脱肩こり!快眠のための賢い枕選び10ケ条

manbob86 / Pixabay

朝、起きたときに一番肩が痛い、 肩がこっているということはありませんか?

これらの症状は枕が原因になっている事が十分に考えられます。

「人生の3分の1は眠りの時間」と言われていますが、 一生ではどのくらいの時間になるかご存知ですか?

1日8時間×365日×人生89年=233,600時間 (27年も眠りの時間です)

仮にこの先10年だけ見ても 約3万時間も眠り、 3,650回の寝起きをするのです。

合わない枕をしたまま こんなに長い時間眠っていたら・・・ と想像するとちょっと怖いですね。

まずは肩こりが起こる原因や 枕と肩こりの関係を明らかにし、 肩こりにならないための 正しい枕選びのポイントを専門家に聞きました。

 

 

 

1.肩こりはなぜおきるの?

はじめに肩こりのメカニズムを確認しておきましょう。

「肩こりは、首や肩周りの筋肉の緊張などによって 血流が悪化し、筋肉に疲労物質がたまって 固くなるのが主な原因です。

体に合っていない枕の影響で 頚椎の異状があり、頚椎神経の緊張が 首や肩の筋肉の緊張を引き起こすこともあります」 (栄町整骨院 横山泰光院長)

なるほど、肩こりのしくみはそういうことなのですね。

 

 

 

2.肩こりを悪化させているのは枕のせいかも?

肩こりのしくみがわかったところで、 肩こりと枕の関係を確認していきましょう。

「特に夜眠るときは何ともなかったのに、 朝起きると首や肩など身体に痛みを感じる場合は 枕が原因の可能性が高いと思われます。」と話すのは、 日本睡眠科学研究所認定スリープアドバイザー兼ピローアドバイザー 快眠生活研究会代表/日本睡眠環境学会・会員で ふとんのヨネタ店長 米田創(はじめ)さん。

体に合っていない枕について教えてもらいました。

あなたが今使っている枕はどうですか?
チェックしてみましょう。

【こんな枕はNG】

・高すぎる枕

最近では、寝ながらスマートフォンを見たり、テレビを見たりする方が多く、 そんなときには、高い枕が便利なのですが、 長時間そのような状態を続けていると、 首から肩にかけての血行が悪くなり、 首の筋肉が疲れるのでよくありません。

また、肩こりはもちろんのこと、 あごを引く姿勢によって、軌道が狭くなり、 呼吸がしにくくなります。

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高すぎる枕の姿勢(出典:ふとんのヨネタ)
http://www.yoneta.jp/article/13160701.html

また首筋に強い当たりを感じるものも良くありません。

顎が上がり、口呼吸になったり、 イビキの原因になることもあります。

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首筋に強い当たりがあり顎が上がってしまう姿勢。(出典:ふとんのヨネタ)
http://www.yoneta.jp/article/13160701.html

 

・低すぎる枕

低すぎる枕は顎が上がって、 首が不安定になるので筋肉が緊張し、 肩こりの原因になることが考えられます。

頭が低くなることで血行の流れが頭部に行きやすくなり、 睡眠が浅くなることもあるので気をつけましょう。

 

・柔らかすぎる枕

枕にとって大切なのは、首を支える部分があるということ。

柔らかすぎる枕は後頭部や首を支えることができません。

私たちは睡眠中であっても、 頭部を守るという機能は働き続けるので、 柔らかい枕で眠れば、頭部を安定させようと、 自然に首や肩周辺の筋肉に力が入った状態になります。

頭が深く沈んでしまうと、あごが上がる姿勢になり、 頭が安定せず、首の筋肉に負荷がかかってしまいます。

また、寝返りをうつ時に、 首がねじれるような姿勢になってしまい、 寝返りもうちにくくなります。

 

・硬すぎる枕

硬すぎる枕は、頭と枕の接触面が、 後頭部の一部のみになってしまう場合があります。

首や頭のつけ根などに沿うように 支えられていない状態です。

そうすると首から肩にかけての筋肉が緊張を強いられるので、 肩がこりやすくなります。

また、硬すぎる枕も寝返りがうちづらいことが考えられるので、 あまりおすすめできません。

 

 

3.体に合う枕選びはココをチェック!

3-1. 理想的な寝姿勢は・・

頭、背中、お尻、踵が壁に付く状態で立ち、 自然に近い背骨のラインを保つ姿勢。

寝姿勢も、この自然に立っているときと、 同じ姿勢が理想です。

 

3-2. 首の自然なカーブを維持できるもの

横から見るとわかりやすいのですが、 頭から首、背中にかけて、私たちの体はカーブを描いています。

首の自然なカーブを維持できるような枕を選ぶことが大切です。

個人差はありますが、 自分の握りこぶしを置いたくらいの高さが目安です。
(栄町整骨院:横山泰光院長)

 

3-3. 調整機能のあるもの

頭を乗せるとその重さで形が変わったりして調整機能のある枕で 厚みが10㎝以内のものが良いでしょう。

自分の頭の重さで単に枕が、 沈むだけのものはおすすめしません。

首や肩に負担のかかりにくい正しい寝姿勢を保てるものが理想です。
(ふとんのヨネタ 米田創店長)

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理想的な寝姿勢(出典:ふとんのヨネタ)
http://www.yoneta.jp/article/13160701.html

 

3-4. 仰向け・横向きの両方に対応できるもの

一般的な枕で多いのが、仰向け寝、または、横向き寝の時に どちらかはまあまあ合っているが どちらかは全然合っていないというケースです。

頚椎のためには、仰向けに寝るのが良いと言われますが、 中には、腰痛があったり、

睡眠時無呼吸症候群などで 横向きに寝た方が楽だという人もいるでしょう。

仰向けだけの一定の姿勢を保つよりも 血液やホルモンの流れを良くしたり、 体の歪みの矯正のためにも 寝返りをした方が良いという意見もあります。

仰向け・横向きのどちらかに偏らないバランスの良い寝姿勢がとれる構造で 調整ができる枕が理想的です。
(ふとんのヨネタ:米田創店長)

 

3-5. 横向き寝の正しい姿勢

横向きに寝た時に、 首と肩の角度が90度直角になっている状態が理想です。

額の中心と鼻、首のつけ根を結んだ線が、 ベッドと平行になるのが良いでしょう。

特に横向き寝の場合、枕が低すぎると、 肩を圧迫した状態になり、 血が通いにくい事によって痛みやしびれが出てしまうので注意しましょう。

 

3-6. 理想的な枕の素材

枕の素材にはいろいろなものがあります。

見た目や手触り、 過去の自分の経験をもとにした好みなどで 選んでいる方が多いと思います。

専門家はどのような基準で選ぶのでしょうか?

素材選びのポイントは、「通気性、適度な硬さ、調整機能、衛生面です。」
(ふとんのヨネタ:米田創店長)

・羽毛:通気性があるが、やわらかすぎる。水洗いができない。

・そば殻:通気性があり、適度な硬さがあるが、調整機能がなく、水洗いができない。

・低反発ウレタン:クッション性に優れ、フィット感があるが、 15℃以下になると硬くなり、通気性が悪いため夏はムレやすい。水洗いができない。

・綿:吸湿性があるため汗を吸収し、適度な弾力性もある。
しかし、通気性が悪いため夏はムレやすく、使っているうちに弾力性がなくなってくる。
水洗いができない。

・パイプ:通気性が良く、耐久性にも優れている。
水洗いができる。
枕内でパーツに分けて高さの調整ができ、安定感がある。
寝返りを打つとガサガサと音が出る。

 

 

4.まとめ

肩こりの原因は、首や肩周りの筋肉の緊張などによって、 血流が悪化し、筋肉に疲労物質がたまって、 固くなることからおきています。

夜眠るときは何ともなかったのに、 朝起きると首や肩など身体に痛みを感じる場合は、 枕が原因の可能性が高いと考えられます。

あなたが今使っている枕は、 高すぎたり低すぎたり、 柔らかすぎたり、固すぎたりしていないでしょうか?

肩こりの原因にならないような 体に合った枕選びのポイントは、 首がカーブを描いて自然に立っている姿勢と 同じ状態を寝姿勢を保てること。

仰向けはもちろん、 横向きでも額の中心と鼻、首のつけ根を結んだ線が ベッドと平行になるような寝姿勢が保てる 調整機能のある枕が良いでしょう。

素材は、通気性、適度な硬さ、調整機能、衛生面に優れた ビーズが適していると考えられます。

しかしながら、自分ひとりで枕を合わせるのは非常に難しいので、 測定などをしているプロに相談して、 自分にぴったりと合った枕を選びたいものですね。

 

 

 

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