか一つでも故障すれば、 車は動くことができません。

肺、心臓、自律神経の関係もこれと同じです。

肺はガゾリンの給油、心臓はエンジン、 自律神経が運転手にあたります。

肺で酸素を取り入れて、 心臓がドクンドクンと脈打つことで、 人間は生きていくことができます。

そして自律神経が肺や心臓の働きを 調節しているので健康な体を維持できるのです。

そして車と同じで肺、心臓、自律神経のどれか一つでも欠ければ 人間にも不調が起きてしまいます。

その中のひとつが、 肺の圧迫感や息苦しさ、胸の痛みなどです。

ここからはもう少し掘り下げて、 症状別にその原因を見ていきましょう。

 

 

 

2.息苦しさ、咳、痰は肺が原因

肺の圧迫感とともに息苦しさや咳(せき)、 痰(たん)が見られることがあります。

これらの場合は肺が原因となっていることが考えられます。

その理由を詳しくみていきます。

 

肺の「換気障害」

肺の働きとは、酸素を受け取り二酸化炭素を出すことです。

酸素とは人が生きるためのエネルギー源です。

酸素がなければ筋肉も動きませんし、 脳も内臓も動きません。

ガス欠の車と同じです。

ガソリンがないと車は動きません。

さらに、車が動けば排気ガスが出ます。

もし車が故障して排気ガスを外へ出せなくなると どうなるでしょうか。

排気ガスが車内に充満してしまいます。

排気ガスは温暖化の原因にもなる有害物質です。

これが車内に充満すれば健康被害が出ます。

人間の体も同じで酸素を取り入れるだけではなく、二酸化炭素を出すことができないと呼吸ができなくなってしまいます。

酸素を取り入れて二酸化炭素を出すことを 医療用語で換気(かんき)と言います。

この換気が悪くなった状態を換気障害と言い、 息苦しさや肺の圧迫感の原因となります。

2種類の換気障害
さらにこの換気障害には2種類あります。

それが、
・閉塞性換気障害(へいそくせい)
・拘束性換気障害(こうそくせい)、です。

1

(rehatora.net より:https://rehatora.net

 

・閉塞性換気障害とは

例えばストローを使ってジュースを飲む時に、 ストローを指で潰しながら飲むとどうなるでしょうか。

ジュースの通り道が狭くなり、 力強く吸わないと飲めなくなります。

人間の体で考えるとストローの部分が、 気管支(きかんし)にあたります。

気管支は酸素と二酸化炭素の出し入れをする通り道のことです。

この気管支が上図中央のように潰れて狭くなり、 空気の通りが悪くなることを閉塞性換気障害といいます。

 

・拘束性換気障害とは

「拘束」とは「縛る、制限する」という意味です。

中世ヨーロッパの女性がドレスの下に付けていたコルセットをご存知でしょうか。

ウエストを細く見せるために、 呼吸ができなくなるほどコルセットを締め上げている様子を見たことがあるのではないでしょうか。

実際にきつく締めすぎて、 肋骨や肺の動きが制限され呼吸ができず 失神する女性もいたそうです。

一度、大きく呼吸をしてみてください。

呼吸に合わせて胸や肋骨が広がったり、 戻ったりすることがわかると思います。

この肋骨の動きに合わせて、 肺も膨らんだり戻ったりしながら 空気の出し入れが行われています。

しかし、肺が硬くなり膨らまなくなると、 酸素と二酸化炭素の出し入れができなくなります。

これが拘束性換気障害です。

 

・咳や痰を伴うのが特徴

以上のように、 直接呼吸に関わる気管支や肺が悪くなることで 息苦しさや圧迫感を感じるようになります。

そして、肺が原因の場合にはこの息苦しさや圧迫感に伴い、 咳(せき)や痰(たん)が見られることが特徴です。

これは気管支が潰れたり、 肺が硬くなり広がらなくなる原因が炎症にあるからです。

風邪を引いた時にのどが腫れるように 炎症が起こるとその場所が腫れてしまいます。

この炎症が気管支で起こると 気管支が腫れて空気の通り道が狭くなるのです。

さらに炎症が繰り返し起こると、 細胞が硬くなるという性質があります。

肺に慢性的な炎症が起こると 肺が硬くなって広がらなくなります。

そして風邪を引いてのどに炎症が起こると、 咳や痰が出ると思います。

これと同じ状態が起きるため肺の病気でも痰や咳が出るのです。

実際に肺や気管支を専門とする呼吸器内科を受診する患者さんの症状は 咳が一番多く、咳に伴い痰も出る患者さんが多いと言います。
(大阪府済生会中津病院HPより:http://www.nakatsu.saiseikai.or.jp/department/medical/respiratory/qa/

 

・肺が原因となる病気一覧

これまでお伝えしてきたような気管支や肺が原因となる病気は 以下のようなものがあります。

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺がん
・気管支喘息
・慢性気管支炎
・びまん性汎細気管支炎
・気管支拡張症
・肺気腫
・問質性肺炎
・肺線維症
・膠原病肺
・じん肺症
・結核

 

・専門医のいる呼吸器内科一覧

息苦しさや肺の圧迫感とともに咳や痰が見られる場合は 気管支や肺に原因があることが考えられます。

その場合には、 呼吸器内科を受診しましょう。

その際に注意して頂きたいことがあります。

それは病気の初期症状は 一時的であることが多いことです。

少し様子を見ていれば大丈夫だと思っていたら 症状が悪化したり頻繁に見られるようになることもあります。

例えば肺ガンは早期に見つけることで、 6割は治ると厚生労働省が言っています。

芸能人でも俳優の古谷一行さんが、肺がんを早期発見できたために克服できたとされています。

こういったことからも この機会に早めの受診をおすすめします。

以下のページから専門医のいる病院を探すことができます。
呼吸器専門医:http://www.jrs.or.jp/modules/senmoni/

 

 

 

3.息切れと肺や胸、肩、背中の痛みは心臓が原因

肺の圧迫感や息切れとともに肺、胸、左の肩、背中、のどの痛みや圧迫感がある場合は、 心臓に原因があることが考えられます。

その理由についてわかりやすくお伝えします。

 

・心臓のポンプ機能

心臓は血液を送り出すポンプの役割をしています。

心臓がドクンドクンと動くたびに、 心臓に溜まった血液が全身に送り出されます。

その心臓の拍動を手首の血管で測るのが脈拍です。

安静時の成人の脈拍数は、 1分間に60〜100回が正常です。

65歳以上の場合は、 60〜80回が正常範囲の目安とされています。

この範囲を超えた場合に、 頻脈(ひんみゃく)と言います。

逆に少ない場合を徐脈(じょみゃく)といいます。

さらに、全身に送り出された血液は再び心臓に戻ってきます。

これを血液循環と言います。

 

・赤血球=酸素の運搬

心臓のポンプ機能によって血液が体を回って循環しています。

では血液にはどんな役割があるのでしょうか。

血液の中には、
・赤血球
・白血球
・血小板
・血漿、が含まれています。

これらを運ぶのが血液の役割です。

それぞれの役割は以下のようになります。

赤血球(せっけっきゅう) 酸素の運搬
白血球(はっけっきゅう) 免疫機能
血小板(けっしょうばん) 止血作用
血漿(けっしょう) 水分、タンパク質、ブドウ糖、

ホルモンなどを運ぶ

この中の赤血球には酸素を運ぶ働きがあります。

赤血球に含まれているヘモグロビンと酸素がくっつくことで、 血液の流れに乗って酸素が全身に運ばれています。

つまり、肺で取り入れた酸素が心臓が送り出す血液の流れに乗って 全身に運ばれていくということです。

 

・ポンプ機能の低下=呼吸困難

では、なぜ心臓が原因で息苦しさや、 肺に圧迫感を感じるのでしょうか。

それは、心臓のポンプ機能が低下することで、 全身に血液が回らなくなり酸素不足になることが原因です。

50m走を全力で走った後を考えるとわかりやすいと思います。

学生時代の体力測定を思い出してみてください。

50m走を全力で走った後は、 ゼイハーゼイハーと息が切れたと思います。

息を吸っても吸っても息苦しくなり、 肺や胸の圧迫感もあったと思います。

これは全力で走るときには急激に筋肉を動かすからです。

筋肉動かすには酸素が必要です。

つまり運動により急激に酸素が消費されると、 酸素不足になるということです。

その不足した酸素を補うためには、 呼吸の回数を増やします。

さらにその酸素を全身に運ぶためには、 心臓の脈拍数も増やす必要があります。

呼吸を増やして酸素を取り込み、 心臓の脈拍を増やして酸素を全身に送り出しているのです。

この時に息切れや胸の圧迫感を感じます。

ではなぜ全力疾走をしたわけでもないのに、 息が切れたり肺の圧迫感を感じるのでしょうか。

それは心臓のポンプ機能が低下することが原因です。

心臓のポンプ機能が低下すると、 全身に血液を送り出せなくなります。

そして、血液によって運ばれるはずの酸素も、 全身に届かなくなってしまいます。

その結果、酸素不足となった体は、 息が切れたり苦しくなったりするのです。

つまり心臓のポンプ機能が低下すると、 50mを走り終わったような状態が、 歩行や階段、家事などの日常的な動作で起こってしまうということです。

これが心臓が原因で息苦しくなったり、 肺や胸の圧迫感を感じる理由です。

 

・肺、胸、左の肩、背中、のどの痛みや圧迫感が特徴

さらに心臓に問題がある場合、息苦しさや圧迫感とともに、肺、胸、左の肩や腕、背中、のどに痛みを伴うことがあります。

これを放散痛(ほうさんつう)といいます。

心臓の神経と胸、左の肩、腕、背中の神経が同じであることが原因と言われています。

つまり、心臓で感じた異常を 別の場所の痛みとして感じてしまうということです。

特に、狭心症、心筋梗塞と言われる病気の場合には、 この放散痛が見られることがよくあります。

実際に心臓を専門とする循環器内科を受診する患者さんにもっとも多い症状は、 胸の痛みや圧迫感だと言います。

また同様に背中や肩が痛むという方も多いと言います。
(東京医科大学茨城医療センターHPより:http://ksm.tokyo-med.ac.jp/Page/Shinryou/Yokuaru/jyunkan

このように息切れや動悸だけでなく、 肺、胸、肩、背中、のどの痛みが生じることが、 心臓が原因である場合の特徴です。

心臓が原因となる病気には、 以下のようなものがあります。

 

・心臓が原因となる病気一覧

・狭心症
・心筋梗塞
・心不全
・心臓弁膜症
・心筋炎
・心膜炎

・専門医のいる循環器内科一覧

肺の圧迫感や息切れ、放散痛を感じた場合には、 すぐに病院受診が必要です。

その際は循環器内科を受診します。

心臓の病気と聞くと命に直結するという イメージがあると思います。

実際にすぐに治療が必要な病気もあります。

その代表が心筋梗塞です。

心筋梗塞とは心臓を取り巻く血管が詰まる病気です。

心臓の血管が詰まると心臓の筋肉が死んでしまいます。

その結果、心臓の動きが麻痺してしまい、 重大な不整脈を起こし命に関わる危険があるのです。

この不整脈のことを心室細動(しんしつさいどう)と言います。

心室細動が起きると1分経過ごとに、 10%ずつ命を落とす確率が増えていくとされています。

2

(北海道心臓協会:http://www.aurora-net.or.jp/life/heart/topics/102/kyuukyuusosei.html

息苦しさだけでなく肺や胸の圧迫感や痛みを感じる場合は、 早期に受診が必要です。

以下を参考にしてください。

循環器専門医のいる病院:http://www.j-circ.or.jp/information/senmoni/kensaku/senmoni_kensaku.htm

 

 

 

4.原因不明の肺の圧迫感や息苦しさは自律神経が原因

原因不明の肺の圧迫感や息苦しさは、 自律神経が原因の可能性があります。

呼吸困難や肺の圧迫感を感じて病院へ行くと、 レントゲン、血液検査、肺機能検査、CT検査、 心電図検査などが行われます。

これらは、肺や心臓に原因がないかを調べる検査です。

しかし、これらの検査を受けても、 異常なしと診断されることがあります。

つまり、肺や心臓には異常がないのに 肺の圧迫感や息苦しさを感じることがあるということです。

その原因として自律神経が考えられます。

 

・自律神経とは

自律神経には大きく2つのパターンがあります。

それが、 交感神経(こうかんしんけい)と 副交感神経(ふくこうかんしんけい)です。

運動時や緊張している時に働くのが交感神経です。

それとは逆にリラックスしていたり、 眠っている時に働くのが副交感神経です。

呼吸を例に取れば、 運動時や緊張した場面では呼吸数が増えます。

逆にリラックスしたり睡眠時には呼吸数が減ります。

心臓も同じです。

運動や緊張によって心拍数が上がり、 リラックスすると心拍数が下がります。

自律神経がこれらのオン・オフを切り替えて、
体調を調節しています。

しかし、 この調節機能が乱れてしまうことがあります。

その状態を、 自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)といいます。

 

・自律神経失調症とは

自律神経とはわかりやすく言えば、 呼吸や心臓を動かす監督です。

例えば、50m走を全力で走れば、 息が上がって心臓がバクバクします。

これは筋肉を急激に動かすことで、酸素が大量に消費されるからです。

このままでは酸素が足りなくなり、 生死に関わってしまいます。

そこでこの消費された酸素を補うために、 呼吸回数を増やして酸素を取り込み、 脈拍数を増やして全身に酸素を送る必要があるのです。

それを指示しているのが自律神経です。

しかしこの自律神経の働きが乱れてしまうことがあります。

サッカーでも野球でもバレーボールでも監督がいます。

そして監督が指示を出すことで、 チームがまとまり機能しています。

もし監督がいなくて選手一人一人が、 勝手に動いていたらチームは負けてしまいます。

人間の体も同じで、自律神経が指示を出すことで、 呼吸の回数や心拍数を調節しています。

もし、自律神経の調節が無かったら、 全力で走った後も呼吸数や心拍数が増えず 酸素が足らなくなり倒れてしまいます。

この自律神経の調節ができない状態を、 自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)といいます。

 

・自律神経失調症の原因はストレス

自律神経失調症の原因としてストレスがあります。

ストレスがかかると体にも力が入り、精神的な緊張も感じます。

つまり本来、副交感神経が働くべき時にも 交感神経が働いてしまうことです。

こうして自律神経のオンとオフの切り替えができなくなると、 自律神経失調症となってしまうのです。

例えば遠足の前日に興奮しすぎて眠れなかったり、 受験前の緊張で眠れなかったり、 悩み事があると眠れないと言ったことを 経験したことがあるのではないでしょうか。

これは一時的に緊張状態が続いて、 自律神経の調節が乱れた結果です。

こうした状態が繰り返されることで、 自律神経失調症となり体調が崩れてしまいます。

そして身体的、精神的な症状がみられるようになります。

具体的な身体的な症状として
・疲れがとれない
・体がだるい
・不眠
・食欲不振
・息切れや胸の圧迫感
・呼吸困難
・頭痛、肩こり
・動悸
・しびれ、などが起こります。

精神的な症状には
・意欲が低下する
・集中力が低下する
・うつ状態になる
・不安にかられる
・記憶力が低下する、などがあります。

 

・ストレスで肺に圧迫感を感じる

そして自律神経失調症の症状の一つに、 息苦しさや肺や胸の圧迫感があります。

ストレスがかかり常に緊張状態になると、 呼吸が浅くなってしまいます。

小学生時代の学芸会や発表会で、 緊張して息苦しくなったり 圧迫感を感じたことはないでしょうか。

中には緊張しすぎて過呼吸になったり、 気分が悪くなり倒れてしまう人もいたかもしれません。

また、常に緊張状態が続くと、 身体中に力が入ってしまいます。

その結果、呼吸のための筋肉や肋骨の動きがかたくなり、息苦しさや圧迫感を感じるようになります。

こういった理由から、 ストレスによる自律神経失調症が原因で、 肺の圧迫感や息苦しさを感じることがあります。

 

・今すぐできる改善方法

自律神経失調症とはストレスにより、 緊張状態が続いてリラックスできなくなることです。

つまり、自律神経失調症を改善するためのポイントは、 ストレスを取り除くと言うことです。

しかし、現代はストレス社会と言われるように、 職場、家族、人間関係、経済的な問題など、 多くのストレスに悩まされています。

ではいったいどうすればいいのでしょうか。

それはリラックスした時に働く 副交感神経を働かせてあげることです。

これにより交感神経の働きを抑えることができるのです。

具体的には以下のような方法があります。

 

意識的に自律神経を整える呼吸法

自律神経は無意識に体調を整える神経です。

しかし、唯一「呼吸」だけは、 意識的に調節することができます。

浅く速い呼吸の時は交感神経が働き、 ゆっくり深い呼吸の時には副交感神経が働きます。

日本だけではなく海外でも、 腹式呼吸によって副交感神経が働くということが
研究によって証明されています。

これらの研究結果に共通することは、 吸う時よりも吐く時を長くするということです。

吸う事と吐くことを1:2の割合にすると、 効果的だという研究が多く見られます。

この事実を取り入れているのがヨガや瞑想です。

具体的な方法は以下の3ステップになります。

【ステップ1】
4秒かけて鼻から息を吸う

【ステップ2】
7秒間息を止める

【ステップ3】
8秒かけて口から息を吐く

さらに効果的にするためには、 呼吸法をする場所を整えてみましょう。

特に夜間の蛍光灯の明かりは交感神経を刺激してしまうので、 光量を抑えるか暖色系の照明を使用するのも良いです。

また、なるべく静かな場所を選びましょう。

テレビやラジオは消します。

リラックスできる音楽をかけてもいいです。

ただしアップテンポな曲や歌詞のある曲は、 交感神経が働いたり集中量を欠いてしまうので注意しましょう。

また呼吸を行う時の姿勢は、 あぐらをかく、椅子に座る、立つ、歩きながらなど 様々な方法があります。

それぞれ試していただいて一番落ち着く方法を探してみてください。

もっともよく見かけるのは、 あぐらをかいて手の甲を膝の上に乗せる姿勢です。

初めての方はこの姿勢から試してみてはいかがでしょうか。

腹式呼吸は副交感神経を働かせて、 呼吸を整え息苦しさや圧迫感を改善していく方法です。

 

・副交感神経を高める入浴法

入浴も体をリラックスさせて、 副交感神経を働かせる効果があります。

ストレスで緊張した体をほぐし血行も改善します。

血行がよくなることによって、 疲労回復効果も期待できます。

このような効果は一般的にも知られているので、 日本人は風呂や温泉が好きだとよく言われます。

ある調査によると日本人の75.1%が、 「風呂が好き」という結果が出ています。
(一般社団法人中央調査社 入浴に関する世論調査より)

ただ、間違った方法で入浴すると、 交感神経を働かせてしまう可能性があるので注意が必要です。

具体的には以下の方法をおすすめします。

【ステップ1】
お湯の温度を38度〜40度にする。
40度以上にすると交感神経を刺激してしまいます。

【ステップ2】
20分〜30分を目安にしてゆっくり体を温めます。
ただし、リラックスすることが目的ですので 無理して長く入る必要はないので注意しましょう。
また大量に汗をかくようでは交感神経を刺激してしまいます。
気持ちが良いと感じる長さで入浴しましょう。

【ステップ3】
入浴後1時間以内を目安に寝る。
お風呂で体が温まると体温が上昇します。
その後、一旦上がった体温が下がる時に眠くなるという仕組みがあります。
このタイミングで眠ることができれば質の良い睡眠が取れます。
また、食後1時間以内の入浴は避けましょう。
内臓での消化を妨げてしまいます。

毎日の入浴を効果的に使って、 自律神経を整えてきましょう。

 

・ぐっすり眠れて疲れの取れる睡眠法

ストレスがかかると体はひどく疲れています。

ぐっすり眠れず疲労が回復できないと、 疲れがたまり仕事や家事の効率もさがり、 いっそうイライラしてストレスもたまります。

この悪循環を止めるのが良質な睡眠です。

ここまでお伝えしてきた呼吸法と入浴法を組み合わせて、 環境も整えることでぐっすり眠ることができます。

【ステップ1】
睡眠の1間前には入浴を済ませる。

【ステップ2】
寝室はできるだけ明かりを落とす。
特に蛍光灯の明かりは交感神経を刺激します。
街灯や近隣の明かりも入らない遮光カーテンを利用することもオススメです。

【ステップ3】
ベッドや布団に入り先ほどお伝えした呼吸法を行う。

入浴、環境、呼吸法によるリラックス効果により、 良質な睡眠ができるようになります。

ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

5.まとめ

いかがだったでしょうか。

肺の圧迫感や息苦しさといっても、 その原因は肺だけではりません。

咳や痰を伴うような息苦しさや圧迫感の場合には、 肺の病気が考えられます。

肺、胸や左の肩、背中に痛みを伴う息切れの場合は、 心臓の病気が考えられます。

また、病院の検査で異常がないものは、 ストレスからくる自律神経失調症が考えられます。

これまでは肺の圧迫感や息苦しさといった症状が、 一時的なものだったため様子を見ていたかもしれません。

ですがここまでお伝えしたように、 すぐに治療の必要な病気もあります。

そのためには早めに専門医へ受診することをおすすめします。

また、自律神経失調症を改善する呼吸、入浴、睡眠は どなたにも効果的です。

特に、何かの病気じゃないかと不安に感じていると、 体は常に緊張してしまいます。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、 あなたの症状とともに不安が解消できれば幸いです。

 

 

 

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