枕だけのせいではない!首コリといびきを同時に解消する画期的な方法

エスエス製薬がおこなったアンケートでは、 男性の約41%女性の約15%がいびきをかき、 男性だけでなく女性も、いびきに悩む人が多いことが解っています。

また近年の研究では、 首にゆがみや蓄積疲労がある人が増え、 10人に9人は、何かしら首の異常を抱えているとも 言われています。

首コリといびきと言えば一般的に、 枕の不具合から生じるものだと思われがちです。

もちろん枕の不具合によって、 首コリやいびきを発生させることは確かです。

しかし、もしあなたが普段なにげなく過ごす生活の中で、 首コリといびきを関連付ける大きな原因が潜んでいたとしたら…

あなたはその原因をどのように対処しますか?

首コリといびきの関係…

それぞれの原因から関連性を見つけ出し、 それら2つの症状を、同時に解決する方法を ご紹介します。

 

 

 

  • 目次
    1.首コリといびき
    2.首コリの原因
     2-1. 首の筋肉疲労
     2-2.首周辺の骨や関節の異常
     2-3.長時間、同じ姿勢での作業
     2-4.ストレス
     2-5.筋力不足(運動不足)
    3.いびきの原因
     3-1.肥満
     3-2.口呼吸
     3-3.疲労・ストレス
     3-4.アルコールの摂取や薬の服用
     3-5.鼻炎や風邪などの鼻づまり
    4.首コリといびきの関係
     4-1.悪い姿勢の影響
     4-2.ストレスの影響
     4-3.枕の影響
    5.4つのセルフチェック
     5-1.首の状態をチェック
     5-2.ストレートネックをチェック
     5-3.いびきをチェック
     5-4.口呼吸をチェック
    6.具体的な解決策
     6-1首コリを解消する
     6-2.姿勢を整える
     6-3.自律神経を整える
     6-4.口呼吸を治す
     6-5.枕の高さを調整する
     6-6.食事で血行を促進する
    7.まとめ

 

 

1.首コリといびき

首コリとは、 首や肩、背中の筋肉の疲労によって、 筋肉がかたく緊張し、血行不良になった状態のことです。

そして、いびきとは、 睡眠中に上気道(鼻やノド)が狭まることによって発生する 異常な呼吸音のことです。

“ではそれぞれの原因を詳しく見ていきましょう”

 

 

 

2.首コリの原因

首周辺の筋肉には、僧帽筋(そうぼうきん)や、 肩甲挙筋(けんこうきょきん)、 棘下筋(きょくかきん)などがあり、 それらの筋肉に疲労が加、かたく緊張して 血行不良になります。

すると、それらの筋肉に酸素がいき渡らなくなり、 乳酸などの疲労物質が蓄積してしまい、その結果、 コリが起きてしまいます。

1

肩こり百科 引用

 

 

2-1.首の筋肉疲労

首から肩にかけての筋肉は、 5〜6Kgといわれる頭の重さを支え、 腕を動かすために働いています。

そのため首から肩にかけての筋肉は、 とても疲労が溜まりやすく、 負担の大きい環境でもあります。

 

 

2-2.首周辺の骨や関節の異常

骨や関節の異常やクセ付いた姿勢によって、 骨のゆがみや変形が生じます。

それらが原因で筋肉疲労を引き起こし、 間接的に首コリの原因となっています。

 

 

2-3. 長時間、同じ姿勢での作業

パソコンなどのデスクワークで、 長時間同じ姿勢で作業したり、 首を折りまげてスマホを見る姿勢は、 首に大きな負担をあたえます。

首周辺の筋肉を緊張させ、 筋肉疲労を引き起こしてしまいます。

 

 

2-4.ストレス

ストレスや不安、緊張が続くと、 交感神経が優位になり、血液の循環が悪くなります。

すると、血中の酸素も筋肉に行き届かなくなり、 乳酸などの疲労成分を排泄できなくなります。

そのため筋肉がかたくなり、 首コリの症状として現れます。

 

 

2-5.筋力不足(運動不足)

男性に比べ、女性に首コリが多いと言われています。

それは、女性が男性に比べて、 筋力が弱いことが原因とされています。

とくに、肩や背中の筋力が弱いと、 筋肉に負担が掛かりやすく、疲労や首コリに繋がりやすくなります。

“首コリの原因は筋肉の疲労です。

これらの原因は一つ一つ単独ではなく、 それぞれの原因が絡み合って、首コリを引き起こしています。

では次にいびきの原因を見ていきましょう。”

 

 

 

3.いびきの原因

人間が息を吸ったり吐いたりするときに、 肺につながる空気の通り道になる部分を、気道と言います。

その気道は、さまざまな原因によって狭くなり、 呼吸時の、空気の抵抗と流れを乱します。

その影響で、ノドの粘膜や 軟口蓋(なんこうがい)という部分が、 振動して起こる音が、いびきの正体です。

その原因には、以下のようなものが考えられます。

2

エルメッド エーザイ株式会社 引用

(注)軟口蓋(なんこうがい)
口の中の硬口蓋(こうこうがい)の、奥の方のやわらかい部分で、 飲食する際に、食物が鼻に入るのを防ぐ部分にあたります。

3-1.肥満

肥満になると、体の外にも中にも脂肪がつきます。

とくに、 首回りや上気道(鼻やノド)の内側に脂肪がつくと、 気道が狭くなり、呼吸をする際に空気抵抗が大きくなり、 いびきをかきやすくさせます。

 

 

3-2.口呼吸

口で呼吸をしていると、 鼻呼吸に比べ、軟口蓋(なんこうがい)が落ち込みやすく、 空気抵抗を大きくして、いびきを発生させてしまいます。

さらに寝ているときに口呼吸をすると、 舌がノドに落ち込み、気道が狭くなります。

実際にいびきをかく人を調べると、 その殆どの人が、口呼吸をしていると言われています。

 

 

3-3.疲労・ストレス

ストレスや疲労は、 身体に緊張を与え、自律神経を乱します。

過度のストレスや疲れがたまっていると、 身体はいつも以上に休息を求め、 必要以上に全身の筋肉を弛緩しようとします。

すると、気道や舌の筋肉も、いつも以上に弛緩され、 気道を狭くしてしまいます。

 

 

3-4.アルコールの摂取や薬の服用

飲酒によるアルコール摂取は、 体の筋肉を緩ませるため、 舌の筋肉も落ち込み、気道を狭めてしまいます。

また、睡眠薬や精神安定剤も、 同じように気道の筋肉を緩ませてしまい、 気道を狭くさせます。

 

 

3-5.鼻炎や風邪などの鼻づまり

鼻炎や鼻づまりの場合は、 口から十分な酸素を取り入れようと、口呼吸になります。

また睡眠時に、室内の温度が低く乾燥していれば、 鼻腔がつまり、同じように口呼吸になり、 いびきを誘発します。

(他に舌や咽頭扁桃が大きい、口蓋垂が長い、 などの身体的な特徴や、 咽頭がんや舌のがん、喉頭がんや脳腫瘍、脳梗塞 などの別の病気の関連性もあげられます)

“いびきの原因は気道が狭まることです。

気道が圧迫、筋肉が緩むことが狭まる原因とされています。

では首コリといびき…その2つの関係には、 どのような繋がりがあるのでしょうか?”

 

 

 

4.首コリといびきの関係

首コリは、筋肉の疲労によって起こり、 いびきは、気道が狭まることで起こります。

筋肉の疲労と気道の狭み…

その2つの症状の関連性を、具体的に見ていきましょう。

4-1.悪い姿勢の影響

1つ目は、姿勢との関係です。

首の骨(頚椎けいつい)は、 緩やかに曲がっているのが正常で、 それは曲がっていることで、 首の負担を軽減しているからです。

(スマホ首)
しかし、近年のスマホの普及、 デスクワークなどの影響、 その姿勢、深刻な問題になっています。

特に、スマホを見る姿は、うつむいた前傾姿勢になり、 その状態を長時間続けていることで、 首周辺の筋肉に大きな負担が掛かります。

また、米ニューヨーク市の脊椎専門医の ケネスハンスラージ氏の研究では、 頭を前に倒す角度によって、首への負担が増加していく
とも報告されています。

現代では、 スマホが原因で首コリになっている人が急増し、 その現象は、スマホ首とも呼ばれています。

3

ストレートネックドットコム引用

(ストレートネック)
そして、筋肉に負担をかけ続ける状態が慢性化、 首の骨にまで影響を与え、 緩やかにカーブを描いている正常な首の骨が、次第に真っすぐな状態へと歪んでしまいます。

その歪んだ首の形状を、 ストレートネックと呼んでいます。

(いびきとの関係)
まっすぐに骨が歪んだストレートネックによって、 気道(空気の通り道)が圧迫され、 起きている時や、寝ている時でも 息苦しさを感じるようになります。

そして、その息苦しさを回避しようと、 多くの酸素を必要とするため、口呼吸になり、 いびきが誘発されます。

(注)ストレートネックは、病名ではなく、 レントゲン写真で、首の骨が本来持っている曲がりが、 なくなってしまっている状態のことです。

うつむく姿勢で首に負担がかかる

      ↓

首の負担から首コリが発生する

      ↓

さらに悪い姿勢が慢性化する

      ↓

骨の形状が歪み、まっすぐになる

      ↓

気道が圧迫され、呼吸が浅くなる

      ↓

口呼吸になり、いびきが発生する

 

 

4-2.ストレスの影響

2つ目はストレスとの関係です。

首コリは肉体面だけでなく、 不快な気持ちがストレスとなり、精神面にまで影響を与え、 やがて神経を乱してしまいます。

また、ストレス社会の現代において、 ストレスは、避けることができない大きな問題でもあります。

(自律神経)
自律神経には 日中の活動を管理する交感神経と、 体力の回復をはかる副交感神経が、 バランスよく働いています。

しかし、過度のストレスを受けることで、 自律神経のバランスが崩れ、 交感神経が、副交感神経よりも優位になってしまいます。

(交感神経)
交感神経ばかりが優位に立つと、 全身に緊張を与え、血行不良が起こります。

すると、首周辺や気管支のまわりの筋肉も、 同時にその影響を受けます。

影響を受けた筋肉は、 収縮やけいれんを起こし、 次第にコリ固まってしまいます。

その結果、固まった首周辺の筋肉が、 気道を圧迫してしまいます。

(副交感神経)
さらに全身が緊張して、 血行不良の状態を回避しようと、 正反対の働きをする副交感神経が、 あわてて活性化します。

しかし、過度のストレスによって、 自律神経のバランスが崩れているため、 今度は、副交感神経ばかりが優位に立ちます。

副交感神経は、身体をリラックスさせるため、 筋肉を緩めるのですが、 過度な副交感神経の働きによって、 気道付近の筋肉も極端に緩められ、 気道を狭めてしまいます。

(酸素不足)
自律神経のバランス自体が崩れていると、 交感神経や、副交感神経が過剰に働いてしまい、 結果的に、気道が狭まります。

さらに気道が狭くなることで、 息苦しさを感じ、呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると、 体内や血液中の酸素量も不足し、 脳にまで影響を与えます。

(いびきとの関係)
脳内にある脳幹は、 人間の呼吸をコントロールしている部分でもあり、 脳幹にダメージが与えられると、 さらに、正常な呼吸が困難になります。

そして、その状態を回避しようと、 身体は普段よりもたくさんの酸素を必要とし、 鼻よりも口で呼吸をするようになります。

その結果、 口呼吸が慢性化され、いびきを誘発します。

(酸素の約90%を脳へ届ける鼻呼吸に比べて、 口呼吸はたったの40%しか、 脳に酸素を届けることができない、と言われています)

過度のストレスで自律神経が乱れる

      ↓

交感神経が優位なり、筋肉がコリ固まる

      ↓

首コリによって気道が圧迫される

      ↓

副交感神経が優位になり、筋肉を弛緩する

      ↓

筋肉が過剰に緩み、気道が狭まる

      ↓

呼吸が浅くなる 

      ↓

口呼吸になり、いびきが発生する

 

 

4-3.枕の影響

3つ目は、枕との関係です。

なにげない枕の不具合によっても、 朝起きたときの首のコリや、不快感を与えるいびきを、 発生させてしまいます。

特に、枕が高すぎると、 首や肩の筋肉に負担がかかり、 ノドも圧迫されてしまいます。

(枕の不具合)
目覚めたときに、首の痛みや肩こりを感じたり、 眠っている間にイビキをかいたりするのは、 枕の高さを疑う必要があります。

高すぎる枕を使って眠ると、 首の骨(頸椎けいつい)が、不自然な形状になってしまい、 首周辺の筋肉を緊張させてしまいます。

(いびきとの関係)
そして、首周辺の柔軟な筋肉が緊張し、コリ固まることで、次第に気道が圧迫されていきます。

まして、高すぎる枕での姿勢は、 アゴを極端に引いた寝姿になり、 さらに気道を狭くして、 首への負担といびきの発生を、促進させてしまいます。

枕が高いと、首の形状が不自然になる

      ↓

首周辺の筋肉が圧迫され、コリ固まる

      ↓

コリ固まった筋肉が、気道を圧迫する

      ↓

アゴが引けた寝姿が、さらに気道を圧迫する

“首コリからいびきが引き起こされる原因がわかった上、 現在のあなたのカラダの状態チェックしていきましょう。”

 

 

 

 5.4つのセルフチェック

首の状態とストレートネック、 いびきと口呼吸のチェックを順番にご紹介します。

5-1.首の状態をチェック

まず、あなたの首の状態を、 以下のリストを使い、チェックしていきましょう。

1.首周辺のこりや、肩こりがある

2.慢性的な頭痛がある

3.めまいや、フワフワ感やフラつきがある

4.ドライアイや、かすみ目などの症状がある

5.吐き気や食欲不振、便秘などの胃腸症状がある

6.疲れやすく、起床時に体が重たい

7.微熱など風邪気味のことが多い

8.寝つきが悪く、夜中に目覚める

9.天候によって体調が変化する

10.やる気がなく、気分が落ち込む

該当する項目が12個(軽症程度)
自分の力で治すことが可能な状態なので、 うつむきの姿勢を改善し、生活習慣を見直すことが重要です。

該当する項目が35個(中程度)
首の筋肉に疲労をためないように心がけ、 改善されない場合は、専門医に相談が必要です。

該当する項目が6個以上(重症)
原因不明の体調不良が続いているようなら、 できるだけ早く、専門医を受診することが重要です。

 

 

5-2.ストレートネックをチェック

現代生活では、誰でもストレートネックになりうる原因を、 もっています。

以下のステップで、 あなたがストレートネックであるかどうかを、簡単にチェックできます。

1.壁に背を向けて、普段の姿勢で立つ

2.かかと→お尻→肩甲骨の順番に、壁につけていく

3.その状態で、後頭部が壁につくかチェック

(つかない場合は、どの程度意識をしたら、壁につくかをチェックする)

4

快眠タイムズ 引用

首が正常な人は、後頭部も自然に壁につきます。

しかし、ストレートネックの人は、 後頭部が壁から離れた状態になります。

そしてその状態が、どの程度意識したら、壁につけられるかで、 さらにストレートネックの症状を、チェックすることができます。

軽度レベル
普通に立っていると、後頭部がわずかにつかないけど、意識して頭を立てれば、わりとすんなり壁につく

中度レベル
普通に立っているとき、後頭部がまったくつかないが、 意識すればなんとか壁につく

重度レベル
頭と首が大きく前に出ていて、 がんばっても後頭部が壁につかない。

(注)ストレートネックは病気ではなく、 骨自体を治すというより、 それにともなう症状を治療していきます。

低周波治療器やマッサージ、生活指導などを用いて、 症状を緩和する治療が、整形外科などで行われます。

 

 

5-3.いびきをチェック

寝ているときのいびきは、自分ではなかなか気付かないものです。

以下のチェック項目が多いほど、いびきをかいている可能性があります。

1.他人に、いびきを指摘されたことがある

2.肥満体型である

3.首が太い

4.朝起きても、疲れが取れていない

5.夜中に、何度も目が覚めてしまう

6.お酒を飲む機会が多く、飲みすぎる

7.朝に目が覚めると、喉が渇いている

8.日中の眠気がひどく、集中力がない

9.ストレスを溜めやすい

10.鼻の疾患や、喉の疾患を抱えている

11.下あごが小さい

(スマートフォンなどを使って、 いびきを録音するという方法や、アプリも出ていますので、 使ってみるのも一案です)

 

 

5-4.口呼吸をチェック

次に、口呼吸であるかどうかチェックします。

チェック項目に、1つでも該当する場合は、 口呼吸である可能性があります。

1.いつも口を開けている

2.口を閉じるとアゴに梅干し状のシワができる

3.食べるときにクチャクチャと音を立てる

4.朝起きたときに喉がヒリヒリする

5.唇がよく乾く

6.いびきや歯ぎしりがある

7.口臭が強い

8.タバコを吸っている

9.激しい運動をしている

 

 

 

6.具体的な解決策

普段、意識していない姿勢や過度なストレス、 枕の不具合によって首コリが発生し、 その結果、気道が狭まり、いびきへと繋がってしまいます。

首コリといびきを同時に解消する方法として 6つのステップを順番にご紹介していきます。

6-1.首コリを解消する

首を温める

首には太い血管が通り、 たくさんの神経が集まっています。

まして首は、温度変化の影響を受けやすい部位で、 首を温めることは、身体を温め、さらに血管を拡張させて、 血液の流れが良くなります。

すると筋肉の緊張がゆるみ、首コリを改善していきます。

首を温める方法としてご紹介するのが、 経済的で効果的な、蒸しタオルを使って首を温める方法です。

1.少し熱めのお湯42~44℃で、タオルを濡らし絞ります。
(水で濡らし絞ったタオルにラップをかけて、レンジで30秒~1分でも結構です)

2.リラックスした状態で、蒸しタオルを首の後ろに当てます

3.タオルが冷えたら再度、温めます

3回~5回ほど繰り返し首を温めることが、ポイントです。

また眼精疲労によっても、 首コリや自律神経のバランスを崩してしまいますので、 目元も共に温めることで、さらに効果が期待できます。

555体操を活用する

東京脳神経センターの松井医師が考案した、 首の筋肉のこりを防ぎ、自律神経のバランスを整える、 555という体操があります。

この体操を朝晩2回おこなうことが、 効果的だと言われています。

5

 

6-2.姿勢を整える

スマホの姿勢

予防策として有効なのが、 やはりスマホを操作する時の姿勢です。

過度のうつむきの状態に注意して、 首になるべく負担をかけない姿勢が重要です。

その対策としてご紹介するのが、 スマホを操作する時の、姿勢の工夫です。

まず、スマホ操作する側のワキの下に、 反対側の空いた手を入れることです。

すると、スマホをのぞき込むことを、 カンタンに回避することができます。

アゴに意識を向ける

パソコンの画面と向き合うデスクワークでは、 ついついアゴが上がり、頭が前に出る姿になります。

この姿勢は、首コリをさらに悪化させる原因にもなります。

なので、アゴを引くことに意識を向けると、 頭の位置が後ろに下がり、 上半身の骨で頭を支えることができ、 首の負担を軽減することができます。

(また、長時間デスクワークをしている場合は、 15分間隔で首のうしろに両手をあて、30秒間頭をうしろに倒して、 首の筋肉をゆるめるだけでも、首コリ解消に効果があります)

 

 

6-3.自律神経を整える

自律神経は、自分の意思ではコントロールできない… と思われますが、 唯一、呼吸法によって、 自律神経をコントロールすることができます。

自律神経は、息を吸うときは交感神経が働き、 息を吐くときに副交感神経が働く、というシステムになっています。

このシステムを利用して呼吸をすることで、 自律神経のバランスを、整えることができます。

呼吸法

自律神経を整える呼吸は、 丹田を意識して行う、深い呼吸のことで、丹田とは、へその下5cmのところにあるツボのことです。

丹田を意識した呼吸法は、 イスに座ったまま行うことができます。

6

インナーマッスル腹筋でシェイプアップ 引用

1.まず足を肩幅に開いて姿勢を正し、手をひざの上に置いて、肩の力を抜けば準備完了です。

2.上半身が伸び上がるように、鼻から自然に息を吸います。

3.背筋を伸ばし、丹田を意識して鼻から息をゆっくり吐きながら、 体を30度~40度くらいまでゆっくりと前方に傾ける。
(上半身を骨盤に落とすイメージで軽く前傾)

4.体が30~40度ぐらいの所で姿勢を止め、肛門の筋肉を締める。

5.10秒くらいでゆっくりと息を吸いながら、元の姿勢に戻す

これを3回繰り返、3回目は息を吐き切ります。これらを4セット行います。

丹田は昔から生命の源が宿る場所と言われ、 丹田を意識した呼吸は、カラダの隅々まで、空気を送り込むことができます。

自律神経のバランスを整えるだけでなく、 身体全体の機能をも向上させることができます。

 

 

6-4.口呼吸を治す

鼻呼吸

首コリから起こる口呼吸は、日常だけでなく、 寝るときも口呼吸をしている可能性があります。

鼻呼吸で知られる、みらいクリニックの今井一彰院長は、 鼻呼吸を習慣化するための方法として、 以下のことを薦めています。

1.夜寝るときは、サージカルテープを口に貼る

2.食事のとき、片方だけで噛むのをやめ、左右のあごを均等に使って食べる

3.ガムやグミを噛んで、咀嚼筋(そしゃくきん)を鍛える (サージカルテープとは、ガーゼや包帯などを止める時に使用するテープのこと)

口周りの筋肉を鍛える

また、口をしっかり閉じて、口呼吸を防止するためには、 口周りの口輪筋や咀嚼筋、舌筋などを鍛えることが、効果的です。

その方法として効果的な方法が、あいうべ体操です。

下記の4つの動作を、順にくり返すことで、口周りの筋肉を鍛えることができます。

(声は出しても出さなくてもかまいません)

7

いびき防止NAVI-

1.あー、と口を大きく開く

2.いー、と口を大きく横に広げる

3.うー、と口を強く前に突き出す

4.ベー、と舌を突き出して下に伸ばす

1〜4を1、1日30セットを目安に毎日続けます。

(注)顎関節症(がくかんせつしょう)やアゴを開けると痛む場合は、回数を減らすか、2と3だけを繰り返しすことで、関節に負担がかかりません。

舌の位置を正す

さらに口呼吸は、舌の位置も重要とされています。
舌の筋力が弱っていると、 低位舌(ていいぜつ)という 舌が垂れ下がった状態になります。

舌は上アゴの前歯手前につけておくのが、正しい位置とされ、その位置に舌を置くことで、 鼻呼吸がしやすくなります。

しかし口呼吸の場合は、舌の位置が低くなり、 下前歯の裏側を押している状態になっています。

なので、日常的にあいうべ体操で舌の筋肉を鍛え、下記のように、舌の位置を常に正しい位置になるよう 意識することが大切です。

 

8

顔プロ 引用

 

 

6-5.枕の高さを調整する

首の骨(頸椎けいつい)には7つの骨があり、 その骨と骨の間は、つい間板と呼ばれています。

そして、そのつい間板は、 頭や肩、腕などに神経が伸びています。

ですが、枕の高さによって、 睡眠時に十分、首が休まってない状態では、 首の筋肉が緊張し、神経を圧迫させてしまいます。

しかし、人それぞれ体型や首の長さによって、 最適な枕はさまざまで、一概に高さだけではなく、 枕によって理想的な寝姿勢がとれるかどうか、 がポイントとされています。

理想的な姿勢

あお向けに寝ると、 舌がのどに落ちて、気道を圧迫させてしまいます。

また、横向きに寝る場合は、 肩や腰に負担がかかると言われています。

しかし、あお向けや横向きのどちらにしても、 カラダに負担がない姿勢を保つことが、最も重要です。

首の骨(頸椎けいつい)のカーブは、 仰向けで寝た時には、上に向かって優しく湾曲した状態で、 横向きで寝た時には、水平になっている状態が、理想的な姿勢です。

その理想的な姿勢を保つためには、 首の筋肉や神経が、休まる首の角度に注意する必要があります。

首の角度

整形外科医の研究では、首に負担がなく、 最もリラックスできる首の角度は、 およそ15度だと報告されています。

その研究では、3次元CTという装置で、 首の骨の正確な形を調べ、 その角度が変わると、 つい間板にどのような力が加わるかを、解析しました。

そしてその結果、 最も首に負担がなく、リラックスできる状態は、 およそ15度だと判明されたといいます。

枕の作りかた

準備するものは、2つあります。

かための座布団(厚さ3~4センチ程の、使い古して中綿が硬くなったもの)

バスタオルまたはタオルケット(幅50センチ以上)

 

1.まずタオルの端をそろえて、に折りたたみ、座布団の上に乗せる。(座布団の端とタオルの端を直角にする)

2.次に枕をしっかり肩口に当てた状態で、ヒザを立て、 右手で左肩を、左手で右肩を持つように、腕を胸の前でクロスに組みます。

3.そしてヒザを片側に倒し、横向き寝の状態になります。 (肩の力を抜いて、ラクに枕に頭をあずける状態にする)

4.顔の中心を通って胸元へ抜ける線が、ほぼ一直線になり、 布団の面に平行になるようにタオルを抜き差しして、高さを調節する。

9

NHK ためしてガッテン 引用

5.高さが決まったら、再び仰向けになると、 自然に首の角度は、最も休まるおよそ15度になっています。

 

 

6-6.食事で血行を促進する

首コリの改善は、姿勢を整えることが重要ですが、 血液の流れが悪い場合は、食事からも改善する必要があります。

血流を改善する食材は、多くありますが、 首コリの治療食でも推奨されている、 3つの栄養素をご紹介します。

DHAEPA

血流を良くする働きと、脳や神経の機能を維持することから、 首コリの改善に適した食材と言われています。

あじ、さば、さんま、いわしなどの青背魚やサーモンなど

ビタミンB

DHAやEPAと一緒に摂取すると、相互作用で脳や神経、筋肉などを、 健康に保つ効果が期待されています。

豚肉、大豆製品、キノコ類、ナッツ類など

緑黄色野菜

DHAやEPAは、カラダに必要な脂肪分ですが、酸化しやすいのが難点です。

ですので、酸化を防止するβカロテンが多く含まれる 緑黄色野菜を一緒に摂取すると、 さらに、DHAやEPAの吸収が良くなります。

ニンジン、ホウレン草、トマト、ピーマン、ブロッコリーなど

 

 

 

 7.まとめ

単に首こりやいびきといっても、 人それぞれ原因や症状が異なります。

なので、まずそれぞれの原因を突き止め、 原因を取り除くことが先決です。

しかし、原因がわからない時はどうしても、 自己判断に任せてしまいがちになります。

自己判断によって間違った治療をおこなうと、 逆に症状が悪化することもあります。

なかなか症状が治らないと悩み抱える場合には、 もちろん整形外科などの、専門医の診察を受けることも必要です。

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