生理不順を薬で治す方法

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いつまでも治らない生理不順に悩まされていませんか?

・何ヶ月も生理がこないことは当たり前
・一度も規則正しい生理がきたことがない
・ダラダラといつまでも出血が続く

こんな状態が続くと、このままでいいんだろうかと不安ですよね。

最近は、生理不順が不妊症の原因になることや、子宮頸がんなどの女性特有の病気の話題を耳にすることも増えたので、不安が大きくなっているかもしれません。

ただ、どうすれば生理不順が治るのかを知らない方も多くいらっしゃいます。

特に、生理不順を治すための薬については、よく分からないですよね。

生理不順を治すための薬とは、乱れたホルモンバランスを整えて、生理周期を安定させるためのお薬です。

今回は、このお薬について詳しくお伝えしていきます。

どんな薬なのか、副作用はないのか、どこへ行けばいいのかがわかります。

今まで知識がないという方でもわかるように、詳しくお伝えしていくので安心してくださいね。

 

 

 

 

 

1.生理不順の原因と薬の目的

生理不順と言っても様々なタイプがあります。

何ヶ月も生理がこなかったり、 短い期間で何度も生理がきたりすることもあります。

具体的には、28日〜38日の周期(通常の生理周期)から、極端に外れているものが生理不順とされます。

この生理不順の原因は、 主に次の2つがあります。

・女性ホルモンのバランスが乱れる
・子宮内膜症などの病気

一般的に言われている生理不順を治すための薬は、 女性ホルモンのバランスが乱れているタイプを 治療するものです。

女性ホルモンとは、 エストロゲンとプロゲステロンの2つがあり、 脳から体内に分泌されている物質のことです。

※エストロゲンは卵胞ホルモン、 プロゲステロンは黄体ホルモンとも言われます。

この2つの女性ホルモンのバランスが、 周期的に変化することによって、 生理が起こるという仕組みになっています。

しかし、このホルモンバランスが乱れてしまうと、 周期がバラバラになり、生理不順となります。

女性ホルモンのバランスが乱れてしまう主な原因は、 次の通りです。

・ストレス
・不規則な食生活や生活習慣
・無理なダイエット

あなたも思い当たる事があるのではないでしょうか。

このように、乱れた女性ホルモンのバランスを整えて、 生理周期を安定させることを目的としているのが、生理不順の治療に使われるお薬です。

 

 

 

2.生理不順の治療に使われる薬の種類と効果

生理不順の治療に使われる薬は、 ホルモン剤と言われるもので、 次の2種類があります。

・ピル
・卵胞ホルモン薬と黄体ホルモン薬

2-1.ピルとは

ピルとは経口避妊薬(Oral Contraceptives:OC)と言われる、 避妊を目的としたお薬のことです。

その成分には、エストロゲンとプロゲステロンの 2種類の女性ホルモンが配合されています。

避妊薬なのに、生理不順を治すために使われていることに、 疑問を感じると思いますが、 その理由は、このあと詳しくお伝えしていきますので、 安心してくださいね。

また、ピルについては、 こちらでも詳しくお伝えしていますので、 合わせてご確認ください。http://kenkouninaru.info/menstrual-irregular-pills

 

2-2.卵胞ホルモン薬と黄体ホルモン薬とは

卵胞ホルモン薬とは、 2つある女性ホルモンの一つである 卵胞ホルモン(エストロゲン)のみを含むお薬のことです。

黄体ホルモン薬とは、 黄体ホルモンのみを含むお薬です。

ピルとの違いは、 2種類の女性ホルモンが混合されているかどうかです。

では、なぜ2種類の女性ホルモンが混ざったピルとは別に、卵胞ホルモン薬や黄体ホルモン薬があるのでしょうか。

それは、生理不順を改善するために、 薬を使う理由をみればわかりますので、 このあと詳しくお伝えします。

 

 

 

3.生理不順が薬で治ると言われる理由

生理不順がピルなどのホルモン薬で治ると言われる理由は、 薬でホルモンバランスを調節するからです。

その調節方法は次の2つがあります。

・通常の生理周期に合わせた方法
・生理を止めて周期を合わせる方法

3-1.通常の生理周期に合わせた方法

生理周期は、2種類の女性ホルモンのバランスが、 変化することによって起こります。
1

出典:la coco
https://la-coco.com/guide/about/care/hormone/

上の図を見ていただくとわかるように、 月経(生理)が始まるとエストロゲン(卵胞ホルモン)が増え、 排卵後にはプロゲステロン(黄体ホルモン)が増えます。

生理不順は、このホルモンバランスが乱れている状態です。

そこで、薬を使うことによって、 このホルモンバランスを整った状態にします。

こうした通常のホルモンバランスを意識して、 内服する薬の種類を変える方法があります。

それがカウフマン療法と言われるものです。

カウフマン療法とは、 月経(生理)が始まった時にエストロゲン薬を飲み始め、 排卵期に合わせてプロゲステロン薬を飲みます。

つまり、通常の生理周期に起こるホルモンバランスの変化を、 お薬によってコントロールするということになります。

 

 

3-2.生理を止めて周期を合わせる方法

もう一つの方法は、 ピルを使うことで生理周期をコントロールする方法です。

ピルは経口避妊薬と言われる通り、避妊を目的としたお薬です。

本来、女性ホルモンは、脳からの指令で分泌されていますが、 ピルによって体内の女性ホルモン量が増えると、 脳からの指令が止まります。

その結果、排卵が起きなくなるため、 妊娠しなくなるというのがピルで避妊する仕組みです。

つまり、排卵が起きないということは、生理を人工的に止めているような状態です。

そして、ただ生理を止めるだけではなく、 ピルを21日間飲み続け、 その後7日間は休薬することにより、 通常の生理周期である28日間の周期をコントロールします。

ただ、周期をコントロールすると言っても、 このままピルを飲んでいれば排卵は起きませんので、 通常の生理とは異なります。

そのため、生理不順を治す目的の場合には、一定期間だけピルを飲むことにより、まずは周期を整えます。

そして、その周期に体が慣れることにより、 ピルの服用をやめた後も、 自然に生理周期が整うことを目的としています。

 

 

 

4.知っておきたい薬の副作用

ここまでお伝えして来たように、生理不順を治すための薬は、 女性ホルモンのバランスを人工的に整えることが目的です。

これらのホルモンは、 本来、体の中にあるため安全に感じるかもしれません。

しかし、あくまでお薬です。

そのため次のような副作用があります。

・吐き気、頭痛、不正出血
ピルを飲み始めてから1〜2週間ほどは、 吐き気、頭痛、不正出血が見られることがあります。ただ、ほとんどの場合には、 服薬を続けているうちに改善していきます。
・不正出血
ピルが普及したことにより、不正出血が増えたとも言われています。特に、喫煙者には、 ピルの服用による不正出血が多く見られます。・乳房の張り、痛み
乳房が張ったり、押すと痛みが出ることがあります。ほとんどの場合には問題のない副作用と言われますが、 ピルの種類を変更することで改善されます。

・血栓症
血栓症とは、血管が詰まってしまい、血液が流れなくなってしまうものです。エコノミー症候群や心筋梗塞、 脳梗塞といったものが含まれます。特に喫煙、肥満、高血圧、偏頭痛のある方や、 40歳以上の方では血栓症の危険が高くなります。

・子宮頸がんの発症リスクが増加
ピルを長期間にわたり服用することで、 子宮頸がんの危険が高まるとされます。

引用:生理不順はピルで治らない?!正しく理解しないと危険なワケ

 

 

 

5.生理不順の薬は市販されているのか?

ここまで、生理不順に対する薬について、 詳しくお伝えしてきました。

そこで気になるのは、こうした薬はどこで手に入るのかということですよね。

生理不順の治療となると、 婦人科への受診を考える方もいらっしゃると思います。

でも、どんなことをされるんだろうと不安や恐怖があったり、 恥ずかしさがあったりして気軽には受診できませんよね。

そこで、風邪薬のように、ドラッグストアでも手に入らないかと考えるかもしれません。

婦人科へ受診しなくてもいいのなら気が楽になります。

しかし、こうしたお薬は、ドラッグストアでは市販されていません。

医師の処方箋がないと購入することができないお薬です。

しかし、インターネットで調べてみると、 通販で購入することをすすめていたり、 病院で処方してもらうよりも安くてお得だという情報が出てきますが、 これは危険です。

その理由は次の2つがあります。

・偽薬の可能性がある
・生理不順の原因がホルモンバランスの乱れとは限らない

まず、通販で販売されているピルには、悪質なものがあります。

効果がないだけではなく、有害物質が入っている場合もあります。

そして、初めにもお伝えしましたが、 生理不順の原因は、 女性ホルモンのバランスだけではありません。

子宮内膜症や、その他の病気が原因になっている場合もあります。

ホルモンバランスが原因でなければ、 ピルを飲んでも効果がありません。

また、生理不順を治したい理由の一つに、 「妊娠」があると思います。

将来のことを考えてかもしれませんし、 婚約されたのかもしれません。

理由は様々だとは思いますが、 ピルの間違った使い方によって、 生理不順が改善するどころか、 妊娠できない可能性もあります。

本来、ピルは避妊薬ということを思い出してください。

こうしたことからも、 通販でピルを購入してはいけません。

つまり、薬を使って正しく生理不順を治療するためには、婦人科を受診する必要があるということです。

婦人科の受診は不安がつきまといますが、 薬を使ってでも生理不順を治したいと、 真剣に考えていらっしゃると思いますので、 通販での購入はやめましょう。

まずは、婦人科へ受診の予約電話をかけることから 始めてみてはいかがでしょうか。

電話の対応で安心できるかもしれませんし、 相談を受けてもらえる病院もあります。

 

 

 

6.生理不順の治療の流れ

婦人科を受診しないと、 生理不順の薬物治療は受ける事ができません。

そして、治療を受けるためには、 まず生理不順の原因を診断することが必要です。

しかし、それでも婦人科の受診には、 抵抗がある方も多くいらしゃいます。

そこで、婦人科で行われる生理不順の治療の流れをご紹介します。

どんなことをするのか分かれば、 少しでも不安が解消できるのではないでしょうか。

1.問診
婦人科を受診するとまず問診があります。

多くの病院では、問診票へ記入します。

これは、医師が診察に必要な情報を伝えるためです。

診察の際には、この問診票を元にして、 医師からの詳しい問診が行われます。

2.触診、内診
婦人科への受診に抵抗を感じる一番の原因は、この内診かもしれません。

内診は、膣内に指や器具を入れて、膣や子宮の状態を直接確認するものです。

内診は、正しい診断のために必要ですが、どうしても抵抗がある場合には、 超音波を使った検査方法もあります。

妊婦さんのお腹に当てて、 胎児の成長を確認する時に使うものと同じです。

内診に抵抗を感じて受診ができない場合には、事前に電話などで確認してみてもいいでしょう。

3.検査
問診や内診の結果に応じて、 その他の検査が行われます。

基礎体温測定、血液検査(ホルモン検査)、 超音波検査などが行われます。

4.治療
診断結果をもとにして治療が開始されます。

 

 

 

7.まとめ

生理不順を改善するためのお薬は、ホルモン剤が使われることがあります。

なぜなら、生理不順になる原因が、 ホルモンバランスの乱れからくる場合があるからです。

こうしたお薬は、 正しく使用すれば生理不順を治すために役立ちますが、 間違った使い方をすると、副作用などの危険があります。

例えば、経口避妊薬であるピルも、 生理不順改善のために使われることがありますが、 本来は医師の処方箋がないと購入することができないお薬です。

つまり、市販されているお薬ではありません。

しかし、最近はインターネットを使って、 通販による購入が可能です。

そうした通販の利用をすすめている情報も多くありますが、危険ですので利用してはいけません。

生理不順を治すどころか、 健康被害にあってしまう可能性もあります。

薬を使ってでも生理不順を治したいと思った理由は、 子供の頃から長期間生理不順で心配になった、 不妊の原因となると知って不安になった、 病気かもしれないと怖くなったなど様々だと思います。

どのような理由にしても、 真剣に生理不順を治したいと考えていることには、 変わりないと思います。

そんな時には、薬を使う前に、 何が原因で生理不順となっているのかを、 知ることが重要です。

原因によって治療方法が変わるからです。

まずは原因を知るために、 婦人科の受診も検討してみてはいかがでしょうか。

婦人科の受診は不安だと思いますが、 原因を知った上で薬を使うのか、 それとも他の方法にするのか考えていきましょう。

例えば、サプリや漢方薬などを使った方法もあります。

こちらについては、 別の記事でも詳しくお伝えしていますので、 ぜひ参考にしてくださいね。

 

 


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