もしかして病気の前兆?!油断できない耳鳴りのタイプと対処法

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あなたは、こんな耳鳴りの悩みはありませんか。

・一度気になると耳鳴りが鳴り止まない
・だんだん耳鳴りの音が大きくなっている気がする
・不快な音にストレスが溜まる

そして、耳鳴りが頭から離れずストレスも膨れ上がり、 これは何か病気の前兆なんじゃないかと、 悩むようになっているかもしれません。

一体この耳鳴りはどうすれば治るのでしょうか。

それは、耳鳴りの原因を知ることです。

もしかしたら、耳鳴りを感じ始めた頃は、 耳鳴りくらい気にしなくても大丈夫とか、 年齢的なものだと考えていたかもしれません。

しかし、耳鳴りには、 病気の前兆を知らせるという役割があります。

あなたの耳鳴りも、 体に起きている不調を知らせるサインかもしれません。

このサインを見逃さず対処する事が、 耳鳴りから解放されるために必要です。

そこで今回は、 耳鳴りの種類から考えられる病気と、 今すぐできる対処方法を詳しくご紹介します。

 

目次

  1. 耳鳴りは病気の前兆?!
  2. 前兆を見逃さない!耳鳴りの症状と3つの原因
  3. 「キーン」「ブーン」「ボーン」は耳の病気の前兆
  4. 「ザッザッ」「ザーザー」「ジャージャー」は脳の病気の前兆
  5. 「ドンドン」「ボコボコ」「ジャンジャン」はストレスや筋肉けいれんの前兆
  6. 今すぐできる耳鳴り対処法
  7. 耳鳴りは何科に受診すればいいの?
  8. まとめ

 

 

1.耳鳴りは病気の前兆?!

一般的に言われる耳鳴りとは、 自分自身にしか聞こえない不快な雑音のことを言います。

つまり、どれだけ言葉で説明しても、 他人にはなかなか理解できないものです。

キーンとするとかセミの鳴くような音がすると言っても、 周りの人には全く聞こえていないのです。

では、なぜあなたにしか聞こえないのでしょうか。

それは、体から異常を知らせる危険信号だからです。

私たちの周りには数え切れないほどの音があります。

人の話し声、テレビの音、車の音、 お湯が沸く音、風の音、鳥や虫の声…

こうして考えて見ると、 たくさんの音の中で生活をしている事がわかります。

そして、普段の生活では、 これらすべての音を認識していないことにも気付きます。

例えば家族や友人と、 飲食店に入った時のことを思い出してみてください。

お店の中には、他のお客さんたちの会話、 店員さんの挨拶、厨房で料理をする音、店のBGMなど、 たくさんの音であふれています。

しかし、家族や友人と話をしていると、 これらの音は耳に入らず、 自分たちの会話だけに集中しています。

隣の席の会話も全く耳に入りません。

しかし、何かのきっかけで、 隣の席の会話が気になるとどうでしょうか。

数秒前まで全く耳に入っていなかったはずの隣の会話が、 どんどん耳に入ってきます。

なぜこのような事が起こるのでしょうか?

それは、私たちは身の回りに溢れる音の中から、 必要なものを無意識に選択しているからです。

では、耳鳴りの場合はどうでしょうか。

周りに溢れる音を遮って、 不快な耳鳴りばかり聞こえるようになります。

あなたが意識していなくても、 体はその耳鳴りにどうしても反応してしまうのです。

なぜなら、その耳鳴りは体からの危険信号であり、 周りに溢れる音を遮ってでも、 あなたにその危険を知らせようとしているからです。

 

 

 

2.前兆を見逃さない!耳鳴りの症状と3つの原因

耳鳴りは病気の前兆である可能性だけではなく、 普段の生活にも問題を起こします。

耳鳴りが生活に与える悪影響を調べた調査があります。

この結果から、耳鳴りの無い人と比較して、 次のような問題が起きていることがわかりました。

・イライラしたり怒りっぽくなる
・不安を感じたり抑うつになる
・やる気や活力を失ってしまう
・集中力が低下して仕事や勉強ができない
・静かな夜は耳鳴りが気になり眠れない
・耳鳴りのせいで会話が聞き取れない

つまり、耳鳴りは肉体的な問題だけではなく、 大きな精神的ストレスも与え、 快適だった日常的生活が一変する原因となるのです。

では、なぜ耳鳴りが起こるのでしょうか。

その原因は次の3つに分かれます。

・耳の病気が原因の耳鳴り
・脳の病気が原因の耳鳴り
・精神的なストレスや筋肉が原因の耳鳴り

つまり、耳鳴りが生じるということは、 耳や脳の病気を警告する体からのサインや、 精神的なストレスに対する危険信号を出しているのです。

 

 

 

 

3.「キーン」「ブーン」「ボーン」は耳の病気の前兆

耳の病気が原因で起こる耳鳴りには、 めまいや難聴を伴うことが多いという特徴があります。

なぜなら音を聞く部位と、 平衡感覚を調節する部位が、 耳の中で隣り合っているからです。

音を聞く機能は蝸牛(かぎゅう)にあります。

そして、平衡感覚を調節する機能は、 三半規管(さんはんきかん)や耳石器(じせきき)にあります。

これらは下の図のように、 耳の一番奥の内耳(ないじ)という場所で隣接するため、 耳鳴りや難聴という聴覚の異常と、 平衡感覚の異常が同時に現れやすいのです。

1
(出典:日本橋大河原クリニックhttp://www.ohkawara-clinic.com/column/shikumi.html

この内耳に異常が起こると、 次のような耳閉塞感(じへいそくかん)と言われる、 耳のふさがったような症状が出ることもあります。

・耳に水が入っているような感じ
・耳がボーンとしたような感じ
・膜が張ったような感じ

このような耳の病気が原因となる耳鳴りには、 次のような病気が考えられます。

・メニエール病気
・外リンパ瘻(ろう)
・内耳炎
・ラムゼイ・ハント症候群
・突発性難聴
・急性音響性難聴
・老人性難聴

さらに内耳以外にも、 耳の外側の外耳(がいじ)や、 中間部分の中耳(ちゅうじ)の病気でも耳鳴りが起きます。

このような場合には、 「キーン」「ピー」「ブーン」「ボーン」という耳鳴りがします。

 

 

 

 

4.「ザッザッ」「ザーザー」「ジャージャー」は脳の病気の前兆

脳や脳の血管の病気でも耳鳴りが起こることがあります。

この場合には、吐き気や冷や汗などの、 自律神経症状が伴うことがあります。

その他、手足のしびれやろれつ不良、 意識障害と言われる神経症状が見られることもあります。

脳が原因となる耳鳴りには、 次のような病気の可能性性があります。

・聴神経腫瘍
・脳梗塞
・脳出血、くも膜下出血
・脳動脈奇形

特に、脳の血管が原因となる耳鳴りの場合には、 耳鳴りが脈拍と同じリズムで鳴るという特徴があります。

このような場合には、 「ザッザッ」「ザーザー」「ジャージャー」という耳鳴りがします。

 

 

 

 

5.「ドンドン」「ボコボコ」「ジャンジャン」はストレスや筋肉けいれんの前兆

耳鳴りには、 病院を受診しても原因不明なものがあります。

その中の一つがストレスによる耳鳴りです。

ストレスによって脈拍や血圧が上昇し、 血流の異常が続くことで耳鳴りが起こるとも言われます。

また、ストレスが続くことで、 自律神経失調症と言われる状態となり、 耳鳴りが生じるとも言われます。

このように耳鳴りが起こる原因には、 耳や脳の病気だけではなく、 ストレスも関係しているのです。

ここまでの話を聞くと、 何か重大な病気が隠れているんじゃないか、 ストレスでうつ病になったのかと、 不安になった人もいるかもしれません。

確かに、耳鳴りが生じているのは、 何か原因があるからです。

重大な病気の場合もあります。

しかし、以外にも筋肉が原因ということもあるのです。

つまり、耳の中にある小さな筋肉が、 ピクピクと痙攣(けいれん)することでも耳鳴りが生じるのです。

その場合、脈拍のテンポよりも2倍くらいの速さで、 「ドンドン」「ボコボコ」「ジャンジャン」「カチカチッ」と規則的に鳴ります。

このように、耳鳴りは様々な病気の前兆である可能性があり、 耳鳴りぐらい大丈夫と油断はできません。

しかし、必ずしも重大な病気だけでは無く、 ストレスや筋肉が原因の場合もあります。

大切なことは、 意識すればするほど気になってしまう、 耳鳴りの悪循環に陥る前に対処することです。

耳鳴りを起こす病気をまとめると、 次の表のようになります。

耳の病気 内耳 メニエール病、突発性難聴、騒音性難聴、音響外傷、内耳性難聴、老人性難聴、ラムゼイ・ハント症候群
中耳 耳管狭窄症、耳管開放症、滲出性中耳炎、鼓膜穿孔、急性・慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳小骨離断、耳硬化症、鼓室硬化症、中耳奇形
外耳 耳垢塞栓、外耳道炎、外耳道狭窄、外耳道異物
脳の病気 聴神経腫瘍、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
その他 精神的ストレス、筋肉のけいれん、更年期障害

 

 

 

 

6.今すぐできる耳鳴り対処法

ここまでお伝えしたように、 耳鳴りは様々な病気の前兆かもしれまんせ。

そのため、まずは耳鼻咽喉科を受診して、 詳しい検査や診断が必要になります。

特に次のような症状が見られる場合には、 すぐに病院を受診しましょう。

・突然、難聴や耳鳴りが起きた
・頑固な耳鳴りと頭痛がある
・バランス感覚の異常が続いてふらつく
・激しいめまいが起こる
・めまいの発作を繰り返す
・めまいに意識消失や手足のしびれを伴う

このような症状がなくても、 一度、耳鼻咽喉科の受診をおすすめしますが、 今感じている不快な耳鳴りを解消したい場合には、 音響療法というものがあります。

この方法は、 耳鳴りに苦しむ患者さんの70〜80%に、 症状の改善が見られたという研究もあります。

音響療法とは、 耳鳴り以外の音を聞くことで、 耳鳴りが気にならないようにする方法です。

具体的には次のように行います。


・ステップ1
:音源を用意する

まずは音響療法に使う音源を用意します。

音響療法用のCDの販売などもありますが、 普段よく聞いている好きな音楽でも構いません。

もし思いつく音源がなければ、 音響療法でも使われるものを、 YouTubeなどを利用して次のように検索してください。

「耳鳴り ホワイトノイズ」 「耳鳴り ピンクノイズ」 「耳鳴り 自然音」

 

・ステップ2:音量を調節する

音源を用意する事ができたら、 次に音量を調節します。

ポイントは、 耳鳴りが聞こえなくなる最小の音量にする事です。

音量を上げれば耳鳴りはかき消されますが、 大きすぎる音は難聴の原因となり、 逆効果になってしまいます。

また、イヤホンを使って音源を聞くこともおすすめです。

 

・ステップ3:1日20分から始める

まずは、20分間聞き流してみましょう。

ポータブルオーディオプレーヤーや、 スマートフォンを利用すれば、 いつでも取り組む事ができます。

また、補聴器メーカーが開発した、 音響療法のアプリがあります。

音源の音量や音域、 種類を簡単に調節できます。

下記のスターキージャパンのホームページより、 ダウンロードする事ができます。
https://www.starkeyjp.com/news/2015/10/apps-starkey-relax

 

 

 

 

7.耳鳴りは何科に受診すればいいの?

耳鳴りには、高音や低音のもの、 1種類の音だけのものから、 複数の音が混ざり合った耳鳴りもあります。

このような耳鳴りの音の性質は、 聴力検査や耳鳴り検査で調べる事ができます。

しかし、耳鳴りの性質から、 そこに隠れた病気を特定することはできません。

そのため、問診や耳の検査、 その他に伴う症状から判断して、 耳鳴りの原因を見つけていきます。

その中には、 特別な治療が必要ないものもあります。

しかし、ここまでご紹介してきたように、 耳鳴りの中には重大な病気が隠れている場合もあります。

これらを正しく判断するためには、 詳しい検査が必要です。

そのためには耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

 

 

 

 

8.まとめ

ただの耳鳴りだからと油断はできません。

不快な耳鳴りの音は、 肉体的な苦痛だけではなく、 精神的なストレスにも悪影響を与えます。

耳鳴りのせいで、 仕事や勉強、趣味活動だけでなく、 ごく当たり前の日常生活にも支障をきたします。

例えば不眠症やうつ病です。

さらに、耳鳴りは耳の病気だけではなく、 脳の病気の前兆である可能性もあります。

つまり、耳鳴りは無視できない、 体からの異常を知らせる危険信号なのです。

この前兆を見逃さず、 快適な生活を取り戻しましょう。

ぜひ今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

 


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