避けられないストレスによる吐き気を解消する6つの方法とは?

MasimbaTinasheMadondo / Pixabay

現代人にストレスは避けられないものになっています。

仕事をしていると取引先や職場の人間関係が上手くいかずに悩んだり、残業や休日出勤などで忙しくて休む時間が取れないなど、 ストレスを感じる状況はたくさんあります。

あまりに強くストレスを感じている状況が続いてしまうと、例えば、パソコンの画面を見ているとき、食事をしているとき、 イライラしていたり、不安や緊張している場面などで 気分が悪くなって吐き気をもよおしてしまう事はありませんでしょうか?

身体的、精神的にも疲れが溜まってしまい限界が来てしまうと、 体は吐き気・嘔吐、目眩、頭痛、下痢、腹痛などの 心身の不調を引き起こします。

これらを放っておくと、 やがて深刻な病気につながることも 少なくありません。

しかし、現代社会でストレスを 完全に感じないようにすることはできません。

なので、ストレスを失くすのではなく減らそうとする意識が大事です。

そこで、 今回はストレスが引き起こす身体症状の中でも、 吐き気について、起こるメカニズムや解消法を 詳しく解説していきます。

 

 

1.吐気とは?

吐気とは、みぞおちから胸のあたりの腹部上部のムカムカする不快感で胃の中の物を 吐き出したくなる感覚のことです

嘔気(おうき)、悪心(おしん)ともいいます。


吐き気は、なぜ起こるの?

吐気は脳の嘔吐反射中枢が刺激されると起こります。

体の生理機能のほとんどは脳でコントロールされています。

そのときの状況に応じて脳から末梢の器官や組織に 信号を送り生理機能を調整しているのです。

しかし、ストレスが慢性的に続けば、自律神経に影響が出てしまい、こうした生理機能の調節に問題が生じるのです。

特に胃腸などの消化器官は、 自律神経の影響を強く受けています。

なので、消化管の動きが乱れて、 嘔吐反射中枢が刺激されるケースが最も多いです。

また吐き気は、 さまざまな病気の症状の一部として出ることも多く、 別の症状と一緒に出ている場合は注意が必要です。

 

 

 

2.吐き気だけでなく別の症状が出てる時は注意が必要!

吐気、嘔吐は、頭痛、めまいや腹痛など他の症状が伴うことが多く、 さまざまな原因で起こります。

なかには、単にストレスだけではなく、 重大な合併症であることもありますので、 以下に一緒に起こりやすい症状をまとめてみました。

症状 疑われる病気名
腹痛あり 上腹部 前胸部~みぞおち近辺 マロリー・ワイス症候群特発性食道破裂食道アカラシア逆流性食道炎胃食道逆流症
みぞおち近辺 胃・十二指腸潰瘍急性胃炎慢性胃炎胃アニサキス症胃軸捻転症メネトリエ病急性胃粘膜病変胃肉腫胃がん
右上腹部 胆石症胆道感染症A型急性肝炎肝硬変アルコール性肝障害肝がん
左上腹部 急性膵炎慢性膵炎膵石症膵がん
側腹部・腰部 遊走腎膀胱尿管逆流現象急性腎盂腎炎
下腹部 尿管結石感染性腸炎虚血性大腸炎
右下腹部 虫垂炎
女性 子宮付属器炎骨盤腹膜炎月経困難症
腹部全体 腸閉塞急性上腸間膜動脈閉塞症急性腹膜炎
腹痛なし 頭痛あり 意識障害 脳出血くも膜下出血脳静脈・静脈洞閉塞症高血圧性脳症髄膜炎・脳炎脳膿瘍脳腫瘍
光や音に過敏 片頭痛
眼痛 緑内障眼精疲労
倦怠感、めまい、動悸 本態性低血圧症
頭痛なし 胸痛 急性心筋梗塞
めまい 突発性難聴内耳炎メニエール病前庭神経炎
腹部膨満感 急性胃拡張胃幽門狭窄症
無尿・乏尿 急性腎不全
むくみ、食欲低下、便秘、下痢 慢性腎不全尿毒症
脱力感、筋力低下、多尿、多飲 低カリウム血症高カリウム血症
口渇、多尿、多飲 糖尿病
過食、拒食 摂食障害
その他 消化管アレルギー食物アレルギー食中毒かぜ症候群全身性エリテマトーデス急性副腎不全ビタミンD過剰症つわり、薬の副作用など

引用元:吐き気、嘔吐がある 病気事典[家庭の医学]- メディカルiタウン
http://medical.itp.ne.jp/byouki/shoujou/hakike/

吐気、嘔吐は自分で病名や原因を特定することは難しい症状ですので、 違和感を感じたら病院を受診しましょう。

でも、どこの病院に行ったらいいのか分からないという方もいると 思いますので、後ほど医療機関について、ご紹介いたします。

 

 

 

3.吐気の原因がストレスであるかどうかの判断基準は?

はっきりした原因がないのに精神的なストレスが原因で、 吐き気をもよおしたり嘔吐を繰り返す症状のことを、 心因性嘔吐症 (神経性嘔吐症)といいます。

ストレスから吐き気がくる場合、症状はストレスの度合いに関わっています。

例えば、自宅でゆっくりとくつろいでリラックスしているときは、 問題がないけれども、会社に出社して仕事をしていると、 はっきり症状が現れてくるといった場合は心理的な要因で、 起こっている可能性が高くなります。

吐き気は、誰にも起こるものです。

しかし、吐き気が日常的に気になっていて、 吐き気から嘔吐になることも頻繁になっているなら、 治療が必要な可能性がありますので、 一度、病院に行って診てもらいましょう。

心因性嘔吐症の診断は、 まず嘔吐の原因となる他の疾患がないか調べます。

具体的には、血液、尿、便などの検査や、 内視鏡、腹部エコー検査などを行います。

そこで、嘔吐の原因となる疾患が、特に見当たらず、 心理的なストレスが関係していると判断された場合に診断されます。

 

4.吐き気の解消法

4-1.マッサージを受ける

ストレスを感じると自律神経のうちの交感神経が優位になり、 体の筋肉が緊張状態になって固くなってしまいます。

すると血行が悪くなって、 体に必要な血液や栄養が届きにくくなるので 体の機能が低下します。

なのでストレッチやマッサージなどで緊張した体をほぐしてもらうのは、 血行がよくなり、副交感神経の働きが高まりリラックスするのに有効です。

 

4-2.吐き気に効果のあるツボを押す

マッサージに行く時間が取れないときには、 自分でできるツボ押しはオススメの方法です。

今回は、自分でも簡単に押せるツボをご紹介します。

内関…手のひら側の手首を曲げたときに出来るシワから、指3本分の所にあります。

手首中央にある腱と腱の間にあります。

精神状態を安定させる作用や動悸や胸脇部の痛み、 胃痛、悪心 嘔吐などに効果があります。

また、乗り物酔いの吐き気の予防にも使います。

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引用元:嘔吐・吐き気を抑える「即効性ツボ位置」5選!乗り物酔いにも効果的♪
https://latte.la/column

 

関衝…薬指の爪の付け根の角にあります。左右どちらでも構いませんが、痛みが強く感じる方を押しましょう。

めまいや吐き気を抑える特効穴です。

また頭痛や咽喉部の痛みや腫れ、 突然起こる難聴、熱病などに効果があります。

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引用元:嘔吐・吐き気を抑える「即効性ツボ位置」5選!乗り物酔いにも効果的♪
https://latte.la/column

4-3.薬を処方してもらう

症状に有効な場合は、ジェイゾロフトなどの抗うつ薬や、 デパスなどの抗不安薬を併用して治療していくことがあります。

また、吐気止めは、薬局で 総合胃腸薬や漢方胃腸薬などの薬が簡単に手に入ります。

しかし、 あくまで症状を一時的に止めているだけの対処療法に過ぎないので、 根本的な改善には、ストレスの原因を解消する必要があります。

4-4.医療機関を受診する

吐き気の度合いや要因によって、 受診すべき診療科が異なってきます。

例えば、
消化器科 食道炎 胃炎 胃潰瘍 虫垂炎
泌尿器科 尿路結石
脳神経外科 クモ膜下出血 脳腫瘍
眼科 緑内障 眼精疲労
耳鼻咽頭科 メニエール病
などです。

吐き気の原因が分かっていれば、その治療を行う診療科になりますが、 自分で分からなければ、複数の診療科が揃う総合病院で診てもらいましょう。

 

4-5.栄養のバランスを考える

ストレスへの抵抗力を高めるためには、 バランスのとれた食事をとることも必要です。

身体にストレスが加わると必要のなる栄養素、 消耗する栄養素があります。

これらの栄養素を普段から積極的にとっておくことで、 ストレスに負けない強い体を作っておくことが出来ます。

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引用元:タニタの健康応援ネット からだカルテ
http://www.karadakarute.jp/tanita/column/columndetail.do?columnId=140

 

4-6.ストレスを解消する方法を身につける

日々の生活の中でストレスを感じないようにするというのは、 難しいので、溜めない、発散するということが大切です。

ここでは、ストレスを解消する方法をいくつかご紹介しますので、 自分にあった解消法を日々の生活の中に取り入れて下さいね。

 

4-6-1.運動して体を動かす

運動は身体の疲労から精神的な疲労の解消まで、 様々な効果があります。

運動をすることによってセロトニンやエンドルフィンが増えます。

セロトニンが減少するとは気力が湧かないとか、 やる気がでないと言った鬱病などの精神疾患の原因になります。

またエンドルフィンは身体の痛みを少なくする鎮痛作用や、 気分をリラックスさせる効果があります。

運動することによって、これらのホルモンが分泌されるので、 ストレスから生じる疲労感を和らげてくれます。

また運動で体を鍛えることでストレスに負けない強い心も 身につけるがことができます。

4-6-2.物事の捉え方、考え方を変える(認知療法)

ストレスを感じることがあった場合、 その出来事自体は、変えることが出来ません。

しかし、起こってしまった出来事の捉え方や、 解釈の仕方は変えることができます。

たとえ同じ出来事が起こっても、ストレスの感じ方は、 その人の資質が大きく影響するので異なります。

なので、ストレスを感じやすい性格の人は、 第三者の助けをかりることで、 心のストレスを軽くしていく認知療法という、 心理療法を受けてみるのも効果的です。

 

4-6-3.環境を変える

ストレスになっている原因に働きかけたり、避けることによって、 ストレスを失くしたり緩和させる方法です。

例えば、ストレスの原因が、騒音や街灯の光が部屋に入ってきて、 寝れないという場合は、耳栓や防音装置を設置したり、 遮光カーテンをつけるなどして対処します。

病気や体調不良からくる場合は、身体を休めて休養をとったり、 病院で治療を受けたりします。

もし、ストレスになっていることの対処が難しい場合は、 自分自身をストレスのない環境に退避させたり、 拒絶することでストレスを避けましょう。

 

4-6-4.瞑想を取り入れる

瞑想と聞くとなにか難しいように感じるかもしれませんが、 簡単に言うと脳を休める休息法のことです。

脳は体重の2%にもかかわらず、身体が消費するエネルギーの 20%を消費します。

しかも自分では、何もしているつもりはなくても 勝手に働き続けてくれます。

なので脳の休め方を知らないで放っておくと、 どんどん疲れが溜まってくるのです。

そこで、この活動を一時的に止めてくれる瞑想が有効なのです。

近年、海外でもグーグルやインテルなどの企業は、 ストレス対策として瞑想を取り入れるところが増えています。

他にもストレスを解消する方法はたくさんありますので、 自分ならではの方法を見つけましょう。

もし自分が何にストレスを感じているか分からないという方は、 一度、診療内科を受診してみては、どうでしょうか?

医師と一緒に話すことで自分では自覚していなかったストレスに 気づけるかもしれません。

ときには自分を見つめなおす時間を取ることも、 必要なことだと思います。

 

5.まとめ

ストレスを溜め込みすぎると、 精神や身体の健康に深刻な影響がでます。

現代社会でストレスをゼロにすることはできませんが、 うまく対処して減らす工夫をすることはできます。

まず自分が何にストレスを感じていて、 悩ましているのか原因を特定することが大事です。

そして自分ならではのストレス解消法を持って ストレスと上手く付き合っていくことです。

 

 

 

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