耳鳴りの原因は自律神経失調症?ストレスを撃退して耳鳴りを治す方法

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ストレスを撃退することで、 耳鳴りが治ることを知っているでしょうか。

・どこへ行っても治らない
・耳鼻科で検査をしても原因がみつからない
・耳鳴り以外にも体の不調を感じている

こんな場合には、自律神経失調症状が、 耳鳴りの原因となっていることがあります。

自律神経失調症とは、 体を健康に保つバランスが崩れている状態の事で、 その症状の1つに耳鳴りがあります。

では、なぜ自律神経失調症になるのでしょうか。

その原因が積み重なったストレスです。

ただし、ストレスとは目に見えるものでも、 数値化できるものでもないため、 どれだけ耳の検査やCT、MRIで脳の異常を調べても、 見つけることはできません。

つまり、あなたの耳鳴りがいつまでも治らないのは、 この検査では見つける事ができない、 ストレスからくる自律神経失調症だったのかもしれません。

もし、これまで原因不明で治らなかった耳鳴りが、 自律神経失調症の症状だとすれば、 ストレスを解消することで、耳鳴りが治る可能性があるのです。

そして、最近の脳科学では、 ある簡単な方法で、 このストレスを解消できることがわかっています。

そこで今回は、 自律神経失調症が原因となる耳鳴りと、 その改善方法を詳しくお伝えします。

今までどこへ行っても耳鳴りが治らず、その原因すらわからないと悩まれている方は、 ぜひ今回の記事を参考にしてください。

 

 

 

 

 

1.原因不明の耳鳴りは自律神経失調症のせい?

日本人の5人に1人が、耳鳴りを経験したことがあると言います。

そして、そのうち20%の人は、 ひどい耳鳴りに毎日苦痛を感じています。

逆に言えば、多くの人は、 一時的なもので治っているということです。

では、なぜあなたの耳鳴りは、 いつまでも治らないのでしょうか。

それは、原因のわかっている耳鳴りと、 原因不明の耳鳴りの2種類があるからです。

1-1.耳鳴りの種類

耳鳴りには大きく分けると、
他覚的耳鳴り自覚的耳鳴りがあります。

他覚的耳鳴りというのは、 体のどこかに音源がある耳鳴りのことです。

つまり、実際に体のどこかで発生している音を、 自分の耳で感じ取っているということです。

「緊張して心臓がバクバクする」 こんな表現がよくあると思います。

あなたも経験したことがあるかもしれませんが、 緊張する場面では心臓の鼓動が激しくなり、 聴診器を胸に当てなくてもその音が聞こえてきます。

これは、心臓の鼓動が音源となり、 その音が耳まで伝わって聞こえているからです。

もちろん、聴診器を胸に当てれば、 他人にもその音を聞き取ることができます。

このように、体のどこかに音源のある耳鳴りが他覚的耳鳴りです。

緊張状態が解けると心臓の鼓動がおさまり、 バクバクしていた音が聞こえなくなるように、 このタイプは音源を取り除けば耳鳴りが治ります。

一方で、音源がないタイプの耳鳴りがあり、 これを自覚的耳鳴りと言います。

音源となる音がどこにも発生していないのに、 自分だけには聞こえてしまう耳鳴りです。

一般的に言われる耳鳴りとは、 この自覚的耳鳴りのことを言います。

あなたにははっきり聞こえているにも関わらず、 医者にもその音が聞こえないため、 原因不明の耳鳴りと言えます。

 

1-2.原因不明の耳鳴りと自律神経失調症

ほとんどのタイプの耳鳴りは、 原因が分からない自覚的耳鳴りであるため、 病院へ通院しても治らないことがあります。

このような患者さんは400万人にもなると言われ、 他にいい先生がいるんじゃないか、 何か別の治療方法があるんじゃないかと、 何件も病院を回っている患者さんがほとんどです。

しかし、結局どこへ行っても原因すらわからず、 医者からも耳鳴りに慣れるしかない、 と言われてしまう事もあります。

その事を誰かに相談しても、 やはりその耳鳴りは他人には聞こえないため、 理解してもらえない事もあると思います。

その結果、いつまでも治らない耳鳴りのせいで、 イライラしてストレスが溜まり、 不安も膨れ上がっていきます。

さらに、夜も眠れず体調も崩してしまい、 頭から耳鳴りが離れなくなっているのではないでしょうか。

このような悪循環にはまり込むと、 今まで以上に耳鳴りが大きく聞こえるようになったり、 その頻度も増えていきます。

あなたも他人には理解できないほどの、 ストレスを抱えているのではないでしょうか。

耳鳴りはストレスの原因となり、 そのストレスがのせいで、 耳鳴り大きくなったり頻度が増えてしまうのです。

このように、耳鳴りとストレスには、 密接な関係があることがわかります。

そこで注目したいのが、 自律神経失調症と言われる、 主にストレスが原因で起きる病気です。

 

 

 

2.耳鳴りと自律神経失調症の関係とは

・病院へ行っても原因が分からない
・検査をしても異常は見つからない
・ストレスも溜まり体に不調を感じている

こんな耳鳴りの原因は、 ストレスからくる自律神経失調症かもしれません。

2-1.自律神経失調症の原因はストレス

自律神経失調症とは、 いったいどんな病気で、 なぜ耳鳴りの原因となるのでしょうか。

これを知ることができれば、 今まで何をやっても治らなかった耳鳴りを 治すきっかけが見つかります。

まず自律神経についてわかりやすくお伝えします。

私たちの血圧や体温、呼吸や脈拍、内臓の消化機能などは、 意識をしなくても常に一定に保たれるようになっています。

このような生きる上で欠かせない働きをコントロールして、 私たちの体を健康に保っているのが自律神経です。

そして失調とは、 「調子を失う」という字の通り、 バランスが崩れることを言います。

つまり、自律神経失調症とは、 体を健康に保つバランスが崩れた状態のことです。

もう少し具体的にお伝えすると、 自律神経とは興奮とリラックスを切り替える、 スイッチのような役目があります。

例えば、公園のベンチでのんびり座っている時に、 突然、ハチの大軍に襲われそうになったとしたら、 あなたはどうするでしょうか。

おそらく、全力で走り出して逃げると思います。

ハチを見た瞬間に危険を察知すると、 自律神経が興奮のスイッチをオンにして、 心拍数を一気に上げて、筋肉に大量に血液を送り出します。

血液は筋肉が動くためのガソリンであるため、 それまで緩んでいた筋肉に力が入り、 全速力で走り出すことができるのです。

また、ハチから逃げることができると、 自律神経はリラックスのスイッチをオンにして、 脈拍も落ち着き安心できます。

このように、 興奮とリラックスを切り替えるスイッチが、自律神経の役目です。

専門的には、興奮のスイッチを交感(こうかん)神経といい、 リラックスのスイッチを副交感(ふくこうかん)神経といいます。

自律神経とは、この2つのバランスを調節して、 私たちの体を健康に保つ神経のことです。

では、どのようにして、 この自律神経のバランスが崩れてしまうのでしょうか。

例えば先ほどのハチが、まだどこか隠れていて、 いつ襲ってくるか分からない状況だったとしたら、どうでしょうか。

いつでも逃げられるように、 興奮のスイッチをオンに入れたまま、 緊張状態が続きます。

このようなストレス状態が繰り返し続くと、 自律神経のスイッチが壊れて、 リラックス状態に切り替えることができなくなってしまいます。

これが自律神経失調症です。

つまり、ストレスの積み重ねが、 自律神経失調症の原因ということです。

一般的にストレスとは、精神的な負担のことを言いますが、 この場合のストレスとは、 疲労や不規則な生活習慣からくる肉体的なストレスや、 寒い、暑い、うるさいなどの環境的なストレスも含まれます。

 

 

2-2.要注意!自律神経失調症の症状とは

自律神経失調症の症状の1つが耳鳴りです。

ストレスは、耳の中を覗いても、 CTやMRIで頭の中を覗いても見つかりません。

つまり、自律神経失調症が原因の耳鳴りは、 どれだけ検査をしても、原因不明となってしまうことがあるのです。

逆に考えてみると これまで原因不明だった耳鳴りは、 検査では見つからなかった、 自律神経失調症のせいかもしれないのです。

ただし、耳鳴りがするだけでは、 それが自律神経失調症によるものなのかは判断できません。

自律神経失調症の特徴としては、 体を健康に保つバランスが崩れた状態なので、 全身に様々な症状が現れます。

あなたは次のような症状のうち、 いくつ当てはまるものがあるでしょうか。

・頭痛、頭が重い
・目が疲れる、痛い、乾く
・口が渇く、味覚がおかしい
・動悸や息切れがある
・食欲がない
・吐き気や胃もたれがある
・腹痛や便秘がある
・頻尿や残尿感がある
・生理不順がある
・手足のしびれがある
・体がだるい、疲れやすい
・筋肉痛のような痛みがある
・暑くないのに汗をかく
・微熱が続く
・めまいや立ちくらみがする
・冷えやほてりがある
・不安感や憂うつな気分になる
・イライラする
・記憶力や集中力が低下する
・無気力、意欲が低下する
・不眠や日中の眠気がある

 

 

 

3. たった1分でわかる!自律神経失症のセルフチェック

あなたは、仕事や家族、友人関係や経済状況など、 抱えきれないほどのストレスを溜め込んでいないでしょうか。

もしくは気づかないうちに、 ストレスが蓄積しているのかもしれません。

そして、そのストレスが原因で自律神経失調症となり、 あなたを苦しめる耳鳴りが現れているのかもしれません。

そこで、自律神経失調症の可能性があるかどうか、 一度セルフチェックをしてみましょう。

次の身体症状と生活状況ごとの項目のうち、 当てはまるものがいくつあるか確認していきましょう。

・身体症状

□グッタリしたり、なかなか疲れが取れないことがよくある

□胸が締め付けられたり、息苦しくなることがよくある

□心臓がドキドキすることがよくある

□寒くないのに手足がひどく冷たくなったり、しびれや痛みを感じることがある

□胃がムカムカしたり、食欲がなくなることがよくある

□便秘と下痢を繰り返したり、お腹が鳴る、お腹が張ることがよくある

□肩や首のこり、頭痛や頭の重い感じがして憂うつになることがある

□手や脇に汗を多量にかいたり、体がカーッと熱くなることがある

□耳鳴り、立ちくらみ、めまい、のぼせをよく経験する

□皮膚にブツブツや赤みが出たり、かゆくなることがある

 

・生活状態

□家庭・職場・学校など、いつも気にかかる未解決の問題をかかえている

□将来の生活にあせりや不安があり、いつも精神的に不安定な状態にある

□仕事・家事・対人関係などで、いつも精一杯のことをやろうとして、 疲労困憊してしまうことがある

□他人の評価や視線をいつも気にして行動をしている

□他人の意見やテレビ、雑誌の記事などで気持ちが動かされ、影響を受けやすい

□いつも顔を合わせている人に対して気を許すことができず、心の交流が少ない

□職場、学校、家庭など、どうしても自分と相容れない感情的に対立する人がいる

□幼少期より病気がちで、身体的に自信がなく消極的

□気分の浮き沈みが大きい

□毎日の生活にいきいきとした感動がなくなり、 どうして生きているのか自分でも分からないことがある

(引用:村上正人.自律神経失調症の治し方がわかる本.主婦と生活社)

いかがだったでしょうか。

当てはまる項目が身体症状と生活状況のどちらか、 または両方に3つ以上ある場合には、 自律神経失調症の可能性があります。

 

 

 

4.ストレス撃退!自律神失調症からくる耳鳴りを解消する方法

原因不明の耳鳴りは、 自律神経失調症が原因かもしれません。

つまり、自律神経失調症を治せば、 あなたを苦しめる耳鳴りも治る可能性があるのです。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか。

そのポイントはストレスを解消することです。

4-1.ストレスは脳で感じている?

ストレスを解消するには、 自律神経のスイッチを切り替えて、 興奮状態からリラックス状態にすることが必要です。

ただ、そうは言っても、 簡単にストレスを解消することなんてできないと 思われるかもしれません。

では、そもそもストレスとは、 どこで感じているのでしょうか?

ストレスとは心の疲労と言われますが、最近の脳科学の研究では、 心ではなく脳で感じていることがわかっています。

脳の奥には扁桃体(へんとうたい)と言われる部分があります。

脳画像を使った研究によると、 この扁桃体はストレスや不安を感じると、 活発に働くことがわかっています。

つまり、扁桃体にはストレスを察知する働きがあります。

そして、扁桃体がストレスを察知すると、 身を守るために危険信号を送ります。

これが、自律神経の興奮スイッチがオンになると言うことです。

通常は、このスイッチのオンオフを、 前頭葉(ぜんとうよう)と言われる脳の別の部位で調節しています。

しかし、ストレスが積み重なると、 扁桃体が過剰に働くようになってしまい、 常に興奮のスイッチが入ったままの状態となります。

その結果、自律神経のバランスが崩れてしまい、 自律神経失調症になります。

例えるなら、扁桃体は火災報知器のようなものです。

そして火災報知器が壊れて、 いつまでも非常ベルが鳴り続いている状態が、 自律神経失調症です。

このように、 ストレスは脳で感じているのです。

つまり、ストレスを解消するためには 扁桃体の過剰な働きを抑えて、 不必要に鳴り響いている非常ベルを切ることが必要です。

その具体的な方法を次にお伝えします。

脳科学と聞くと、 なんだか難しいように感じるかもしれませんが、 実際に行う方法はとても簡単なので安心してください。

誰でも今すぐにでも始めることができます。

 

 

4-2.今すぐできる!自律神経失調症からくる耳鳴りを解消する方法

今回お伝えするのは、 今すぐにできる呼吸法です。

息を吸って吐くだけです。

これだけ聞くと呼吸なんかでストレスはなくならない、 耳鳴りが治るわけがないと思われるかもしれません。

しかし、今回お伝えする呼吸法は、 ストレス感知器である扁桃体の働きを整えることが、 脳科学の研究で明らかになっています。

つまり、呼吸をすることでストレスが解消され、 自律神経失調症が治るため、 その不快な耳鳴りも治ると言うことです。

実際に、アップルやグーグル、フェイスブックなど、 世界の有名企業でも取り入れられていることからも、 その効果がよくわかります。

今すぐにでもできる方法なので、 早速始めてみましょう。


・ステップ1
:椅子に座る

椅子に座り背筋を軽く伸ばしましょう。

背中は背もたれから離してください。

お腹の力も抜いて、 手は太ももの上に置きましょう。

目は閉じるか、 2メートル先をぼーっと見るようにします。


・ステップ2
:自分の体を意識する

ストレスが多いと、 周りばかりが気になってしまい、 自分の体に意識を向けることができなくなります。

そこで、一度あなた自身の体に目を向けてみてください。

足の裏が床についている感覚はわかりますか?

冷たいですか?床はどんな材質ですか?

椅子の上に乗っているお尻はどうでしょう。

お尻と椅子が触れている部分は、 どんな感覚がありますか?

手と太もも、皮膚と服、 ベルトが締め付ける感じや、 メガネ、指輪、ネックレス、ピアスなど、あなたと触れている感覚はどうでしょうか。

はじめは難しいかもしれませんが、 あまり深く考えず、 あなた自身に触れている物との感覚に、意識を向けてみましょう。

少し慣れてきたら、 足の裏にかかる体重、 背骨にかかる体の重さなどにも、意識を向けてみましょう。


・ステップ3
:呼吸に意識を向ける

今度は呼吸に意識を向けてみましょう。

鼻から入る空気、 呼吸によって動く胸やお腹、 呼吸の長さやタイミングなど、 あなたはどんな呼吸をしているでしょうか。

意識的に深呼吸をする必要はありません。

自然に呼吸をしながら、 その呼吸に目を向けてみてください。


・ステップ4
:雑念が浮かんでもOK

実際に行ってみるとわかるのですが、 呼吸に意識を向けようとしていても、 次々に別のことが頭に浮かぶことがあります。

でも安心してください。

雑念が浮かんでもOKです。

雑念が浮かんだときは、 「今、雑念が浮かんでいるな」と、 気づけばいいのです。

そして、再び呼吸に意識を向けてください。

この呼吸法を、 5分でも10分でもいいので一度行ってみましょう。

呼吸に意識が向いた時、 あなたの耳鳴りはどうなっていたでしょうか。

呼吸法を終えた時、 今まであなたを苦しめた不快な音は、どうなっているでしょうか。

まずは一度試してみてください。

そして、短い時間でも構わないので、 毎日同じ時間、同じ場所でこの呼吸法を続けましょう。

ぜひ、あなた自身の体で、 その変化を感じてみてください。

 

 

 

5.まとめ

・原因不明でいつまでも治らない

・病院で検査をしても異常がない

・イライラやストレスが溜まり、体に不調を感じている

こんな耳鳴りの原因は、 自律神経失調症かもしれません。

自律神経失調症とは、 ストレスが原因となり、 体の健康を保つバランスが崩れた状態のことです。

この自律神経失調症の症状の1つに、耳鳴りがあります。

つまり、あなたの耳鳴りの根本的な原因は、 蓄積されたストレスかもしれないのです。

この場合のストレスとは、精神的な悩みだけではなく、疲労や人間関係、経済状況や環境など、 あなたを取り巻くすべてのものが当てはまります。

そして、このストレスを解消して、 自律神経失調症を治せば、 あなたの耳鳴りも治すことができるのです。

そのために必要なポイントは、 脳や体をしっかりと休めてリラックスすることです。

ただ、そうは言っても、 毎日のように次々とストレスは降りかかり、 心も体も休まる暇がないかもしれません。

ストレスをなくすことは、 簡単なことではないと感じているのではないでしょうか。

しかし、最近の脳科学の研究から、簡単な方法で、ストレスを解消することができるとわかりました。

具体的な方法は、本文中に詳しくお伝えしたとおり、 誰でも簡単に今から始められる方法です。

ぜひ、あなたを苦しめる耳鳴りを治すために、 お役立てください。

 

 

 


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