首こりからくる瞼の痙攣に効果的な8つの対処法

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首こりは、悪化・長期化すると、首だけにとどまらず、 自律神経系の異常をきたし全身症状へと痛さやつらさが広がっていきます。

首にはたくさんの神経が集中していますが、 これらが首こりによって、圧迫刺激されることによりバランスを乱し、 偏頭痛や吐き気、めまい、睡眠障害といった、 自律神経失調症状が引き起こすことがあります。

首こりからあらわれる1つの症状として、 目が疲れやすかったり、瞼が痙攣してしまうことがあります。

パソコンをしていたら瞼がピクピクした、 片側の下瞼だけがピクピク動いたなどの症状を 経験した人も少なくないのではないでしょうか。

今回は、首こりが原因でおこる瞼の痙攣について、 どうして起こるのか、 またその対処法について説明していきます。

 

  • 目次
    1.首こりの症状
     1-1.頚性神経筋症候群(首こり)のチェック
     1-2.頚性神経筋症候群(首こり)の理由
    2.首こりと瞼の痙攣
    3.瞼の痙攣の対処法
     3-1.目の筋肉をストレッチでほぐす
     3-2.目の周りを温める
     3-3.目の周辺をマッサージする
     3-4.目をしっかり休める
     3-5.睡眠をしっかり取る
     3-6.ストレス解消
     3-7.目にいい栄養素を取り入れる
     3-8.カフェインを取りすぎない
    4.瞼の痙攣の症状
     4-1.眼瞼ミオキミア
     4-2.VDT症候群
     4-3.眼瞼痙攣(がんけん痙攣)
     4-4.片側顔面痙攣
     4-5.ドライアイ
    5.まとめ

 

 

1.首こりの症状

肩こりは、肩の局所のつらさに留まる一方で、 首こりは、首だけにとどまらず、悪化・長期化すると、 自律神経系の異常をきたし全身症状へと移行していくため、首こりのほうがつらいと感じる方が多いようです。

また、首こりは、神経症状が出ます。

首には7つの骨があり、その中で首の付け根にある骨である 「第7頸椎」は頭の重みによる負担が最もかかる場所です。

この部分の疲労は首こりになりますが、 肩こりと勘違いされる場合がとても多いと言われています。

首にはたくさんの神経が集中しています。

例えば、首には上神経節・中神経節、星状神経節という 自律神経(交感神経)が存在します。

これらが首こりによって、圧迫刺激されることによりバランスを乱し、 偏頭痛や吐き気、めまい、睡眠障害といった 自律神経失調症状が引き起こすことがあります。

首こりがツラくなって病院などに行くと、 首の骨や関節・靭帯などに何らかの以上が起きているときにつけられる診断名が 頚椎症と言われる頚性神経筋症候群になります。

 

1-1.頚性神経筋症候群(首こり)のチェック

頚性神経筋症候群の症状には以下の点が含まれます。

首こりの人に共通している項目ですのでチェックしてみてください。

5項目以上当てはまった場合は、 首こり(頚性神経筋症候群)の可能性があります。

□ 頭痛、頭重感がある
□ 首のこりがある
□ 寝つきが悪い、熟睡できない
□ 目が疲れやすい
□ 胃の不快感
□ 天気の悪い日、その前日調子が悪い
□ 集中力の低下
□ 手足の冷え、しびれ □ 首の張り、痛みがある
□ 疲れやすくすぐ横になりたがる
□ 血圧が不安定
□ 下痢、便秘がある
□ めまいがある
□ 気分が落ち込んで気が滅入る
□ のぼせ感、汗が出やすい
□ 鼻がつまる

 

1-2.頚性神経筋症候群(首こり)の理由

頚性神経筋症候群(首こり)は、 慢性化しやすいと言われています。

その理由は、次の点があげられます。

・同じ姿勢での仕事や作業が多い
・首を冷やしやすい環境にいる
・仕事や日常生活で常に精神的緊張がある
・1日の疲れが回復しないまま蓄積されている
・事故やスポーツなどで首を痛めたことがある
・ストレスによって筋肉に過剰な緊張がつくられる
・外傷や生活習慣などにより、頚部の前方への弯曲が消失し、首にかかる負担が大きい

 

 

 

 

2.首こりと瞼の痙攣

首こりは、体のいろいろな部分に影響を及ぼし、さまざまな症状を起こします。

その1つが目への影響です。

目の疲れから、パソコンをしていたら瞼がピクピクした、 片側の下瞼だけがピクピク動いたなどの症状を体感した人もいるでしょう。

自分ではどうにもできない瞼の痙攣、 どうして起こるのでしょうか。

目の周りには、焦点を合わせている筋肉毛様筋と、 目の位置を合わせている外眼筋があります。

パソコン作業やデスクワークなどにより、 この2つの筋肉に長時間、力が入り続けると血行が悪くなります。

すると、血液によって運ばれてくる酸素や栄養が減り、 血液により排泄されるはずの疲労物質が蓄積してしまうため、 痛みや不快感が現れます。

そして、筋肉にコリが発生し、 痙攣を起こしてしまいます。

このとき目が疲れたと感じます。

目の周りの筋肉は首、肩の筋肉と密接な関係があるため、 目の筋肉のコリが首と肩にも伝わり、首こり、肩こりを引起します。

さらに、目や首、肩で発生したコリの影響で、 頭が痛くなってしまうことがあります。

他にも、吐き気、不眠、全身の倦怠感、集中力の低下、イライラなど、 眼以外にも様々な症状を引起してしまうことがあります。

ここまで悪化してしまうと、 目の疲れはなかなか取れなくなってしまいます。

こうなる前に、疲れ目は軽い症状のときに しっかりとケアしておくことが大切です。

では、どのように目の疲れに 対処していけばよいのでしょうか。

 

 

 

 

3.瞼の痙攣の対処法

目の筋肉のコリ(疲労)を解消するには、 血液の流れを良くすることが必要です。

血液には、老廃物を運び出したり、 栄養や酸素を運ぶ役目があります。

そのため、血液の流れが良くなると目に溜まった老廃物の排泄が早くなり、 酸素や栄養素がたくさん送られてくるようになるので、 目の筋肉のコリが解消されます。

まず、目の周りの血液の流れを 良くする方法をいくつかみていきましょう。

 

3-1.目の筋肉をストレッチでほぐす

目の焦点を合わせる筋肉をほぐします。

目から約30センチと約3メートル離れた場所にある物を 約10秒おきに交互に見ましょう。

次に、目の向きを調整する筋肉をほぐします。

眼球を上下、左右、そして左回り、右回りに動かしてください。

どちらも簡単なことですが、パソコンやスマホなど、 目に近いものを長時間見続けると、目の筋肉が固まってしまうので、 このようなストレッチは大きな効果を発揮します。

 

3-2.目の周りを温める

目を温めると、周りの血管が広がり、 血液の流れが良くなります。

温める方法で一番良いのは、 お風呂に浸かってリラックスすることです。

湯船につかると、眼だけでなく全身の血行が良くなり、肩こり解消も期待できます。

湯船に入らない人は、 シャワーを瞼の上からかけてください。

2、3分かけることで、 眼の周りの血管が温まり血液の流れが良くなります。

 

3-3.目の周辺をマッサージする

瞼の上を優しくマッサージしましょう。

強く押さずに、撫でるようなイメージで指の腹で押してあげると、 血行がよくなり痙攣が治まります。

軽く指の腹で目の周辺をタッピングして、 血行を良くしましょう。

今まで、目の血行を良くすることを中心に対処法をみてきましたが、 それ以外の方法もみていきます。

 

3-4.目をしっかり休める

目を酷使することを先ずはやめましょう。

とはいっても、パソコンを使ったり、目を使う仕事をしているときなどは、休めないかもしれません。

そんなときには、少なくても良いので、 休憩をいれたり、意識的にまばたきをするようにします。

1時間に一度のペースで休憩を入れるとよいでしょう。

夜になったら、テレビやスマホ、パソコンなどの強い光を見ないことも大切です。

ブルーライトをカットするグッズなども有効ですから、 使ってみるとよいでしょう。

 

3-5.睡眠をしっかり取る

夜遅くまで起きていることは、 それだけ長く目を使っていることに繋がります。

睡眠不足は万病の元であり、目の疲れも睡眠中に回復するので、 しっかり睡眠時間を確保しましょう。

睡眠時間が短くなると、目が十分な休養を行えないため、 どうしても疲れやすくなってしまいます。

明るい時間に寝ている人は遮光のカーテンやアイマスクを使って、 光を遮断し寝ている時に目に負担が掛からないようにしましょう。

 

3-6.ストレス解消

ストレスを感じると無意識に体に力が入り、 筋肉疲労が起こりやすくなります。

過度のストレスは筋肉を硬直させ、 血行不良や肩こり、首こりの原因となり、 目の痙攣にも大きく関わってきます。

ストレスは小さいうちにできるだけ解消しておくことが大切です。

日頃からストレスを溜めないように、 自分に合った解消法を見つけましょう。

趣味やカラオケ、旅行に行くなど、 自分にとってのストレス解消法を見つけておくといいでしょう。

 

3-7.目にいい栄養素を取り入れる

ブルーベリーが目に良いと聞いたことがある人は多いでしょう。

ブルーベリーに多く含まれる青紫色の成分アントシアニンには、 目の健康を守る働きがあります。ヨーロッパでは研究が進み、 医薬品としても使われているそうです。

しかし、ブルーベリーの効果は取ってから4時間くらいで表れ、 24時間くらいでなくなるといわれています。

ブルーベリーを毎日食べるのが難しい場合には、 サプリメントなどで補充するのもよいでしょう。

アントシアニンの他にも目に有効な成分がいくつかあります。

ルテイン、クロセチン、ビタミンC、タウリン、アスタキサンチン、DHAなど、 目の健康をサポートする成分を日頃から摂取する様にして、 目のピクピクする痙攣などを予防しましょう。

PCやスマホなどで目を酷使して、 目の奥に痛みなどもある場合はルテインが特におすすめです。

 

3-8.カフェインを取りすぎない

痙攣は目の周りの筋肉が異常な興奮状態にあるため起こる場合が多いので、 神経を高めるカフェインは症状を悪化させる可能性があります。

コーヒーの飲み過ぎなどに注意しましょう。

目の下のピクピクは、周りの人にも比較的経験者が多いことから、つい軽視しがちですが、いつもと違うと感じたり、 数日以上続くのであれば目の病気の可能性があります。

目の負担をやわらげているのにもかかわらず、 目の下のピクピクが日に何度も起こったり、長期間慢性的に続いている場合は、 できるだけ早く病院へ行き治療を受けるようにしましょう。

 

 

 

 

4.瞼の痙攣の症状

4-1.眼瞼ミオキミア

目の下のピクピクする痙攣は、眼瞼ミオミキアと言われ、 一過性のもので、十分な休息をとることで症状が回復します。

目の周りにある瞼を開閉するための眼輪筋という筋肉が疲労することで、 ピクピクと痙攣を起こします。

一時的に血流に障害が起こっている状態で主に目を酷使したり、 ストレス、寝不足などで起きる症状です。

解消法としては、上記で説明したように、目を酷使する状態を緩和し、 目を温める、指で優しく瞼の上下をタッピングしマッサージ、 睡眠をしっかり取り、ストレス発散するなどを行う事で、 血行不良を改善することで症状は和らぐでしょう。

数分でおさまることがほとんどですが、 何日もピクピクと痙攣するのが続くなら、 以下の症状も検討することが必要かもしれません。

 

4-2.VDT症候群

眼瞼ミオキミアと同じように、 瞼の下がピクピクと痙攣することが多くみられます。

VDT症候群は、VDTとは、「Visual Display Terminals」の略で、 一般的にパソコンなどのコンピューターやビデオ、DVDなどの機器を指します。

仕事でパソコンを長時間使うことが多く、 目に深刻なダメージを負っている人に多いのが特徴です。

目の痙攣だけでなく、眼精疲労、ドライアイ、 肩こり、首こり、頭痛なども引き起こし、 慢性化しやすいため、注意が必要です。

パソコンなどの画面を長時間見続けることで、 目の疲れを感じている方は多く、これが進行すると肩こりや首こりが起こり、 やがてうつ病などを発症する恐れもあることから、 このような仕事に携わっている人は、早めの対策や対処が必要です。

解消法は、眼瞼ミオキミアと同様に、 血行不良を改善することが大切です。

症状が重い場合は、ルテインでブルーライト対策、 クロセチン、アスタキサンチンを積極的に取るようにし、 疲労回復や肩こりなどを解消しましょう。

 

4-3.眼瞼痙攣(がんけん痙攣)

両方の瞼がピクピクと痙攣します。

光がいつもより眩しく感じたり、目が異様に乾いたり、 ドライアイに似た症状があります。

症状が重くなると、耐えられずまばたきが増えたり、 瞼が痙攣、目を閉じようと思っていなくても 無意識に目を閉じてしまう状態になることもあります。

解消法としては、ボツリヌストキシンを注射することで、 筋肉の緊張を麻痺させ、症状が改善されます。

効果が高い一方、 薬物治療に比べて費用が高くなります。

また、薬が効きすぎた場合には瞼が閉じない、注射を打ちすぎると抗体が出来て効果がなくなり、 瞼が全く開かないという副作用を起こすこともあります。

 

4-4.片側顔面痙攣

40代以降の女性に多く発症すると言われており、 顔全体の箇所がピクピクと痙攣します。

片側の目の周辺で痙攣が起きる場合は、 片側顔面痙攣の可能性があります。

症状が悪化すると、 片方の目の周りだけが痙攣していたものが、次第に周囲に広がって行き、 顔面の片側全体が引き攣ったり、片目が開かなくなるなどのように進行していきます。

初期症状としては、片目の周りが時々ピクピクする程度だったのが、 日が経つと口の辺りまでピクピクするようになったと言う人も多いようです。

また、痙攣のたびにその振動が耳に伝わることにより耳鳴りが起こる、見た目が気になって外に出られなくなるなどの二次症状を併発することもあります。

顔面の運動をつかさどる顔面神経の付け根に対し血管が圧迫することで起こり、 それによって顔面神経に異常な神経回路ができてしまうことが原因と言われています。

解消法は、眼瞼痙攣と同様にボツリヌス療法が一般的です。

症状が軽い場合は緊張を和らげるために、 鎮静薬や抗不安薬を内服することもあります。

 

4-5.ドライアイ

ドライアイは、目の表面を保護する役割を果たす涙が不足することで乾燥するため、 目が傷つきやすくなり、目がゴロゴロする、異物感がある、痛みやかゆみ、 明るい場所に出ると眩しく感じる、目が疲れやすい、瞼がピクピクするなどの症状があらわれます。

パソコンを長時間使用するオフィスワーカーに多い疾患と言われており、 日本人の6人に1人がドライアイと言われているほど、罹患者が増えています。

 

 

 

 

5.まとめ

首こりは、悪化・長期化すると、首だけにとどまらず、 自律神経系の異常をきたし全身症状へと痛さやつらさが広がっていきます。

目が疲れやすかったり、瞼が痙攣してしまうことがありますが、 これらは首こりの原因の1つの症状です。

首こりが原因でおこる瞼の痙攣について、 どうして起こるのか、またその対処法について説明してきました。

目の周りには、焦点を合わせている筋肉毛様筋と、 目の位置を合わせている外眼筋がありますが、 この2つの筋肉に長時間、力が入り続けると血行が悪くなり、 筋肉にコリが発生し、痙攣を起こしてしまうことになります。

ですから目のコリを解消するために行うことは、 血液の流れを良くすることです。

血液の流れが良くなると目に溜まった老廃物の排泄が早くなり、 酸素や栄養素がたくさん送られてくるようになるので、 目の筋肉のコリが解消されます。

具体的に、目の周りの血液の流れを良くする方法を含めた、 効果的な8つの対処法について紹介してきましたので、 ぜひ試して目の疲れを早めに解消してください。

 

 

 

 


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